PowerBook540Cのハードディスクを換装しました。 PowerBook500シリーズのハードディスクは2.5インチのSCSIディスクです。 ところが、1999年現在、2.5インチのSCSIディスクを製造しているメーカー はありません。過去に発売されていたディスクは、容量が小さく （PowerBook550Cに搭載されていたものでも750MBとか1GB）、しかも 希少なため、中古でも高価です。
そこで、2.5インチのIDE-SCSI変換基板を購入し、IDEドライブに 換装しました。 IDE-SCSI変換基板は、ArtmixのPowerMonster という製品を使用しました。ArtmixのWebサイトから通信販売で購入しました。 お値段は通販手数料込みで10,900円でした。
IDEドライブは、東芝8.1GB MK8113MATを使用。 お値段はTwo Topの通販で29,800円。 これで一気に8GB HDD内蔵PowerBookとなりました。 しかし、 Old 68k Macに8GBは大きすぎですね。 私は漢字talk7.5.5を使用していますが、2GBパーティションのドライブが ４つもできてしまい、なんかまぬけです。
PowerMonsterのマニュアルに従い、変換基板とIDEドライブを重ねて 装着するだけです。数年前のノートPCは最近のノートと違って、実装に 余裕があるので、換装は楽ちんでした。
装着したら、あとはサードパーティ製のSCSIディスクと変わりません。 Drive-7や 「ドライブ設定スペシャル」などでフォーマットできます。 漢字Talk 7.xを使用する場合は、2GB以下のパーティションに区分けする必要があります。 MacOS8を使用する場合は、「ドライブ設定スペシャル」でフォーマットします。
図はDrive-7でディスクを認識したところです。ドライブInformationがMK8113MAT となっていることがわかります。
ここで説明した改造は、自己責任で行ってください。