Glossary

プロジェクト(Project)

プロジェクトフォルダとターゲットフォルダを組みにしたものをプロジェクトと呼びます。プロジェクトの階層構造はプロジェクトフォルダの階層構造とターゲットフォルダの階層構造を重ね合わせたものと考えることができます。

プロジェクトフォルダ(Project Folder)

同期を行う際に基準となるフォルダで、エクスポートする際には同期元、インポートする際には同期先になるため、このように呼びます。通常、プロジェクトフォルダには、ローカルハードディスクドライブ(Cドライブ)上のフォルダ(例:C:\MyDocuments)を指定します。

ターゲットフォルダ(Target Folder)

インポートする際には同期元、エクスポートする際には同期先になるため、このように呼びます。ファイルを持ち運ぶ場合には、MOやフロッピィディスクなどのリムーバブルメディア、バックアップなどの場合にはネットワーク先の共有フォルダ(例:\\GroupServer\MyShare\MyDocuments)や、ローカルハードディスクドライブ上のプロジェクトフォルダと別のフォルダ(例:C:\Backup\MyDocuments)などを指定します。

エクスポート(Export Objects)

プロジェクトフォルダからターゲットフォルダに転送することをエクスポートと呼びます。リムーバブルメディア(MOやフロッピィディスクなど)でファイルを持ち運ぶことを想定した場合には、ハードディスクからリムーバブルメディアへ転送することになります。

インポート(Import Objects)

ターゲットフォルダからプロジェクトフォルダに転送することをインポートと呼びます。リムーバブルメディア(MOやフロッピィディスクなど)でファイルを持ち運ぶことを想定した場合には、リムーバブルメディアからハードディスクへ転送することになります。

同期(Synchronize Objects)

エクスポートとインポートを合わせて同期と呼びます。「同期を実行する」とは、エクスポートもしくはインポートを行うことを示します。

同期元(Synchronize Source)

エクスポートの際はプロジェクトフォルダ、インポートの際にはターゲットフォルダを示します。

同期先(Synchronize Destination)

エクスポートの際はターゲットフォルダ、インポートの際にはプロジェクトフォルダを示します。

NTFS/FATタイムスタンプ誤差補正機能

WindowsNT/2000で利用可能なNTFSファイルシステムはタイムスタンプを100ns(1ns=1/1,000,000,000秒)単位で管理しているのに対し、Windows95/98で採用されているFAT/FAT32ファイルシステムはタイムスタンプを2秒単位で管理しています。そのためNTFS上で編集したファイルをFAT上にコピーすると、タイムスタンプが最大2秒未来に進んでしまう場合があります。

WinSync2000では、原則的にタイムスタンプの古いファイルを新しいファイルに上書きするような同期は行いませんが、画面上で更新状態を判断する際に混乱を招く原因となるため、タイムスタンプのずれが2秒以内であれば、誤差範囲内と認識し特別な表示を行うか、もしくは同一のファイルと同等として扱うことができます。

ペイン(Pane)

Windowsアプリケーションで、ウィンドウ上の区切られた区画をペインと呼びます。WinSync2000では、プロジェクト同期状態表示ペインとファイル同期状態表示ペインの2つのペインがあります。