美影印鑑シリーズに関するQ&A


ユーザーの皆様からお寄せいただいたご質問と、その回答例(要旨)です。FAQのつもりで掲載します。

[Q1]EXCEL97を使用しています。DIBビットマップでの印鑑画像を拡張メタファイルのように背景の透明化ができませんか?

[A1]OFFICE97ファミリーでは、ビットマップ画像を透明化する機能を持っています。貼り付けた印鑑画像をマウス右ボタンでクリックし、現れたメニューから「図ツールバーの表示」を選択します。すると、ツールバーが現れますので、この中の「透明な色に設定(デフォルトでは右から2番目)」のボタンを押します。この状態で、印鑑画像の白い部分をクリックすると背景の透明化ができます。

[Q2]WORDを使用しています。DIBビットマップの印鑑画像を貼り付けると、文字部分が折り返しされてしまうのですが、文字の上に印を配置できるようになりませんか?

[A2]WORDにて文字の上に印を配置するためには、拡張メタファイル形式の画像で貼り付けることが必要です。こちらでお試しください。

[Q3]EXCEL97やWORD97にて、画面上では印が赤で表示されているのですが、印刷すると黒になってしまいます。これは拡張メタファイルで貼り付けた場合にだけ発生し、DIB形式の場合は問題無く赤色で印刷できます。

[A3]原因としては2つ考えられます。一つはプリンターのドライバーに不具合がある場合、もう一つは、プリンターの印刷モードが自動的に「白黒」になってしまう場合です。

前者の場合は、イ)マイクロソフト製のドライバーとメーカー供給のドライバーで差がある場合があるので、いずれかもう一方を試してみる、ロ)最新のドライバーを入手し、これを使用する、といった対策が考えられます。

また、後者の例も実際に確認されているので要注意です。プリンターのドライバーによっては、「文書モード/グラフモード/写真モード」のようなモードをいくつか持っていて、デフォルトでは「自動認識」となっているものがあります。この「自動認識」モードの場合、メタファイルは画像とみなされず、白黒モードに自動的に切り替わってしまうドライバーも確認されております。このような場合は、プリンターのプロパティにて「自動認識」を解除し、カラー印刷モードを指定すると正常に印刷が行えます。

[Q4]EXCEL97の文書に印鑑画像(拡張メタファイル形式)を貼り付け、これをEXECEL95形式で保管する運用を行っています。この文書を再度EXCEL97で読込むと、印鑑画像の上をクリックしても画像を掴むことができず、移動や削除ができません。

[A4]印鑑画像は印の周囲も含めて四角形の画像で記録されています。この四角形の辺の部分をうまくクリックすると画像を掴むことができます。何度もクリックして「あたり」をつけないとならないので、ちょっと不便ですが。もう一つの方法としては、図形選択のカーソルにして(セルを選択できない状態)、この周囲の四角形も含めた形で画像全体をドラッグ操作で指定するものです。この方法ですと、手順が複雑になりますが、ほぼ一発で画像を掴むことができるようになります。

[Q5]一太郎を使用していますが、印鑑の画像が大きな状態のまま張り付いてしまいます。「形式を指定して貼付け」にて全ての画像形式を試してみたのですが、状況は変わりません。一太郎で貼り付け時の大きさを正しくするにはどのようにしたら良いのでしょうか?

[A5]美影印鑑V1.16以降にて一太郎対策が施されています。V1.16以降のバージョンをお使いいただけますようお願いします。。

[Q6]メモ帳やEメールソフトに印鑑画像を貼り付けようとしたのですが、どうしても貼り付けることができません。どのように操作したら良いのでしょうか?

[A6]「OUTLOOKの電子メール」や「メモ帳」といったアプリケーションでは、文書の中で扱っている情報が「文字情報だけ」になっています。このため、大変残念ですが、印鑑のような画像情報を伴ったものなど、文字情報以外のものについては貼り付けることができません。現在のほとんどのWindowsアプリケーションでは「リッチテキスト」などと言われる種類の情報を扱っており、事実上、これがWindowsの標準となっています。このようなアプリケーションであれば、印鑑のような画像情報も貼り付けることができます。例えばWORDのようなワープロ、エクセルや123のような表計算などです。なぜ、メモ帳や電子メールソフトが、このような前時代的とも言える情報しか扱っていないのかと言いますと、メモ帳は、もともとWindowsのシステム設定ファイルなど、純粋なテキストファイル(本当の文字情報だけで、文字のフォントや大きさの情報すら持っていないものです)の編集を行うためのソフトであったためです(このようなものを「エディタ」と呼んでいます:同種のものでは「秀丸」などが有名ですが)。このため、Windowsではリッチテキストの情報を扱えるようにするために「ワードパッド」を標準添付しています。また、電子メールの世界では、もともと文字情報だけの世界でしたので、やはり、このような前提で作られています(たとえばこのメールもそうですが、添付ファイルですら文字コードに変換されて送られるしくみになっています)。ただ、最近では、ノーツメールなどリッチテキスト対応のメールソフトもありますので、このようなメールであれば印鑑画像を添付することができます(その場合、相手先も同じメールソフトを使っていることと、メールの配信システム自体がその形式に対応している必要があります)。このようなところから、美影印鑑の印鑑画像を貼り付けるためにはリッチテキストに対応したアプリケーション(正確に言うと「OLE対応」という表記がされていると思います)である必要があります。

[Q7]認め印にて、フォントとして行書体などを選ぶと、文字が横向きになってしまい、正しい印鑑画像を作れません。文字を回転させる方法はあるでしょうか?

[A7]フォント名として頭に「@」のついているものは、元々が横向きになっているフォントです。同じ名前で「@」のつかないものが下の方にあるはずですので、こちらを選んでいただくと正常な印鑑画像を作成できます。


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