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TieUpのダウンロード

・Ver1.6 (最新版)→TieUp16.lzh

・Ver1.5       →TieUp15.lzh

・Ver1.4       →TieUp14.lzh

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TieUpとは

あらゆるアプリとタイアップし、全自動処理を実現するツール

●はじめに

・Windows98と同時にWSH(ウィンドウズ・スクリプティング・ホスト)が登場
し、ついにWindows上でも処理の自動化ができると期待されました。しかし、WSH
でコントロールできるのはMS-Officeなど一部のアプリ(オブジェクトモデルの理
解が必須)だけです。これではほとんど使い物にならず、とても残念です。

・そこで、WSHを強化するActiveX DLLを作ってみました。VBScriptなどで書かれた
スクリプトファイルの中でCreateObjectするだけで強力なパワーが得られます。

・VBなどのプログラミング言語製品を持っていなくても、メモ帳やエディタだけで
手軽にサクサクとプログラムが作れます。この手のソフトにありがちな「独自の文法
を覚える手間」もありません。定型処理はもちろん、場合によって異なる動作を必要
とする処理に対しても飛躍的な生産性をもたらします。

・用途としては、自動画像処理、初心者の教育、無人デモ、自動プレゼンテーショ
ン、インターネット自動アクセス、自動パスワード入力などなど、アイディアしだ
いでどんどん広がります。なんだかいつもコンピュータに使われているようだとお
感じのあなた、ぜひ「タイアップ」をおためしください。あなたの意のままに動く
コンピュータの姿にきっとご満足いただけることでしょう。

●動作環境
 1.WSHが動く環境
 A) Windows98
 普通、WSHはインストール済みです(もしインストールされていなければ、
コントロールパネルのアプリケーションの追加と削除→Windowsファ
イルタブ→ファイルの種類→アクセサリ→詳細
→Windowsスクリプティングホストのチェックをオンにします)。
  B) Windows95 OSR2 + IE4.0以上
 次のサイトからWSHをインストールしてください。
http://www.asia.microsoft.com/msdownload/vbscript/scripting.asp?msid=32372&plat=x86&lang=Japanese
  C) Windows95 で上記以外の環境
    まずIE4.0以上をインストールして、WSHをインストールしてください。
    これで動かない場合は、上記サイトの指示に従い、DCOMのセットアップを
   行うなど少し面倒になります。
 
 2.要VB6ランタイム
 次のサイトからダウンロードできます。
 多くのオンラインソフトで必要なのでこの際…
http://www1.harenet.ne.jp/~ishito/software.html#vb6rantime
 解凍してできたvbratimrXXフォルダのsetup.exeを実行するのを忘れないで
ください。

 ※ WindowsNTでの動作は現時点で保証していません(Windows200Xには対応の予定?)

●インストール・アンインストール

 インストールは、動作環境を整えた後、TieUp16.lzhを任意のフォルダで解凍し、
setup.exeを実行するだけです。
 アンインストールは、DOSプロンプトでWindowsのSystemフォルダをカレントフォ
ルダにして
  regsvr32 /u TieUp.dll
を実行したあと、WindowsのSystemフォルダの中のTieUp.dllを削除。
そして、TieUp16.lzhを解凍したフォルダを削除します(面倒ならそのままでもかま
いません)。

●使用方法

 まずSampleT.vbsをダブルクリックして実行してください。
 次に以下の説明を参考にして、スクリプトをいろいろ改造してみてください。

・AdjustTメソッド
 タスクバーを右クリックしたのと同じ処理を行います。引数はVBのSendKeys
と同じです。
 例えば TieUp.AdjustT "m" とすると、全ウィンドウを最小化します。

・AppShowメソッド
 アプリの表示状態を指定します。0:非表示、1:通常表示、2:最小化、
3:最大化、4:通常表示非アクティブ、6:最小化非アクティブ となります。
 2番目の引数は、アプリの整理番号です(省略時はアクティブなアプリ)。

・Breakメソッド
 自動実行を一時中断します。全自動処理といってもユーザーに操作させたい
部分がでてくることもあります。このメソッドでより柔軟な処理が可能になります。
 戻り値は、クリックされたボタンの番号です(2:再試行、3:無視)。
 引数(文字列)を与えると、ダイアログボックス内の文章に説明を追加して
表示します。
 スクリプトの実行中にBreakキー(Stopキー)を押してもBreakモードにはい
るので、暴走を防ぐことができ安心です。

・EmpDeleteメソッド
 引数に与えられたフォルダの中の空フォルダを削除します。あとは、
FldDeleteメソッドと同じです。

・Execメソッド
 アプリを起動します。「ファイル名を指定して実行」の機能を使用します。
 データファイルのパスを与えると、関連付けられたアプリに読みこまれて
起動するので便利です。パス補完もします。多少時間がかかりますが、Runメ
ソッドの代わりに使うこともできます。
 アクセサリやオフィスアプリなど、ファイル名を与えるだけで起動できるもの
の場合、 notepad winword excel など拡張子を省略した引数を与えてください。
パスを補完せずにすぐさま、メモ帳 ワード エクセル を起動します。
 TieUp独自の仕様として、プログラムとデータを'|'で区切ることにより、両方
ともパス補完できます。例として、TieUp.Exec "Abcd.exe | Efgh.txt" でデフォ
ルトフォルダにあるAbcd.exeがEfgh.txtを読みこんで起動します。
 また、"http://"や"file://"で始まるデータはURLと見なし、IEが起動します。
 2番目の引数によって、アプリの表示状態を指定できます。AppShowメソッドと
同じ値です。
 Runメソッドと比べ便利なので、通常はExecメソッドを使ってください。

・FldCopyメソッド
 フォルダをコピーします。第1引数(コピー元)と第2引数(コピー先)に
フォルダのパスを与えます。パス補完もします。それぞれ省略するか、"?"を与え
るかすると、対話的にフォルダ選択する画面があらわれます。
 第1引数に指定したフォルダが存在しないときは、対話選択に移ります。また、
第2引数に指定したフォルダが存在するときは、上書き確認をします。
 戻り値は、コピー先フォルダのパスです。

・FldCopyXメソッド
 フォルダをバックアップコピーします。第1引数にコピー元のフォルダのパス、
第2引数にバックアップ先の親フォルダのパスを与えます。
 FldCopyメソッドと違い、第2引数を省略したときは直前のFldCopyXメソッド
で指定したフォルダ(一度も指定してないときは、DefFldフォルダ\BackUpフォ
ルダ)がバックアップ先の親フォルダになります。
 また、コピー元ファイルのアクセス日、アーカイブ属性、読み取り専用属性を
きめこまかくコントロールしています。読取専用オンのファイルは、読み取り専
用オフかつアーカイブオンにします。アーカイブオンのファイルだけをバック
アップし、バックアップ先に同名の新しいファイルがあれば、バックアップしま
せん。バックアップしたファイルは、アーカイブオフにしますがアクセス日は
コピー前のままに保ちます。
 これにより、ハードディスクのデータをCD−RやMOにバックアップして
いき、長い間アクセスされなかったファイルはどんどん削除して空き容量を増や
すという使い方ができるようになります。意外とこのような使い方に対応した
バックアップツールが少なかったので、TieUpの機能として追加しました。
 一緒に使うと便利なソフトとして、FileDateChecker (by Yutaka Endo) と
Virtual CD-ROM Case (by HN-Project) をあげておきます。ただし、アクセス日
には注意してください。ショートカットファイルやEXEファイルなど、プロパティ
を表示しただけでアクセス日が更新されてしまうものがあるようです。Windows
の悪しき仕様だと思われます。なお、同梱のDisposer.exeも使ってみてください。
使い方は、Disposer.txtに書いてあります。
 初めてバックアップするときなど、アーカイブ属性や新しい同名ファイルの有
無にかかわらず強制的にコピーしたいときがありますが、第3引数に True を与
えることでフルバックアップを実行します。
 バックアップ先に空フォルダができることがありますが、自動的にEmpDelete
メソッドが呼び出されることによって削除されます。もし、削除したくないとき
は、第4引数に True を与えてください。

・FldDeleteメソッド
 フォルダを削除します。引数はフォルダのパスでパス補完もします。省略する
と、FldSetなどで最後に指定したフォルダを削除します。"?"を与えると、対話的
にフォルダ選択する画面があらわれます。
 第2引数に True を与えると、読み取り専用フォルダも強制削除します。

・FldSetメソッド
 フォルダを指定します。引数はフォルダのパスでパス補完もします。省略する
か、"?"を与えるかすると、対話的にフォルダ選択する画面があらわれます。
 確認の問い合わせのときに、修正や追加をすることもできます。
 存在しないフォルダを指定したときは、新規作成します。
 戻り値は、フォルダのパスです。

・FldSetDメソッド
 フォルダを指定して、デスクトップに作業用コピーを作ります。フォルダ指定
はFldSetメソッドと同じ方法です。デスクトップの作業用フォルダを指定するに
は、'_D'で終わるフォルダ名を引数に与えます。省略すると、元のフォルダ名に
'_D'が加わったものとなります。
 サブフォルダ以下はコピーされません。また、コピーするファイルをワイルド
カードで指定することもできます。"*.bmp" , "*.gif" などいくつでも引数に与
えることができます。そのためこのメソッドに限り、引数の順番は一切問わない
仕様になっています。
 コピー後、ファイルの読取専用属性をオフにし、作業しやすくしています。
 戻り値は、作業用フォルダのパスです。

・FrmShowメソッド
 VBのフォームfrmTieUpを表示します。第1引数にファイルのパスを与えると、
テキストファイルと画像ファイルを可能な限り表示します。
 第2引数は表示している秒数です(省略時は4秒間)。
 FldFilesプロパティと組み合わせると、簡単なビューアになります。詳しくは、
Usage.txtを見てください。

・IEtabメソッド
 IEに{tab}を送り、最初の部品やリンクテキストにフォーカスを移します。
IEのバージョンや、アドレスバーの表示状態の違いにより、必要な{tab}の回
数が変わってしまいますが、このメソッドによってその違いを吸収します。
 スクリプト中最初のIEtabで、簡単なテストをし、{tab}の回数を調べます。
以後は、その回数を使います。戻り値は、回数です。

・IEverメソッド
 IEのバージョン番号を調べて返します。
 IEtabメソッドで対応できない問題が起きたときに使用し、バージョンに
よって処理を分けてください。

・Markメソッド
 RunメソッドやExecメソッドで起動したアプリ以外をTieUpからコントロール
したいときに使います。自動実行を一時中断し、対話的にアプリを指定します。
 戻り値はアプリの整理番号(AppNumプロパティの値でメソッド実行前より
1増加)です。引数(文字列)を与えると、ダイアログボックス内の文章に説明
を追加して表示します。

・Passメソッド
 日本語などSendメソッドで送れないテキストを一括してアプリに渡します。
 Sendメソッドと比べると待ちの処理がはいらない分だけ高速です。
 2番目の引数(整数)を与えると、最後にその数だけ{Enter}を送ります。

・PassFメソッド
 ファイル名を渡すときに使います。Passメソッドとの違いは、ドライブ名が
ないときWinDrvを前に付加し、ファイル名だけのときDefFldを前に付加してパ
スを補完する点です。

・Popupメソッド
 WSHShell.Popupとほとんど同じものです。MsgBoxのようにメッセージを出力
しますが、2番目の引数(整数)の秒数だけたつと自動的に消えて次に移ります。
 省略時は2秒となっています。

・Popup2メソッド
 2択のPopupです。第1引数は問題文のテキスト、第2引数はPopupしている秒数
(省略時は8秒)、第3引数はデフォルトボタンの番号(左から1,2)です。
 第3引数を省略または0にすると、乱数で決定されます。これをうまく使えば、
アドベンチャーゲームのような動作をさせることも可能です。
 戻り値は選択されたボタンの番号(左から1,2)です。

・Popup3メソッド
 3択のPopupです。あとは、Popup2と同じです。

・Restメソッド
 秒単位で休憩時間をはさむためのものです。TieUp.Rest 7 で余分に最大7
秒間休憩します。
 休憩中にウィンドウの生成・消滅が起こってアクティブウィンドウが変更さ
れた場合は、前の処理が完了したものと見なして、休憩を早めに切り上げます。
 TieUp.Rest 7 , True のように第2引数に True を与えると、早めに切り上
げることなく7秒間休憩します。よくわからないときは、第1引数の秒数を多
めに指定して、第2引数を省略してください。
 引数をすべて省略すると、最大10秒間休憩します(最大の秒数はRestMax
プロパティで変更可能)。
 Restメソッドは通常は使う必要はありません。次の命令が送られるタイミン
グが早すぎて、どうしてもうまく動作しないときなどに使ってください。

・Runメソッド
 アプリを起動します。引数はアプリのフルパス、戻り値は「タイアップ」が
起動したアプリの整理番号です。
 引数が不完全なパスのとき、PassFメソッドと同じくパスを補完します。
 また、VBのShell関数のように第2引数を与えて表示モードを指定することも
できます。

・Sendメソッド
 TieUpで最もよく使われるメソッドです。
 アプリにキーコードを送ります。引数はVBのSendKeysとほとんど同じものです。
"{PrtSc}"や"%{PrtSc}"も送れます(スクリーンコピーをする)。
 前の処理が終わるのを待って次のキーコードを送るようにしているのでとても
安心です。

・Soundメソッド
 WAVファイルを鳴らします。引数はWAVファイルのフルパスです。
 パス補完もできます。

・Updateメソッド
 VBからTieUpを使うときなど、TieUpの命令以外によってアクティブなアプリ
に変化が起きることがあります。TieUpは基本的には自分が起こした変化以外は
無視する仕様になっていますが、Updateメソッドを使うとVBなど外部の命令に
よって起きた変化をあたかも自分が起こした変化のように受け入れます。

・AppCurプロパティ
 アクティブなアプリの整理番号です。このプロパティを変えるとアプリを切
り替えることができます。

・AppNumプロパティ(読み取り専用)
 アプリの整理番号の最大値です。「タイアップ」が起動したアプリがいくつ
あるかがわかります。整理番号は1から始まり、1つずつ増えていきます。

・DefFldプロパティ
 デフォルトのフォルダのパス名です。初期状態では、カレントフォルダのパ
ス名がはいっています。必要があれば、ほかのフォルダに変えることもできます。
 WinDrvプロパティとDefFldプロパティはTieUpの内部でファイルのパスを補完
するのにも使われます。
 したがって、スクリプトファイルと同じフォルダにあるファイルの場合は
ファイル名だけ指定し、起動ドライブにあるファイルの場合はドライブ名を
省略し、それ以外のファイルの場合はフルパスを指定するという使い方になる
と思います。

・FldFilesプロパティ(読み取り専用)
 指定されたフォルダ内のFilesコレクションを返します。For Each 文の中で
使うことにより、フォルダ内の全ファイルに対してさまざまな操作ができます。

・FrmClosedプロパティ(読み取り専用)
 FrmShowメソッドで表示されたfrmTieUpを右上の×で閉じた直後、Trueとな
ります。

・FrmSelectedプロパティ(読み取り専用)
 FrmShowメソッドで表示されたfrmTieUpを右クリックした直後、Trueとなり
ます。フォームの中を右クリックした時に特殊機能(ファイル削除など)を
割り当てることができます。

・RestMaxプロパティ
 Restメソッドで引数を省略したとき、休憩を最大何秒間とるかを決定します。
 初期状態では、10となっています。

・Titleプロパティ(読み取り専用)
 アクティブウィンドウのタイトルを得ます。

・WinDrvプロパティ(読み取り専用)
 ウインドウズのインストールされているドライブ名を得ます(C:\など)。


※ マウス操作の実行機能には現時点で対応していません。
※ 自動記録機能は、付属のTieUpR.exeによって一部(簡易キー記録&テスト機能)
 実現しています。

●バージョンアップ履歴
Ver1.6
- TieUpの作動中、タスクトレイにアイコンを表示。アイコンのダブルクリックで
バージョン情報を表示、右クリックでTieUpを一時中断しBreakモードへ。
長時間非表示となるメソッド(Rest,FldSetD,FldCopy,FldCopyX)の実行中、
アイコンにマウスポインタを重ねると、各種情報を表示。これにより、「本当に
実行されているのか」という不安を軽減。
これらタスクトレイ関係の機能は、暫定仕様のため、今後少しずつ変更するかも。
- FldCopyXメソッド、EmpDeleteメソッドの追加。これにより、バックアップ用の
スクリプトを簡単に書くことが可能に。特に、CD−RやMOへのバックアップに
最適。
- 上記にともない、FrmShowメソッド実行後もアクセス日を前のままに保つように
変更。タイトルにアクセス日を付加することも可能に。さらに、FrmClosedプロパ
ティ、FrmSelectedプロパティを追加(FrmShowによるビューアの一部変更)。
これらによって、ファイル内容をビューアで確認してから削除する際の利便性が
向上。
- サンプルアプリとして新たにDisposer.exeを追加。ファイル内容を確認して
削除するためのツールとして使用できる。
- SampleT.vbs を少し変更。

Ver1.5
- InternetControlsの参照設定により、TieUpからIEを起動可能に。
- パス補完機能の強化。空白を含むフォルダにも対応。
- AppShowメソッドの追加。これにより、ウィンドウの表示状態を指定可能に。
- Execメソッドの強化。上記3つの変更により、「URLを与えるとIEが起動し、読み
こみ終了まで正確に待つ」「プログラムとデータを'|'で区切ると両方ともパス補完」
「Runメソッドの第2引数と同じことを指定」が可能に。また、ファイル名表示をや
めたことにより、少し高速化。Runメソッドの必要性はほとんどなくなる。
- IEtab,IEverメソッドの追加。これにより、IEの設定の違いを吸収。
- FldSet,FldSetD,FldCopy,FldDeleteメソッドの追加。これにより、フォルダやファ
イルの扱いが便利に。
- FldFilesプロパティの追加。これにより、フォルダ内のすべてのファイルに対して
さまざまな操作が可能に。
- FrmShowメソッドの追加。これにより、TieUpからVBのフォームが表示可能に。
FldFilesと組み合わせると簡単なビューア(画像,テキスト)になる。
- Restメソッドを修正。
- 内部ByVal指定増加により、メソッドの引数を変数で与えたときの安定度アップ。

Ver1.4
- Popup2メソッド、Popup3メソッドの追加。これにより、2択と3択の質問が容易に。
- Breakメソッドの一部変更と強化。
- Markメソッドの追加。
- AdjustTメソッドの追加。
- RestメソッドとSendメソッドの不具合を修正。
- Sendメソッドを強化。{Esc}や{Tab}もより安定して送れるように変更。
- RunメソッドとAppCurプロパティ(設定)を修正し、冗長性を減らす。そのかわりに
Updateメソッドを追加。
- 休止していたExecメソッドを復活。
- VBからTieUpを使うことに正式に対応。VBサンプルプログラムを追加。
TieUpR.exeは簡易キー記録&テスト機能を提供。SampleV.exeはSampleT.vbsと同じ処理
をVBで行ったもの。

Ver1.3
- 「前の処理が終わるのを待つ」ルーチンの一部修正・強化。
- Restメソッドの強化とRestMaxプロパティの追加。「前の処理が終わるのを待つ」
ことがうまくいかない箇所に挿入することによって、動作をより安定化。
- 細かいバグ修正とSampleT.vbsファイルの一部変更。これによって、Win98へ正式
に対応、動作を確認(VAIO PCG-XR1にて)。※どうしてもWin98で動作しない場合は
OSの内部仕様変更のせいとも考えられるので、以下のサイトからForegroundWindow
というツールをダウンロードして試してみるとよいかも(ただし各自の責任で)。
http://home.att.ne.jp/yellow/town/rockm.htm

Ver1.2
- 動作環境の差異(Win9Xのバージョンの違いや、常駐ソフトの有無、使用アプリなど)
のためTieUpが正常に動作しない事例が報告されたので、「前の処理が終わるのを待つ」
内部ルーチンを根本的に変更。動作の安定とより幅広い環境への適応をねらう。
- 上記にともない、やや不安定なExecメソッドを廃止(または休止)。
- 「前の処理が終わるのを待つ」ことがうまくいかない場合に備えて、Restメソッドを
追加。
- 上記変更に合わせて、SampleT.vbsファイルを修正。

Ver1.1
- DefFld,WinDrvプロパティの追加。それにともなってパス補完機能を追加。
- PassF,Popup,Execメソッドの追加。
- Breakキーを押すことでBreakモードにはいれるようにキースキャン機能を追加。
- 新機能を生かすため、SampleT.vbsファイルを修正。
- その他、細かいバグ修正。

●制約条件

1. 本ソフトウェアの著作権は、Aesthetician(羽田野 浩司)が所有します。
2. 本ソフトウェアは、フリーウェアとします(将来、シェアウェアとすることもあります)。
3. 営利目的以外の転載、配布は自由ですが、その際に配布内容の変更は行わないようにしてください。
4. 本ソフトウェア使用による障害について著作者は一切責任を負いません。

●参考文献

・Windows Scripting Host入門 with VBScript(藤本壱著:毎日コミュニケーションズ)
・Win32APIオフィシャルリファレンス(アスキー書籍編集部編)

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サンプルスクリプト紹介

Option Explicit
'************** タイアップサンプルスクリプト Ver1.6 ***************
'VBの場合は、以下のコードを Sub Form_Load() に記述すればよい
'/////////初期設定//////////////////////////////////////////
'タイアップオブジェクトを作成する
Dim TieUp
Set TieUp = CreateObject("TieUp.CTieUp")
'///////////////////////////////////////////////////////////
'あらかじめ、すべてのウィンドウを最小化しておく。
TieUp.AdjustT "m"
'本処理開始
Dim appWordpad , appCalc , appPaint
TieUp.Popup "これからタイアップ・サンプルスクリプト Ver1.6 を実行します" _
& vbCrLf & vbCrLf & " Breakキー(Stopキー)を押すと中断します" _
& vbCrLf & " タスクトレイのアイコンを右クリックしても中断します" _
& vbCrLf & vbCrLf & vbCrLf & "  第1部:アクセサリの自動実行" _
& vbCrLf & vbCrLf & "  第2部:画像処理の自動実行" _
& vbCrLf & vbCrLf & "  第3部:パスワードの自動入力" , 6

If TieUp.Popup2("第1部:アクセサリの自動実行 をしますか?" , , 1) = 1 Then
appWordpad = TieUp.Exec("wordpad")
TieUp.Pass "計算をしてみましょう" , 2
TieUp.Pass "123 × 456 = ?" , 2

appCalc = TieUp.Exec("calc")

TieUp.Send "123*456="
TieUp.Send "%{PrtSc}"

appPaint = TieUp.Exec("mspaint")
TieUp.Send "^v%ii^c"

TieUp.AppCur = appWordpad
TieUp.Send "^v{down}{enter 2}"
TieUp.Pass "このように答えは "

TieUp.AppCur = appCalc
TieUp.Send "^c"

TieUp.AppCur = appWordpad
TieUp.Send "^v"
TieUp.Pass " となります。"

TieUp.AppCur = appCalc
TieUp.Send "%{f4}"

TieUp.AppCur = appPaint
TieUp.Send "%{f4}"
'ダイアログボックスのタイトルの違いに対応…Win95は"Paint"、Win98は"ペイント"
If (TieUp.Title = "Paint") Or (TieUp.Title = "ペイント") Then TieUp.Send "n"

TieUp.AppCur = appWordpad
TieUp.Send "%fa"

TieUp.Sound "WINDOWS\MEDIA\The Microsoft Sound.wav"
If TieUp.Break("できた文書を保存しないなら[無視]を押してください。") = 3 then TieUp.Send "{Esc}"
'ワードパッドを最小化しておく
TieUp.AppShow 2
End If

Dim FldOrg , Fl , FldWinD , Ans
If TieUp.Popup2("第2部:画像処理の自動実行 をしますか?" , , 1) = 1 Then
TieUp.Popup "SampleT.vbs のあるフォルダをのぞいてみましょう。" , 3

FldOrg = TieUp.FldSet(TieUp.DefFld)
TieUp.FrmShow "Usage.txt" , 20
For Each Fl In TieUp.FldFiles
TieUp.FrmShow Fl.Path
If TieUp.frmClosed Then Exit For
Next

TieUp.Popup "Windowsフォルダ内のBMPファイルをデスクトップの " & vbCrLf & "Windows_D フォルダにコピーします。" , 4
FldWinD = TieUp.FldSetD("\Windows" , "*.BMP")

Ans = TieUp.Popup2(TieUp.FldFiles.Count & "個のファイルがコピーされました。" & vbCrLf & "これらの画像を全部見ますか。" , , 1)
If Ans = 1 Then
For Each Fl In TieUp.FldFiles
TieUp.FrmShow Fl.Path
If TieUp.frmClosed Then Exit For
Next
End If

If TieUp.FldFiles.Count > 5 Then
Ans = TieUp.Popup2("これから、それぞれのファイルに対して画像処理を加えます。" & vbCrLf & "時間短縮のため、ファイル数を5つにしぼってよいですか。" , , 1)
If Ans = 1 Then
Dim i
For Each Fl In TieUp.FldFiles
i = i + 1
If i > 5 Then Fl.Delete
Next
End If
End If

TieUp.Popup "Windows_D フォルダ内のすべてのファイルに対して、画像処理(傾き)を加えます。" , 5
appPaint = TieUp.Exec("mspaint")
For Each Fl In TieUp.FldFiles
TieUp.Send "^o"
TieUp.Pass Fl.Path , 1
TieUp.Send "^w%o{tab}"
TieUp.Pass "30" , 1
TieUp.Send "^s"
Next
TieUp.Send "%{f4}"
'ダイアログボックスのタイトルの違いに対応…Win95は"Paint"、Win98は"ペイント"
If (TieUp.Title = "Paint") Or (TieUp.Title = "ペイント") Then TieUp.Send "n"

TieUp.Popup "画像処理後の Windows_D フォルダをのぞいてみましょう。" , 3
For Each Fl In TieUp.FldFiles
TieUp.FrmShow Fl.Path
If TieUp.frmClosed Then Exit For
Next
'フォルダ削除の前には、ファイルを使用中のアプリがないように処置すること
If TieUp.Popup2("Windows_D フォルダを削除してよいですか。" , , 1) = 1 Then TieUp.FldDelete

Do While TieUp.Popup2("もっとほかのフォルダをのぞいてみますか。" , , 2) = 1
TieUp.Popup "ファイル数の多いフォルダを選ぶと時間がかかりますが、" & vbCrLf & "いつでも右上の×で中止できます。"
TieUp.FldSet
For Each Fl In TieUp.FldFiles
TieUp.FrmShow Fl.Path
If TieUp.frmClosed Then Exit For
Next
Loop
End If

Dim appIE
If TieUp.Popup2("第3部:パスワードの自動入力 をしますか?" , , 1) = 1 Then

appIE = TieUp.Exec("File://login.htm" , 3)
'エクスプローラバーを無しにする(IE5以降では、手動でやらなければならない場合もあるので注意)
TieUp.IEver
TieUp.IEtab
TieUp.Pass "himitsu"
TieUp.Send "{tab}{enter}"

If TieUp.Break("さらに、インターネットで自動パスワード入力の実験をしますか?" & vbCrLf & "しない場合は、[無視] を押してください。" & vbCrLf & "する場合は、インターネット接続をすませてから [再試行] を押してください。" & vbCrLf & "   常時接続または自動接続の場合は、そのまま [再試行] を押してください。") = 2 Then
appIE = TieUp.Exec("http://hp.vector.co.jp/authors/VA016598/index.htm" , 3)
TieUp.IEtab
TieUp.Send "{tab 6}"
TieUp.Pass "himitsu"
TieUp.Send "{tab}{enter}"
End If
End If

TieUp.Popup "これでタイアップ・サンプルスクリプトを終わります"

WScript.Quit
'VBの場合は、WScript.Quitのかわりに End を!


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2001/01/25