1999/7/5 Wrote

プロバイダーについて

プロバイダーっていうのは結構大変な商売だと思います。評判が良ければ加入者が増える、加入者が増えれば回線が込み合い繋がり難くなったり、重くなったりする、途端に悪い評判が立ち加入者が離れていく、すると加入者が減った分回線が回復して。。。

私が最初に契約したプロバイダーB社(現 M社)は、初期登録料3500円、月30時間まで900円、それ以降3分10円、但し支払い上限3900円という内容でした。月30時間までなら900円の支払いで済むし、テレホ時間も1〜3回程度で繋がるので満足していました。ところが、入会から1ヶ月半ほどたった時、突然B社からメールが届きました。
料金値上げのお知らせです。
内容を読んでビックリしました。"月10時間1100円コース、月20時間2100円コースのどちらかになったので、1週間以内に選択してメールをよこせ。超過時間は1分3円、支払い上限も撤廃する。"ってな内容です。単純に考えて月30時間利用すると4倍以上の値上げです。4倍以上の値上げを1ヶ月ちょっと前に会員にメールで知らせてくるプロバイダー、信じられますか?しかも発売されたばかりの雑誌でも堂々と"毎日1時間使っても月たったの900円"なんて見開き広告が出てるんですよ。

会員規約では"入会後3ヶ月は解約出来ない、解約は1ヶ月前に連絡の事"ってなっているので、入会したばかりのユーザー等とは入会金詐欺だって感じで結構もめたみたいです。気持ちとしては私も同じ思いでしたけど。何せ、丁度値上げの前で止められる3ヶ月目なので、慌てて解約手続きをして、乗換え先を探し、最後の1月は乗換え期間で使わなかったので、実質2ヶ月しか使ってませんので。

当時プロバイダー関係の掲示版でもB社に対する悪評が連日書き込まれてました。そりゃそうでしょう、不当値上げ抗議に対する回答が、"ユーザーの過半数は月10時間以内の利用者なので不当な値上げではない。1部のヘビーユーザーとの公平な料金分配だ"ってな感じでしたから。 "毎日1時間使っても月たったの900円、どんなに使っても3900円"を謳い文句に会員を募っておきながら、あきれた言い種です。

メールアドレス、ホームページ等は住所みたいなもんです。サービスを提供するプロバイダー側も当然解かっていることでしょう。
料金の大幅値上げやサービス内容の大幅変更をする場合は、変更に納得出来ないユーザーに対し、多少なりとも移行期間をとるくらいの配慮がほしいものですね。 ちなみに、その後知らない間にB社はM社に社名変更しています。B社のままでは何かと具合悪かったんでしょうかねぇ。
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