[2012/09/29] 安全という確信が持てないので、10/01 より施行される著作権法改正にあわせて、公開を停止.
本ソフトウェアは CD Manipulator Version 2.70 における Pioneer DVR-111 で CD を焼く事が出来ない不具合を修正したものです.
CD Manipulator Version 2.70 は Y.Kanechika さんの著作物です.
ライセンスについてはアーカイブに同梱の cdm-license.txt をご確認ください.
DVR-111 はバッファの空き容量が無い時に書き込むと SK:02 ASC:04 ASCQ:08 (LOGICAL UNIT NOT READY, LONG WRITE IN PROGRESS) エラーが発生するようです.
CD Manipulator Version 2.70 Fix(以降 cdm-fix) では書き込む前にバッファの空き容量を確認し、書き込み容量を越えるまで書き込みを控えるように修正しました.
FILE_FLAG_SEQUENTIAL_SCAN オプションをつけてイメージファイルを読み込むようにしました.
1回だけテストして比較したところ、手元の環境では読み込みにかかる時間が半分になりました.(なんか胡散臭い数字だ...)
追記: 専用のテストプログラムで確認したところ700MBの読み込みに通常12秒かかるのが、FILE_FLAG_SEQUENTIAL_SCAN オプションだと8秒という結果となりました.
太陽誘電 2-48x メディア(CDR80WTY10MBV) にて 4x, 10x, 16x, 24x, 32x, 40x で動作を確認しました.
TDK HS CD-RW メディア(CD-RW80HSS) にて 4x, 10x で動作を確認しました.
また、三菱 US CD-RW メディア(SW80AU1) にて 10x, 16x で動作を確認し、20x, 24x にて動作しないことを確認しました.
更に、三菱 US+ CD-RW メディア(SW80GU1) にて 16x で動作を確認し、24x, 32x にて動作しないことを確認しました.
換言すると ZCLV は現状未サポートとなっております.
速度 | CD-R | CD-RW |
---|---|---|
4x | ○ | ○ |
10x | ○ | ○ |
16x | ○ | ○ |
20x | - | × |
24x | ○ | × |
32x | ○ | × |
40x | ○ | - |
cdm-fix は時々 200ms 程度書き込み間隔が空く問題があります.
16x ですら 200ms の間にバッファ残量が 40% 減ることを考えると、それ以上の速度では高い確率でバッファアンダーランになることが予想されます.
この遅延は cdm-fix の修正範囲内で発生していないので、おそらく CD Manipulator Version 2.70 にも存在する問題です.
遅延の発生箇所は ReadFile でイメージを読んでいる部分でした.
抜本的に構造から修正しないといけないので、対策は難しいですね...
また、書き込み速度をメディアに紐付けることなく取得しているため、実際には指定できない書き込み速度が選べてしまうという問題があります.
CD Manipulator Version 2.70 から引き継いでいるものです.
PX-760A では fix で焼けないようです. 誰か奇特な方が PX-760A をプレゼントしてくれない限り直らないのでは(ぉ). まあ、実機があっても直らないかもしれないけど.
cdm-270-fix7.zip (364KB) (cdm-fix.txt)