ChartScape/Winネットワークガイド

本ドキュメントでは、ChartScape/Winネットワーク環境での高度な使い方を説明します。 本ドキュメントに記述した内容を実行するには、Webサーバ、ChartScape Webブラウザプラグインがインストール されている必要があります。これらのインストールは、「インストールガイド」を参照してください。

  1. LAN環境での使用
  2. 株価サーバ
  3. Webブラウザでチャート表示

1.LAN環境での使用

LAN環境では、ChartScape/Winは、他のパソコンやサーバで蓄積した株価データを表示させることが可能です。

使い方の例

  1. 1台のWIndowsパソコンに、ChartScape/Winで株価データを蓄積しておき、別のWIndowsパソコンにインストールしたChartScape/Winからこの株価データを閲覧する。
  2. MacintoshにChartScape/Macで株価データを蓄積しておき、LAN接続したWIndowsパソコンから、ChartScape/Winを使って株価データを閲覧する。
  3. インターネットサーバに株価データを蓄積しておけば、ChartScape/Win使って、(世界中の)みんなが株価チャートを閲覧できる。
インターネット接続可能なパソコンからは、3番目の例は、すぐにでも試用することができます。

[編集]メニューの[初期設定...]により、初期設定ダイアログボックスを開き、[その他]タブをクリックします。ここでボタンにより、[ローカルモード]から[リモートモード]に変更します。[リモートデータURL]欄の矢印をクリックし、[http://homepage.mac.com/chartscape/TEST.HTML]を選択します。この設定は、一旦ChartScape/Winを終了し、ChartScapeを再立ちあげ後に有効になります。

もしあなたのパソコンに、Internet Exprolerをインストールしている場合は、[プロキシを使う]はチェックしないでください。Internet Exprolerで設定したプロキシが有効になります。

Internet Exprolerをインストールしていない場合は、必要に応じてプロキシを設定し、[プロキシを使う]をチェックしてください。

サーバの設定を行った後、[設定を保存]ボタンをクリック後、ChartScape/Winを一旦終了してください。次回起動時には、設定したサーバの株価を、インターネット経由で読み込んで表示するようになります。なお、サーバ[http://homepage.mac.com/chartscape/TEST.HTML]は、ChartScape/Winの動作確認の目的のために公開しているもので、実際の銘柄の株価ではありません。

2.株価サーバ

ChartScape/Winは、Webサーバと連動して動作し、株価データを配信する機能があります。 この機能を使うと、

といった使い方が可能になります。

Webサーバの設定

ChartScape/Winにより蓄積した株価データをWebサーバ経由で公開し、ネットワーク(インターネット)で接続された別のパソコンで、その株価データを閲覧することができます。 ChartScape/Winと連動して動作するWebサーバは、

です。Webサーバの設定は、ChartScape/Winディレクトリを/ChartScapeのエイリアス名で、公開するだけです。 このとき、[読み取り]だけでなく[実行]もチェックしてください。 Microsoft パーソナルWebサーバの設定方法は、こちらをご参照ください。

クライアントの設定

ChartScape/Winで、別のパソコン上にインストールしたChartScape/Winで蓄積した株価データを 利用するには、 [編集]メニューの[初期設定...]により、初期設定ダイアログボックスを開き、[その他]タブをクリックします。ここでボタンにより、[ローカルモード]から[リモートモード]に変更します。[リモートデータURL]欄に、株価データを蓄積したパソコンのURLを入力します。サーバ設定の通りに設定した場合は、次のようなURLを指定すればよいでしょう。ホスト名(以下のURL中の'serverhost')は適宜変更してください。
  http://serverhost/ChartScape/CSISA.DLL?ALLST                

株価データを蓄積したパソコンがファイアーウォールの先にある場合でも、Internet Exproler 3.0以降をお使いの場合は、このダイアログボックスで[プロキシを使う]はチェックしないでください。Internet Exprolerで設定したプロキシが有効になります。

ChartScape/Macで蓄積した株価データを利用するには、以下のURLを指定します。ホスト名(以下のURL中の'Macintosh')は適宜変更してください。Macintosh側の設定は、ChartScape/Macのユーザーズガイドを参照してください。
  http://Macintosh/ChartScape.cgi?cmd=ALLST                

3.Webブラウザでチャート表示

Webクライアントの設定

ChartScape/Winディレクトリ内にあるNPCSCP32.DLLを、Webブラウザ所定のプラグインディレクトリにコピーするだけで、Netscape Navigatorや(version 5.5以前の)Internet ExprolerからChartScapeの株価チャートを閲覧できるようになります。(Windows XPのInternet Exprolerはversion 6ですから、残念ながらこの機能は使えません。) プラグインディレクトリは、Webブラウザのインストール方法により異なりますが、典型的には、以下のとおりです。

Netscape Navigatorの場合
  C:\Program FIles\Netscape\Navigator\Program\Plugins\
  C:\Program FIles\Netscape\Communicator\Program\Plugins\  

Internet Exprolerの場合
  C:\Program FIles\Internet Exproler\plugins               

Webクライアントを設定後は、以下のURL
http://servername/ChartScape/CSISA.DLL  
により、Wwbブラウザ上でチャートの表示が出来ます。(ここで、「servername」はあなたのPCのコンピュータ名です。)

http://servername/ChartScape/CSISA.DLL?KDT?Code=nnnn  
により、証券コードがnnnnのチャートをダイレクトにWebブラウザに表示できます。

http://servername/ChartScape/CSISA.DLL?CONFIG  
により、Webブラウザから、各種設定を行うことが出来ます。