占い師検定試験

 世界最古のサブカルチャー(と今おもいついた)である占いには、当然それなりのギルドがあるはずで、恐らくはそこで占い師として認められるための検定試験が行われているはずである。少なくとも占い関係の企業は採用試験をやっているのが当然だろう。

 ではどのような試験問題なのか、想像をめぐらせてみた。

 当然のことながら知識を問う問題はあるだろう。

 ルーン文字の書き取り、なんてのも定番だろうね。

 あるいは実技を見据えた筆記問題もあるはずだ。試験であるからには正解と判断できねばならないという性格がある。かくして、このような問題になるのではなかろうか。

 もちろん姓名判断の能力を見ています。

 今度は占星術ね。

 そうそう、問一を忘れていた。

 難しそう。これでスピリチュアルなものへの感覚を判断しているわけよ。

 いずれも出題者からみて「客観的に」正解/不正解が判断できるというのがミソ。

 さて最終問題はこれでしょう。

 受験者は合格と書くべきか不合格と書くべきか悩んだ末に「これで不合格と書いて合格するとパラドックスになる。ならば合格、と答えよう」などと論理的に判断するのではなかろうか。

 しかしこれなら占いには素人の私でも正解が書ける。
「占い師は自分のことを占ってはいけない。」
 実は職業倫理、つまりコンプライアンスを問う問題だったのだ。

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