※このページのスクリーンキャプチャは、開発中のものを使ったため、少し古いです。
TrueEditを使ってページを作りながら、HTML4.0の説明を続けます。
プログラムを起動して、新しいファイルを開きます。[ファイル]-[新規作成]
何も書かれていない新しいウィンドウ(編集ペイン)が開いたら、[HTML]-[HTML雛形の生成]を選択し、ストラクチャ・ゼネレータを開きます。ストラクチャ・ゼネレータでは、使用するHTMLの仕様(DTD)、ページのタイトル、外部スタイルシートのファイル名、制作者のメールアドレスを指定することが出来ます。
[OK]をクリックすると、ストラクチャ・ゼネレータが閉じ、編集ペインには雛形が出来上がっています。これだけでも完成したHTMLファイルですから、ブラウザでちゃんと表示されます。HTML文法チェックにかけると、おそらく100点が取れるはずです。あなたは、この中に自分が作りたいページを作っていくのです。
文章を書きましょう。HTML4.0 Strictでは、BODYタグの中に文字を直接置くことは認められていません。そこで、大抵の場合「段落」を示すPエレメントを使うことになります。TrueEditの場合、文章を書きはじめようと思ったら[Ctrl]+[Enter]を押しましょう。自動的にPの開始タグと終了タグが入力されます。あなたは、その間に文章を書いていくことになります。
次にイメージを挿入します。イメージの指定はIMGエレメントを使いますが、そのときに画像を表示しないブラウザのために代替文字の指定(alt属性)の指定が必須です。さらにイメージの縦横サイズを指定することもマナーとされています。TrueEditを使うと、alt属性が簡単に記述できます(alt属性を指定しないときは、空文字が指定されます)。さらに縦横サイズは自動的に取得され、完全なエレメントとして編集ペインに入力されます。
ハイパーリンクを指定するときは、ホットスポットにしたい文字列やイメージをマウスで選択して、画面最下部にあるハイパーリンクの編集ボックスにリンク先ファイル名を指定し、[Enter]か[OK]をクリックするだけで完全なAエレメントが編集ペインに入力されます。
リンク先ファイルを指定するとき、[参照]をクリックすると、見慣れた「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されます。ここでファイルを指定すると、簡単にリンク先が指定できます。この時、相対パスが自動的に入力されていることもあります。
その他のエレメントは、タグの挿入ダイアログやHTMLメニューの項目を使って、簡単に入力できます。この時、TrueEditはHTML4.0 Strictで定義されているエレメントしか表示しません。ですから、TrueEditの機能を拠り所にしてページを制作すれば、文法的に正しいドキュメントを作りやすくなります。また、DTDをHTML4.0 Transitionalにしてさまざまなエレメントを使いたいときは、ユーザが手入力することで可能になります。TrueEditはユーザの指定を干渉しません。
TrueEditは入力が面倒な、色指定や現在日時を自動的に入力できるツールも用意しています。エレメントを手入力するときはもちろん、TrueEditの機能を使って入力したエレメントの属性を指定するときにも便利に使えるでしょう。
ページを制作する上で、ブラウザに表示してみることは重要な作業です。TrueEditには、ブラウザビュー機能が用意されているので、編集ペインで作業中に[F5]キーを押すだけで、簡単にブラウザ表示イメージを取得することが出来ます。
※ブラウザビューはHTML Control機能を使って実現しているため、Internet Explorer 4.0が必要です。3.02の場合はブラウザビュー機能は使えません(その他の機能は問題なく使えます)。