輸送網直線費用関数例


ノードAの可能輸送量は4単位、ノードBの可能輸送量は6単位です。 一方、ノードDの必要量は4単位、ノードEの必要量は6単位です。 また各ノードを結ぶ流量の上限及び下限は、たとえば、ノードAとCを 結ぶアークには単位コストとして6がかかり、このアークを流れる流量 の容量は2以上6までであることを示しています。各アークのコスト関数は全て直線です。
ネットワーク図においてノード@およびFは開始点と終了点がおのおの一つである ネットワークにするために付け加えたノードであります。
さらに、ネットワークを完成させるために終了点Fから開始点@へのアークを 考えなければなりません。開始点ノード@からA、Bへの流量は計10単位、 ノードD、Eから終了点ノードFへの流量は同じく10単位ですから 終了点Fから開始点@へ10単位の流量をもどします。 以上が入力データのすべてです。
ネットワーク図



ネットワークの各アーク(枝)に対するデータは下の表になります。
FromToLower 固定費CostLimit Arc型
124 004 直線
136 006 直線
230 0-16 直線
242 066 直線
340 016 直線
350 0-16 直線
450 0-22 直線
462 026 直線
561 012 直線
574 004 直線
676 006 直線
7110 0010 直線

 TNFS用インプット・データ

実際このモデルのインプット・データは‥‥\Program File\TNFS\のフォルダ内にあります。
TNFSメニューバーの ファイル → 開く→ Sample11.TNFファイルを開くことによって見ることができます。

ショートカット
ツールバー:
キーボード: CTRL+O
インプット・データの与え方はTNFS操作ガイドを参照して下さい。

インプット・データ一覧
!
! 直線費用関数例
!
TITLE Sample10
ARC(1,2) 4,0,0,4
ARC(1,3) 6,0,0,6
ARC(2,3) 0,0,-1,6
ARC(2,4) 2,0,6,6
ARC(3,4) 0,0,1,6
ARC(3,5) 0,0,-1,6
ARC(4,5) 0,0,-2,2
ARC(4,6) 2,0,2,6
ARC(5,6) 1,0,1,2
ARC(5,7) 4,0,0,4
ARC(6,7) 6,0,0,6
ARC(7,1) 10,0,0,10
END
最適化計算

最適化計算の操作

メニューバーのTNFS最適流量計算 をクリックします。
ショートカット
ツールバー:
キーボード: Alt+T

計算結果

このような入力をもとに計算された結果は下の表の通りです。
//
//***** ネットワーク最適流量費用一覧表 *****
//
No.FromTo LowerUpperArc Cost Flow
112 440 4
213 660 6
323 06-2 2
424 2612 2
534 062 2
635 06-6 6
745 020 0
846 268 4
956 122 2
1057 440 4
1167 660 6
1271 10100 10

輸送費用合計 = 16.

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