「張昭」
呉の建国を支えた名内政官。周瑜と並んで孫策を輔弼した車の両輪。
孫策から孫権の師父として託された古番頭的存在で、その剛直な性格から、孫権とは衝突が絶えなかった。
歳をとってからの孫権は失策を重ねるが、若き頃、しっかりと身を修めることが出来たのは、
それだけ張昭の存在が大きかったからなのかもしれない。
若き君主にとっては、目の上のタンコブだが、実はトップを諌めてくれる得がたい諫臣。
徳川家康の家臣でいうと、三河三奉行のひとり、鬼作左こと「本多作左衛門」や、
天下のご意見番「大久保彦左衛門」に当てはまるか。
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