パソコンを父親向けにセッティング(その6)

 何年ぶりかで家族を連れて当方の実家に帰省。
 おもいっきりのんびりするはずが、実家に到着1時間後に問題発生。
 父親のパソコンが動かなくなった。電源を入れてもうんともすんとも言わない。ついさっきまで動いていたんだが・・・。
 私はパソコンが嫌いである。が、プロだから対応は出来る。しかし家に帰ってまでこんなことするとは思わなかった。スイッチ入れてもパイロットランプ一つ点かない。バッテリーがショートしたか?と抜いたりつけたりしても状況変わらず。この暑いのに。
 ACアダプタは生きているのかなとコンセントに挿すとアダプタ本体のパイロットランプが付いた。が、ジャックをPCに挿した途端、パイロットランプが消える。2、3度やったが現象は同じ。
 というわけで、PCの給電部分が多分ショートしておりACアダプタのランプが消えるのは保護回路が働いてのことだろうと判断。つまり当方が帰宅する直前にパソコン自体は壊れており、しばらくバッテリー駆動していたところ、私を待っていたかのように電池が切れた、と。
 まったく凄いタイミングの悪さ(良さ)だ。

 私がいる期間での修理は絶望的なので、パソコンを買いに行った。地方経済の地盤沈下は激しいようで量販店が結構潰れている。仕方なく市のはずれの店に行く。(うまれーたばかりの、かれにであったよう〜。私の故郷でネイティブは市内電車から徒歩圏内だけを市内という。)いきなり購入。e-machinesの型落ちっぽいが2GHzで2GBで250GBで37,800.-は絶対安い。
 まずはネットに接続して、リカバー。電子メールのパスワードだけは仕方ない。サポートに電話して送ってもらうことにした。そういえば1週間前にニョーボの父親のパソコンをセットアップしたなあ。ハードディスクが壊れて、修理から戻ってきたのだ。似たようなことを2週間続けてやっている。

 データを救い出す設備は無いので、パソコンは持って帰ることに。普通ならどうやって持って帰ろうと悩むところなんだが今回はたまたまパソコンも入れられる3ウェイバックを買って帰っていたので、これが使える。運べなくは無い。重いだけだ。

 自宅に戻って秋葉原のデルの店に持っていく。ありゃま、ホントに機器を並べているだけになったのね。まあサポート電話を教えてもらったからかけてみる。。。私の携帯からはつながらない仕様らしい。しかしここは「デル」の拠点だ。これがいえる。「電話貸して」。
 ずいぶん待たされた(30分くらい)。少々嫌味っぽい光景かもしれないが、デルの方も文句は言えない。なにしろ自社の人間が自社の顧客を待たせているのだ。「早くしてください」とか「いつまでかかるんですか」なんて言えるわけが無い。
 ようやくつながって、会話。障害の切り分けとその理由。データを救いたいので直接修理には送れなかった旨説明。手順によってはいきなり再インストールを試みる奴もいるからね。
 バッテリーの充電だけでもできまいかと、相談するが、せっかくデルのショーウィンドウに来ているのにバッテリーの互換性がありそうな奴はないようだ。また「充電器」というのもないみたい。ちょっと当てが外れた。あれば充電して、バッテリーで駆動している間にデータを吸い上げる、ができる。

 電話を待たされている間、暇つぶしにパソコンをボーっと見ているうちに、これハードディスクがわりと簡単にはずせるんじゃないかと気がついていたので、サポートのお姉さんに伺う。
 「外しやすいタイプです」なるほど、でハードディスクの規格を聞くSATAであることが分かれば十分。
 せっかく秋葉原に来ているので「内蔵ハードディスクをUSB経由で外付けする」といった怪しげな商品を探す。いつも素通りしていた店でSDカードが安そうだったので1枚買おうと中に入ると、たまたまダンボールの中にお目当ての製品が。980円。今回はホントたまたま、が多い。

 自宅に戻って、苦闘10分。ハードディスクが読み込み可能となった。データを吸い出す。DVDに焼く。とりあえずなんとかなった。パソコン本体はさすがに廃棄予定。電源のショートだけだと思うが、修理に出すと5〜6万はかかってしまうらしいのだ。
 直ったらもらえると思っていた下の娘はちょっと不満そうだ。

 その他気づいたこと。
 今回は往復に航空機を使わず、寝台特急で行き、フェリー+新幹線で戻る。いずれも個室で豪華。子どもたち大興奮。途中、京都なんぞにも寄った。
 五条坂の扇子のお店で、うちのガキが「これに合う扇子のケースが欲しい」と出すと、先日買ったその扇子、そのお店で作って東京の百貨店におろしている奴だった。たまたまだがなんという偶然。  うちの下のガキは平衡感覚が良いみたいだ。地主神社の恋占いの石の間。目をつむったまま独力で到達した。
 秋葉原にメーカー品のパソコンを売っている店が、極端に少なくなった。九十九くらいじゃないかなあ。全てヨドバシに負けたらしい。
 というわけで秋葉は萌えタウンになっていた。かなり質の高い涼宮ハルヒのコスプレがいたが、なるほどフジテレビの企画なわけね。それで力が入っているのか。確かに挿絵のハルヒはあんなふうに見える。

 昔から思っているのだが、私は「たまたま」に良くぶつかる。今回のパソコン故障だってこのタイミングでなかったらどうしようもなかったぞい。ちょっと偶然を超えているような気がするが・・・ぼーっとしているように見えて、多分ものすごく注意深いのだろう。だから内蔵ハードディスクのインターフェースをUSBにするアダプタを今まで入ったことも無い店で見つけた、と。
 この偶然を生んだのは何だろう。多少レベルが高くともコスプレ程度では・・・いや、あのコスプレのおかげか?

 あー、清水寺というパワースポットに寄ったんだわ。そういえば。
 が、私は言いたい。秋葉原も十分にパワースポットだと。

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