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リトル・パラル・2(世界設定)

世界設定
 
魔法士(研究家)

 魔法を使ってモンスターと戦う戦士、あるいはミルト王国の遺産を研究する者を総称して、魔法士と呼びます。ここではミルト王国の遺産を研究する者を説明します。
 ミルト王国の遺跡、発見されたマジックアイテムを研究して、使用方法を調べたり、製造技術を復元しようとしている人たちです。ですが実際に復元に成功した人はごく少数です。多くの魔法士は魔法学校などの研究機関に所属していますが、個人で研究をおこなっている人もいます。
 魔法士として有名な人物には、モンドール・レフト(死亡)、クレイ・アッシュ、フラット・ジスパールなどが登場します。
 モンドール・レフトは、魔法関係の様々な書籍を残した人物です。
 クレイ・アッシュは、もとはシゼルニアの宮廷魔法士でしたが、現在は行方不明です。禁止されている研究「魔法による人間の製造」をおこない、アースを製造しました。
 フラット・ジスパールは、たくさんのマジックアイテムの復元をおこない、また、オリジナルのマジックアイテムの製造にも成功したと言われている人です。

魔法士(戦士)

 魔法を使ってモンスターと戦う戦士、あるいはミルト王国の遺産を研究する者を総称して、魔法士と呼びます。ここでは魔法を使ってモンスターと戦う戦士を説明します。
 主義によって剣でしか戦わない人もごく少数存在しますが、賞金稼ぎと呼ばれる人のほとんどが、魔法士です。この物語に登場する攻撃魔法は、一般的なRPGで使われる魔法よりも拳銃に近い「道具」ですので、練習すれば誰でも使えます。よって誰でも魔法士になる事ができます。最強の魔法士と呼ばれるサーラ・カルヴィンも、厳しい訓練によって強力な魔法を使えるようになったのであって、才能にはあまり関係ありません。(きびしい訓練に耐え抜く才能は必要かもしれませんが、、、)

マジックアイテム

 マジックアイテムを製造する技術のほとんどは数百年前のミルト王国の滅亡と同時に失われ、現在は、攻撃用、封印用、動力用などの数種類のマジックアイテムの製造法しかわかっていません。マジックアイテムの原料となるのはガーネリア鉱石です。この鉱石はもともとは透明ですが、含まれている不純物の種類と量によって色がかわり、また、使用できる用途、エネルギーの強さが限定されます。そのため、ガーネット、アメジストなど、同じ色の宝石の名前が付けられ、区別されています。一般に一番よく使われているのが攻撃用マジックアイテムで、レンズ型をしており、衝撃波を発生させることが出来ます。
 シゼルニアの王宮では遺跡から発見された「冷蔵庫」が使われています。滅亡したミルト王国の人々にとっては、魔法が日常の生活の道具であった事がわかります。

魔法理力

 魔法理力は、大地のエネルギーです。大地に無尽蔵に埋まっているガーネリア鉱石から放出されています。この世界の人々は、マジックアイテムを使用する事によって、このエネルギーを任意の目的に使う事ができます。代表的な用途といえば、戦闘などで使用される攻撃魔法ですが、魔法理力は無限供給されるので、通常のRPGのようなMP(マジックポイント)は存在しません。

白色騎士団

 シゼルニアには、通常の騎士団とは別に、白色騎士団という国王個人所有の騎士団があります。騎士団長は代々カルヴィン家が世襲しており、現在はサーラ・カルヴィンという女性がその職についています。次の騎士団長には、サーラの養女であるアイシャが候補としてあがっていますが、クリス教会が反対しており、また、当のアイシャが家出中のため、未定となっています。

シゼルニア王国

 大陸中央部から南部に広がる、大陸最大の領土を持つ大国です。しかし、国土の大半を未開拓の森林がおおっているため、人口はそれほど多くありません。
 現在の国王は、100年戦争を終結に導いた英雄、アリストです。国民からは「うちのバカ」と呼ばれ親しまれているようです。大陸全土に絶対的な権力をもつクリス教会と対立し、教会から退位を迫られた事もありましたが、国民からの圧倒的な支持をもって、現在も国王を続けています。

国家

大陸には、以下の国が存在します。
 シゼルニア王国
 アルフルート王国
 カノーズ帝国
  カノーズ王国
  サウス王国
  イース王国
 テス王国
 クリア・ノース王国
 クリス教国
 アイスリーフ北方10カ国連合

大陸

 大陸には、5つの大国と、いくつかの小国が存在します。物語の舞台となるシゼルニア王国は、大陸中央部から南部に広がる最大の国です。
 大陸では、約100年間にわたって、長い動乱の時代が続いていました。その戦争を終わらせたのは、シゼルニア王国の王子(現在は国王)アリストです。彼は正体を隠しての賞金稼ぎの旅(笑)の途中で、隣国の王子たちと知り合い、協力しあって当時の国王たちを騙し、第2回大陸5ヵ国和平会談を実現させました。それを記念して大陸統一暦(新歴)が作られました。

混血

 ミルティア族、ソルティア族、アルティア族(人間)は、共通の祖先から生まれた種族だが、分岐してから20万年以上の長い年月がすぎているため、混血は不可能。よって混血種というものは存在しない。また、一般のファンタジーによく登場する人間とモンスターの混血なども、この世界では存在しない。

妖精族

 ウォーターフィール世界には、もうひとつ、妖精と呼ばれる種族が登場するが、彼女たちは、ミルティア族が魔法によってつくり出した立体映像の体と人工無能をもつヴァーチャルペットであり、生物ではない。

種族

 ウォーターフィール世界には3種類の人型の種族がいる。
 ミルト・ミルティアスは、もっとも強力な魔法が使える種族。高度な文明を築いていたが、700年前、大異変とよばれる天変地異によって滅亡。
 ソルト・ソルティアスは、ミルティア族と共通の祖先から分岐した種族(分岐は20万年ほど前だと言われている)で、現在は魔族と呼ばれている。
 アルト・アルティアスはミルティア、ソルティアと共通の祖先から分岐した種族で、現在は人族と呼ばれている。3つの種族の中では一番魔力が弱く、寿命も短い。ミルティアス族は人族の事を、サルの1種としか思っていなかったようである。

ウォーターフィール世界

 物語の舞台となる世界は、ウォーターフィールと呼ばれている。これは、水の上の世界、という意味。この時代、まだ世界は平らであると信じられており、大陸は海に浮かんでいると信じられていた。この惑星には3つの大陸があるが、物語の舞台となるのは、北半球にあるただひとつの大陸。

歴史年表

800年前?:
ミルト・ミルティア族と、ソルト・ソルティア族との間で戦争。ミルティア族はソルティア族を異次元に封印(追放)する。

800年前?:
ミルティア族、ヒト族の協力を得て、残っていたソルティア族をすべて討伐。以後ソルティア族は魔族と呼ばれるようになる。

700年前?:
ミルティア族、魔法によって妖精族を作る。

700年前?:
大異変 ミルティア族滅亡

700年前?:
異次元を漂流していた魔族(ソルティア族)、異世界ティル・ナ・ソルチャに漂着。

320年前?:
魔族、異世界ティル・ナ・ソルチャとウォーターフィールとを空間飛躍によって行き来する方法を発見する。

100年前:
後に100年戦争とよばれる動乱の時代が始まる。いくつもの国が生まれ、いくつもの国が滅びていった。

新歴0年:
大陸5ヵ国和平会談。100年近く続いていた戦乱が終結する。だがしかし、各国の国王たちは、次の戦争にむけて準備を進めていた。

新歴11年:
第2回大陸5ヵ国和平会談。

新歴12年:
シゼルニア王崩御。皇太子アリスト(21)、即位。

新歴13年:
宮廷魔法士クレイ、行方不明になる。

新歴13年:
『リトル・パラル物語第1話』 サーラ・カルヴィン(16)、魔族ナーブ、魔法士クレイと出会う。

新暦20年:
『リトル・パラル物語第2話』 サーラ・カルヴィン、ティル・ナ・ノグ世界を訪れ、ミルティア族の最後の生き残りであるリトル・パラルと出会う。

新暦23年:
サーラ・カルヴィン(26)、アイシャ・ミルティアス(9)を養女にする。

新暦28年:
クリス教会とアリストが対立。アイシャ・ミルティアス家出。

新歴29年:
クリスティン・エルフロール・パテナ(18)、白色騎士団に入団

新歴30年:
『リトル・パラル・2』
 リトル・パラル物語外伝 アイシャ(16)
  小さな魔法の章
  夢のない眠りの章
  閉ざされた扉の章
  闇の跡(惨劇)の章
  扉を開く鍵の章(仮)

新歴31年:『リトル・パラル物語第3話』


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