クロスワード作成支援ソフト『クロス枡造』オンラインマニュアル

インストール

CD-ROMからHDにデータを「語索枡造」フォルダーごとコピーします。
ダウンロード版の場合は、解凍するとフォルダごと展開されます。

Htmlは本体ソフトと関係ないのでコピーしなくてもかまいませんが、
語索.EXEとDicのフォルダは同じフォルダ(セットアップ状態では語索)内に入っていなければなりません。

「語索枡造」フォルダー内のVbrjp200.dllGrid.vbx
WindowsのSystemの中にコピーします。
  隠しファイルが設定してあるとこれらのファイルは表示されません。
  その場合はエクスプローラのファイルのプロパティで
  隠しファイルも表示できるようにして作業して下さい。

起動

「クロス枡造」で使われるのはクロス桝造.EXE・ヒント作成.EXEの2つのファイルです。
それぞれWクリックによって起動します。

画面・ボタン等についての説明

グリッドエディター
●グリッド
起動時のグリッドエディターは2×2マスの空白のグリッドがあります。
  ■デモ版は5×5のグリッドしか扱えません。
文字表示、ナンバー表示、解答表示の3層からなっており、
右の「文字→ナンバー」のボタンで各層のグリッドが表示されます。

●表示用ウィンドウ
右上に表示用のウィンドウがあります。スペルチェックなどの結果が表示されます。
表示内容が多い場合はスライドバーで上下させて下さい。

●入力用のウィンドウ
その下にテキスト入力用のウィンドウがありまそ。ここに単語を打ち込みます。
入力に関しては判定を行なわないので、漢字や英語記号も書き込めます。
ただしそれらの文字を含む検策、スペルチェックは行なわれません。

●ボタン
∨>ボタンによって、テキスト入力用ウィンドウ内の単語をタテ・ヨコに書き込みます。
 1マスに1文字づつあてはめ文字表示グリッドに書き込みます。
□では、指定した1マスに書き込みます。
 このばあい複数文字を1マスに書き込むこともも可能です。
 これも文字表示グリッドに書き込まれます。
黒ボタンでは黒マスを書き込みます(そのマスのみ)。
 シンメトリーが設定してある場合には対称位置にも黒マスが書き込まれます。
 黒マスは3層すべてのグリッドに書き込まれます。
白ボタンでグリッド内の指定された部分がクリアされます。
 (ドラッグによって複数マスの指定が可能です)。
 3層すべてのグリッドをクリアします。

●グリッドの表示(切り替え式)
文字入力グリッド
 初期状態では文字表示グリッドです。上記の入力作業はこの状態で行ないます。
 「解答の設定」「解答の解除」も指定できますが、
 解答となるABC・・・はこの画面から見ることはできません。
ナンバー表示グリッド
 ボタンをおすことによりナンバー表示グリッドに変わります。
 ヒントのナンバーを表示するグリッドです。「ナンバリング」はこの画面でおこないます。
解答表示グリッド
 「解答の設定」「解答の解除」をおこないます。
 解答となるABC・・・をみることはできますが、グリッドの文字は見られません。
 文字をみながらABC・・・を決めたいときは、ツールバーの表示で合成画面を出し、
 それを見ながら作業をするとよいでしょう。
○ナンバリング
ナンバーのグリッドが表示されているときに表示されるボタンです。
グリッド内の黒マスを判定しながらヒント用のナンバリングします。
ナンバーはボタンを押すたびに再度判定しますので、黒マスの増減などの修正をしても、
再度ナンバリングを行なえます。

○解答の設定
文字のグリッド、解答のグリッドが表示されているときに表示されるボタンです。
Aを書き込みたいグリッドにフォーカスをあて、ボタンを押すとAが書き込まれます。
順次BCD・・・とZまで打ち込んでいけます。途中修正はできませんから、
失敗した場合は解答の解除をおこなって、やり直しとなります。
○解答の解除
文字のグリッド、解答のグリッドが表示されているときに表示されるボタンです。
これを押すと解答用のABC・・・すべてが消去されます。

●ツールバー
グリッドエディター上部にファイル・編集・表示・オプション・ヘルプのツールバーがあります。

◎ファイル
ファイルには
新規・開く・上書き保存・名前を付けて保存・グリッド印刷・終了があります。
○新規
新たにクロスワードを作成するときに選択します。
クリックするとグリッドのサイズを指定するウィンドウが開きます。
サイズを指定してOKを押すとそのサイズのグリッドがあらわれます。
指定できるサイズはタテ50、ヨコ100です。(まだそのサイズで最期まで作って
いないので、最終的な確認はとれていません。20×20までいつも作っているのでOKです)
  ■デモ版は5×5、ライト版は12×12のグリッドしか扱えません。
○開く
すでに作成されているファイル、作成中に保存してあるファイルを開けます。
ファイルOPEN用のウィンドウが開き、*.msz(枡造形式)で保存してあるファイルが
表示されます。そのファイル名をWクリックするとファイルが開きます。

○上書き保存
開いたファイル名もしくは先ほど保存したファイル名で上書き保存されます。

○名前を付けて保存
ファイルSAVE用のウィンドウが開き、新たなファイル名で保存できます。
パスを何も指定しないと「桝造」のEXEと同じディレクトリーに作成されます。
(注)FDDのドライブは指定できません。

○MSZ形式で保存
現在作業中のデータをすべて保存できるので、通常この形式で保存します。拡張子は.mszになります。
○ヒントをTEXTで保存
タテのカギ、ヨコのカギのナンバーと単語を.txt形式で保存します。
この形式で保存するとヒント作成.EXEでヒント作成できます。またデータ構造はcsv互換なので、
EXELなど表集計ソフトで開くことも可能です。
○グリッドをTEXTで保存
グリッドの情報を.txt形式で保存します。データ構造はcsv互換なので、
EXELなど表集計ソフトで開くことも可能です。
○グリッド印刷
グリッドを問題用、解答用の2種類でプリントアウトします。
A4プリンタで19×19まで出力できます。
○終了
枡造を終了します。

◎編集
編集には
アンドウがあります。
アンドウ
作業前の状態に戻します。アンドウは1回きりですし、リドウの機能もありません。

◎表示
表示には
語索タテの表示・語索ヨコの表示・解答用合成画面の表示・解答用合成画面の表示
があります。
○語索タテの表示
ボタン×で閉じてしまった場合など、語索タテを表示します。
○語索ヨコの表示
ボタン×で閉じてしまった場合など、語索タテを表示します。
○解答用合成画面の表示
グリッド内の文字・ナンバーの数字・解答のアルファベットを合成した解答用のグリッドが表示されます。
○出題用合成画面の表示
グリッド内のナンバーの数字・解答のアルファベットを合成した出題用のグリッドが表示されます。

◎オプション
オプションには
グリッド数の変更・グリッド表示サイズ・文字の大きさ・シンメトリーの設定
・多重書き込み・スペルチェックがあります。
○グリッド数の変更
ファイル・新規で設定したように、グリッド数を変更できます。
指定した数が現在のグリッドより小さい場合、その部分が切り取られます。
○グリッド表示サイズ
表示されているグリッドの大きさを変更できます。
文字の大きさ
表示されている文字大きさを変更できます。
○シンメトリーの設定
対称型のクロスワードを作る場合、指定した形で対称の黒マスを配置します。
左45°(10時30分)軸対称
右45°(1時30分)軸対称
左右対称・上下対称
上下左右対称
などが設定できます。
○多重書き込み
グリッド内に複数の文字を書き込みます。デフォルトはOFFです。
その場所指定での書き込みでは複数の文字を同一マスに書き込めますが、
ヨコ・タテの書き込みの場合同一マスに1文字しか書き込めません。
例えば、制作中タテのマスに複数の単語の候補があり、その条件に合うヨコ候補を
餞別する場合など、同一マスに複数の候補文字を書き込みたいことがあります。
多重書き込みをONにすると、すでに書き込まれている文字を残して、
新たな文字を書き込めます。
多重書き込みが発生する場合には質問してくるので、
新たな書き換え・多重書き込みについてYES・NO・キャンセルを入力して下さい。

○スペルチェック
グリッドに文字の入力が終わり、ヒントのナンバリングが済んでいると、
スペルチェックが行なえます。未完成グリッドの場合だと空白マスを含む単語については、
正確なスペルチェックは行なわれません。
語索に登録してある単語とのスペルチェックですので多少非力ですが、
検索されなかった文字についてはウィンドウに表示されますので、さらに確認が可能です。

◎ヘルプ
ヘルプには
トピックの検索・バージョン情報
があります。
トピックの検索
現在設定されておりません。
バージョン情報
現在設定されておりません。

枡造用の語索(タテ・ヨコ)

枡造ではタテ用、ヨコ用2種類の語策が起動します。
従来と同じ操作で検索が可能です。
さらにグリッド上のマス目をドラッグを、語索の検索に送り込むことが可能です。
サ○○クなど空白を含んだ部分をドラッグすると、サ**クと判断して語索に送り込みます。さらに自動的に検索され結果が語索画面に表示されます。
検索結果の文字をクリックすると、枡造の書き込みウィンドウに
検索結果の文字をWクリックすると、グリッドに書き込みます。
さらにタテ・ヨコの検索が交差すると、交差している文字が¥と認識されます。

●辞書の編集はできません。
辞書ファイルを書きかえると動作しなくなる場合があります。
その場合は再インストールして辞書ファイルを復帰させてください。

ヒント作成.EXE

ヒント作成.EXEを起動すると、枡造のミニ画面とヒント作成の画面が表示されます。
枡造のミニ画面ではファイルの入出力ができます。
現在*.msz形式の入力ができません。
枡造で.txt形式でSAVEしたヒント用のデータを読み込んで下さい。
現在、グリッド内に文字が出ませんので、ファイルの入出力のための画面程度にお考え下さい。

ヒント作成画面

データを読み込むと、ヒント作成画面のヒント作成グリッドに、
ナンバーと解答となる単語が表示されます。
その横のヒント書き込み欄は空白です。この部分にのみ文字が書き込めます。
右のデータベース表示グリッドもこの状態では空白です。
↑↓ボタンで表示されている部分を上下させたり、タテ・ヨコのヒントを切り替えたりできます。
解答となる単語をクリックすると、登録されているヒント文が右のデータベースウィンドウに
表示されます。初期状態ではなにも登録されていないので、何も無いことが表示されます。
登録された単語がある場合、データベースグリッドのヒント部分をWクリックすることで
左のヒント作成グリッドのヒント書き込み欄にコピーされます。

SAVE
ヒント作成がすんだら、枡造のミニ画面のファイルからSAVEします。

ヒントの辞書への登録
データベースウィンドウへのヒントの登録も、枡造のミニ画面のファイルから行なえます。
名前を付けて保存の辞書登録で今回制作したヒントがデータベースに書き込まれます。
内容の判定は行なっていませんから、同じ文面のヒントを作るとダブって登録されます。
登録されたヒントはhintア.txt〜Hintマヤラワ.txtに保存されます。
それぞれ1000づつ登録できるので、最大6000までのヒントを登録できます。
現在1000以上の登録しようとすると強制終了してしまいます。
これらは.txt形式のファイルですのでワープロで編集可能ですし、データ構造はcsv互換ですから
EXELなど表集計ソフトでの作業も可能です。
ただしヒント作成.EXEはhintア.txt〜Hintマヤラワ.txtのファイルしか読み込まないので、
データベース上で*.csvで保存した場合には、拡張子を.txtに戻しておいてください。

◎csv形式のデータは「,」カンマやリターンによって区切られます。
 ヒント原稿内でこれらを使いSAVEすると、
 次にLOADした場合、セルの区切りがずれてしまいます。
 こういった場合、カンマやリターンを修正してSAVEすれば回復します。

実際にクロスワードを作ってみる

●エクスプローラのメニューからクロス桝造.EXEをWをクリックして起動します。
グリッドエディターと枡造用の語索(タテ・ヨコ)が教示されます。
サンプル版ですのでグリッドエディターには5×5のグリッドが表示されています。
●文字を書き込みたい場所、(わたしの場合は左上から作っていくことが多いので)
いちばん左上のマスをマウスで押さえます。
●そして書き込みたい文字をキーボードから打ち込むと(アサガエリと打ってみます)、
右中段の入力用のウィンドウにカナで書き込まれます。
●ヨコ向きに書き込むということで>のボタンを押すと、グリッド内に横向きに書き込まれます。

●次は自動検策をしてみましょう。グリッド左上の「ア」の文字をマウスで押さえ、マウスのボタンを押します。そしてボタンを押したままいちばん下のマスまでマウスをドロップドラッグします。そしてボタンを離すと自動検策がはじまります。
●約1秒(機種にもよりますが)ほどで検策が終わり、語索タテの画面に検策単語が表示されます。
●「アキノソラ」を選んでみましょう。語索の「アキノソラ」の文字をWクリックします。
すると文字がグリッドに書き込まれます。
●今度は黒マスを書いてみましょう。2行目の2列目をマウスでさわり、そこが選択されたのを確認したら、右中段の■ボタンを押します。■が書き込まれます。
●次の文字をさがしてみましょう。上段3番目の「ガ」から3文字の単語を検索します。先ほどのようにタテにドラッグします。「ガ」からはじまる3文字の単語が78検策されました。
3文字目に「ス」の入った文字をさがしてみます。語索タテ画面の左上にある検策文字書き込み欄の「ガ**」の3文字目をマウスで指定し、キーボードで「ガ*¥」に書き換えます。
検策ボタンを押し(一見変化はありませんが)語索タテ画面右の「ス」のボタンを押します。
「ガ」ではじまり「ス」で終わる単語が2検策されます。
「ガラス」をWクリックするとグリッドに書き込まれます。
●3文字の下のマスをクリックし、■ボタンで■を書き込みます。

●しかし、どうせなら対称形のクロスワードにチャレンジしましょう。
2行目の2列目の■から、今書いた■までをドロップドラッグし、右中段の□ボタンを押します。
その部分が白い空白マスになります。
●ツールバーのオプションを押さえます。するとメニューが表示されるので、その中のシンメトリーの設定を押え、さらにONの中の右45度軸対称をクリックします。これ以降■は右45度軸対称に配置されます。対称を止める場合は今のメニューの中のOFFをクリックします。
●先ほどの手順で、サの下の■を書き込みます。
すると時計の1時30分の短針に相当する角度の軸を対称とした右下にも■が書き込まれます。

おおざっぱですが、このような作業を繰り返しながら作業していきます。
文字を埋め込んだ例が下(いちばん左)にあります。

●「文字>ナンバー」ボタンを押すとグリッドが空白になります。
これは「ナンバー表示グリッド」に切り変わったからで、もう一度ボタンを押すと「解答表示グリッド」もう一度ボタンを押すと元に戻ります。
●「ナンバー表示グリッド」の状態で「ナンバリング」ボタンを押すと、グリッドにナンバーが振られます。(上中央)
●「文字入力グリッド」「解答入力グリッド」では、解答用のアルファベットが書き込めます。
「ナンバー>解答」ボタンを押すと解答用グリッドになり、マスの中が空白になります。
●これでは解答を決めにくいので「ツールバー」の「表示」の「解答用合成画面」をクリックします。
「解答用合成画面」が表示されます。
●「解答用合成画面」を見ながら「解答表示グリッド」にアルファベットを書き込んでいきます。
グリッドのいちばん左上(Aになる場所)をマウスで押さえ、画面右の「解答の設定」ボタンをクリックします。グリッドにAが書き込まれます。
同様に、グリッドをクリック→「解答の設定」ボタンをクリック、を繰り返していくとBCD・・・と解答が設定できます。
●これで、完成が確認されたらデータをSAVEしましょう。
「ツールバー」の「ファイル」の「名前を付けて保存」を選択します。SAVE用の画面が開きます。

●左上にある入力用ウィンドウにSAVEする名前を打ち込みます。
特定のドライブやディレクトリーに書き込む場合は、中央のメニューから選択します。
名前を決めたら「MSZ形式で保存」のボタンをクリックします。
  入力したファイルは*.mszという拡張子がついて保存されます。
  *の部分には半角8文字までの名前が設定できます。
これでグリッドに関する情報が保存されました。
●この場合、問題が完全に完成しているので、ヒント作成用のSAVEも行ないます。
クロスワード作成中に保存する場合は、この形式での保存は必要ありません。
そのまま「ヒントをTEXTで保存」のボタンをクリックします。ヒントを作るための情報が*.txtという拡張子で保存されます。
*の部分の名前を変えることもできますが、同じ問題ですので、同じ名前で保存しておいた方が確実でしょう。

●プリントアウトします。ツールバーのファイルのプリントをクリックすると以下のものがプリントアウトされます。
出題用の数字と解答の二重ワクおよびアルファベットの入ったグリッド
解答用の数字と文字と解答の二重ワクおよびアルファベットの入ったグリッド
●グリッドが大きかったりしてプリントできない場合もありますが、TEXTとしては出力できますので、
ワープロソフトなどから開いてプリントしてください。
またWindowsの画面キャプチャー機能も使えます。
キーボードのPrintScreenボタンを押しますと、画面がコピーされますので
画像ソフトなどを開いてペーストすれば、画像ファイルとしてもプリントアウトできます。
これについてはWindowsの解説書をご覧下さい。

●「ツールバー」の「ファイル」の「終了」をクリックします。「クロス枡造」が終了します。

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「クロス枡造」
「クロス枡造」の複製、データ・プログラムの改変、配布、販売、公開を禁止します。
本ソフトは、お買い求めになった方が1台のコンピュータでお使い下さい。
コピープロテクトはありませんが、かわりにお客様のお名前を入れさせて
いただいております。複数の複製が確認された場合、オリジナルの購入者に
その本数の料金を請求することがありますので、管理にご注意下さい。
予告なく本ソフトの仕様が変更されることがあります。
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本CD-Rが読めなくなった場合、そのCD-Rをお送りいただければ\2000(料金到着時の代払い)にて
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Animation KAB
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よいパズルがつくれますように

Microsoft、MS、MS-DOS は米国 Microsoft 社での登録商標です。
Windows 、Visual Basic は米国 Microsoft 社の商標です。
N88 Basic は、NEC : 米国 Microsoft 社の商標です。


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