世界最古のサブカルチャー(と今おもいついた)である占いには、当然それなりのギルドがあるはずで、恐らくはそこで占い師として認められるための検定試験が行われているはずである。少なくとも占い関係の企業は採用試験をやっているのが当然だろう。広告ネタ、目次へではどのような試験問題なのか、想像をめぐらせてみた。
当然のことながら知識を問う問題はあるだろう。
ルーン文字の書き取り、なんてのも定番だろうね。
- 次のタロットカードの種類とその意味を「正位置」「逆位置」に分けて書きなさい。
- 次の文はノストラダムス「諸世紀」の一巻第二節です。これによく似た儀式が日本でも古来から行われていますが、その名称を書きなさい。
- 次のア〜カに当てはまる言葉を下のa〜fから選んで回答欄に記入しなさい。
「フリーメーソンは(ア)年に、イギリスの(イ)で、(ウ)を中心に結成されました。後略。」あるいは実技を見据えた筆記問題もあるはずだ。試験であるからには正解と判断できねばならないという性格がある。かくして、このような問題になるのではなかろうか。
もちろん姓名判断の能力を見ています。
- 次の4人の氏名と、その人の人生をまとめた文章を線でつなぎなさい。
今度は占星術ね。
- おひつじ座のAさんのyyyy年mm月nn日の日記です。適当と思われるものを次の1〜4より選びなさい。
そうそう、問一を忘れていた。
難しそう。これでスピリチュアルなものへの感覚を判断しているわけよ。
- 本試験中に、術者が気を送ります。その時刻、術者の性別、術者の年齢を記載しなさい。
いずれも出題者からみて「客観的に」正解/不正解が判断できるというのがミソ。
さて最終問題はこれでしょう。
受験者は合格と書くべきか不合格と書くべきか悩んだ末に「これで不合格と書いて合格するとパラドックスになる。ならば合格、と答えよう」などと論理的に判断するのではなかろうか。
- 机の上の水晶玉を見て答えなさい。
あなたはこの試験に合格しますか?しかしこれなら占いには素人の私でも正解が書ける。
「占い師は自分のことを占ってはいけない。」
実は職業倫理、つまりコンプライアンスを問う問題だったのだ。