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RedHat 7.1 導入記
インストール
02/01/12 RedHat Linux 7.1を ax59p へインストール。
インストール時にIntelliMouseを選択するとNetscapeでスクロールができた。
インストールに伴い、各マシンのIPを次のように設定。
マシン名 | IP | 説明 | 場所 |
cusl2 | 192.168.0.1 | P3-866 Windows XP | 自宅 |
cusl2 | 192.168.0.1 | P3-866 Red Hat 8.0 | 自宅 |
(ATUR-E2) | (192.168.0.1) | (old : ADSL modem (bridge mode : reserved)) | (自宅) |
vaio | 192.168.0.2 | VAIO PCG-Z505CR/K P3-700 Windows XP | 自宅・学校 |
BA5000 | 192.168.0.3 | ルーター(ゲートウェイ、DNS) | 学校 |
ax59p | 192.168.0.4 | K6-2-450 RedHat7.1 | 学校 |
pc9821v16 | 192.168.0.5 | Windows 98 | 和歌山 |
mn350x16 | 192.168.0.6 | TurboLinux 6.0 WorkStation | 自宅 |
(cusl2) | (192.168.0.7) | (old : P3-866 Red Hat 7.3) | 自宅 |
inspiron 8200 | 192.168.0.8 | Windows 2000 | 学校 |
ATUR-E2 | 192.168.0.9 | ADSL modem (router mode) | 自宅 |
WN-B11 AXP | 192.168.0.10 | 無線LANアクセスポイント | (自宅) |
WN-B11 PCM(vaio) | 192.168.0.11 | VAIO PCG-Z505CR/K 無線LAN | [自宅] |
ax4gem | 192.168.0.12 | P4-2.4 Red Hat 8.0 | 学校 |
Nios Board | 192.168.0.20 | Nios Developement Board | 学校 |
---- | 192.168.0.100〜131 | ATUR-E2 DHCPクライアントマシン用 | (自宅) |
インストール後に、 プログラム > システム > Network Configuration
でIPなどの設定を次のように行う。
ページ | 質問 | 値 |
Names | Hostname | ax59p.kiyoroom.gr.jp |
Domain | kiyoroom.gr.jp |
Search for hostnames | なにも入力しない |
Nameservers | 192.168.0.3 |
Hosts |
IP | 名前 | Nicknames |
127.0.0.1 | localhost.localdomain | localhost.localdomain localhost |
192.168.0.4 | ax59p.kiyoroom.gr.jp | ax59p |
|
Interfaces |
Interface | IP | proto | atboot | active |
lo | 127.0.0.1 | none | yes | active |
eth0 | 192.168.0.4 | static | yes | active |
|
Routing | Network Packet Forwarding (IPv4) | チェックをはずす |
Default Gateway | 192.168.0.3 |
Default Gateway Device | なにも入力しない(eth0?) |
その他 | なにも入力しない |
起動時の設定
RedHat Linuxが起動したときにスタートさせるサービス・デーモンを設定するには、
ntsysv コマンドを利用する。
Sambaの設定
普通にインストール(Workstationの設定)するとsamba clientはあるが、samba serverは
インストールされていない。
この場合は、Disk 2からパッケージをインストールする。
サーバーの設定でインストールするとsambaをインストールするか
質問される。当然sambaを利用する場合はインストールする。
1.Samba用の別個のパスワードファイルを作成する。
既存の /etc/passwd ファイルに基づいてこのパスワードファイルを作成する場合
は、次のコマンドを入力する。
cat /etc/passwd | mksmbpasswd.sh > /etc/samba/smbpasswd
mksmbpasswd.sh スクリプトは、samba パッケージが入っている /usr/bin ディレクトリにインストールされる。
2.コマンド chmod 600 /etc/samba/smbpasswd を使用して、rootしか読み取り/書き込みが
行えないようにSambaパスワードファイルのアクセス権を変更する。
3.このスクリプトでは、ユーザーパスワードは新しいファイルにコピーされないため、
各Sambaユーザーのパスワードを設定するには、コマンド smbpasswd username を使用する。
( username には各ユーザーのユーザー名を指定する。)
Sambaユーザーアカウントは、対応する Sambaパスワードが設定されるまで有効にならない。
4.次に、Samba設定ファイル内で、暗号化したパスワードを有効化する。
ファイル smb.conf で、次の行をコメント解除する。
encrypt password = yes
smb passwd file = /etc/samba/smbpasswd
5.Windows 95/98でもsambaを共有する場合は、
ファイル smb.conf で、次の行をコメント解除する。
6.変更を有効にするには、シェルプロンプトで次のコマンドを
入力して、Sambaを再起動する。
SWAT
インストール
RedHat 7.1のDisk 2から
をインストールする。
利用できるようにする
/etc/xinetd.d/swatを編集して only_from の行をコメントアウト。
さらに disable = yes を disable = no と変更。
その後、 /etc/rc.d/init.d/xinetd restart を行うとOK。
後は、web ブラウザから http://(IP):901/ にアクセスし、
ユーザーとパスワードが聞かれたら、 user: root,
password: (ルートのパスワード) を入力する。
gschem 20010722 のインストール
ホームページから
ダウンロードのページに行き、
とりあえず、guileをインストールしてみる。
まず、configureファイル内の ac_default_prefix=/usr/local
という記述を ac_default_prefix=/usr に変更し、 libguile ディレクトリ内の net_db.c
ファイル 85行目の extern int inet_aton (); という行をコメントアウトする。
その後普通に、
./configure
make
make check
make install
とコマンドを入力するとインストールが完了する。
なお、RedHat 7.1には GTK+ 1.2.9と glib 1.2.9、 libpng 1.0.9、 zlib 1.1.3 が
標準でインストールされてある。
libgdgeda 1.8をインストールするには、configureファイル内の
ac_default_prefix=/usr/local という記述を ac_default_prefix=/usr に
変更してから
./configure
make
make check
make install
とコマンドを入力するとインストールが完了する。
libStroke 0.4をインストールするには、configureファイル内の
ac_default_prefix=/usr/local という記述を ac_default_prefix=/usr に
変更してから
./configure
make
make check
make install
とコマンドを入力するとインストールが完了する。
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いよいよ本体のコンパイルに移る。
ダウンロードしたファイルは全て /usr/local/src/ ディレクトリ以下に入れておく。
(/usr/local/src/gschem などといった任意のフォルダを作成してもよい。)
また、圧縮されたファイルは、全てそのファイル名を持つディレクトリに解凍しておく。
Makefile 内の prefix=${HOME}/geda という記述を prefix=/usr/local/geda に変更する。
次に、
とコマンドを入力するとインストールが完了する。
LaTeX関連
インストール
RedHat Linux 7.1 の Disk 1から
をインストールした後に、Disk 2から
tetex-font
tetex
tetex-doc
tetex-dvips
tetex-dvilj
tetex-afm
tetex-latex
jadetex
w3c-libwww
tetex-xdiv
をこの順にRPMをインストールする。(バージョン省略)
美しいPDFの出力
まず、tex ファイルを普通に platex [filename.tex]
としてコンパイルし、dvi を得る。
この dvi 自体は何も問題はないようである。
次に、dvips -o [filename.ps] [filename.dvi] として、
ps ファイルを得るが、フォントが gv [filename.ps] とすると日本語は
美しく表示されるが英語フォントがビットマップになっている。
この問題を解決するために以下の作業を行う。
1. ftp://ftp.riken.go.jp/pub/tex-archive/fonts/cm/ps-type1/bakoma
以下のファイル・ディレクトリ(数十MB)を全てダウンロードして来る。
(なお他のCTANサイトにも同様のディレクトリがある。)
2. 次に、ダウンロードしたファイル・ディレクトリを
/usr/share/texmf/fonts/type1 以下に移動またはコピーする。
3. ls /usr/share/texmf/fonts/type1 を実行すると
BaKoMa-AMS.Fonts adobe bkm-art.ps etc mrf pfm ttf
BaKoMa-CM.Fonts afm bkm-art.ps.gz hoekwater patched-pfb public urw
README.news bitstrea bluesky mac pfb tfm
このような感じになる。
4. 最後に、/usr/share/texmf/dvips/config/config.ps ファイルの
40行目付近にある
% Configuration of postscript type 1 fonts:
p psfonts.map
という部分を
% Configuration of postscript type 1 fonts:
p psfonts.map
p +cmfonts.map
p +amsfonts.map
p +psfonts.cm
p +psfonts.cmz
p +psfonts.ams
p +psfonts.amz
に変更する。
以上で動作するはずであるが、それでもダメな場合は
etc ディレクトリのしたにある6つのファイル
Fontmap.ams Fontmap.cm amsfonts.map amsfonts.ref cmfonts.map cmfonts.ref
を /usr/share/dvips/config ディレクトリにコピーするという手法も検討する。
(redhat 7.1 には標準で /usr/share/texmf/fonts/fontdesc ファイルが
存在しないため、 必要であればスーパーユーザーで mkfontdesc コマンドを
実行すると、 fontdesc ファイルが出来る。ただし、ここでは必要ない。)
BMPからEPSへの変換
convert file.bmp file.eps
でOK.
xdviの出力を素早くする
xdvi filename.dvi
とすると、上のように作成した epsファイルなどを含んでいた場合、
表示に時間がかかる。そのため、
xdvi -noghostscript filename.dvi
とするとghostscript を呼び出さずに図の部分を四角で表して
くれるので表示が早くなる。
abstruct を 2段組の外に置く
jarticle クラスで2段組 \documentclass[twocolumn]{jarticle} を行い、
\begin{abstract} 〜 \end{abstract} とすると
アブストラクトは段組の中に入ってしまう。
かといって、 \documentclass[multicol]{jarticle} を用いて
\onecolumn
\twocolumn
としても表がうまくいかないので、
\twocolumn[
\maketitle
abstract
]
body document
とするとうまくいった。
VNCのインストール
ダウンロードとインストール
ホームページから
VNC の Linux 版と Windows 版 (Viewer) をダウンロードしてくる。
ダウンロードした tgz ファイルを以下の手順のように適当なディレクトリ
(ホームディレクトリなど)で展開し、 /usr/local/bin にコピーする。
/usr/local/binはroot でなければ操作できないので、途中で su する。
$ tar zxvf vnc-3.3.3r2_x86_linux_2.0.tgz
$ cd vnc_x86_linux_2.0
$ su
Password
# cp vncviewer vncserver vncpasswd vncconnect Xvnc /usr/local/bin
# mkdir -p /usr/local/vnc/classes
# cp classes/* /usr/local/vnc/classes
これだけでインストールは完了である。
この時点で、
$ /usr/local/bin/vncserver :1
と vncserver を起動すると(パスワードが必要だが)、
Windows 側の vncviewer で 192.168.0.4:1 などと (IP address):1 で
Linux 側の画面が見れる。
なお、サーバーの停止は
$ /usr/local/bin/vncserver -kill :1
とコマンドを打つ。
inetd経由で起動する
まず、 root になって /etc/services に以下の内容を追加する。
vnc-800x600x8 5950/tcp
vnc-800x600x16 5951/tcp
vnc-1024x768x8 5952/tcp
vnc-1024x768x16 5953/tcp
次に、 /etc/xinetd.d/ 以下に次のファイルを追加する。
(ダウンロードしたファイルは拡張子が.txtになっているが、
拡張子なしに変更する。)
(16bitカラーのときがうまくいかないのだが、
まだ解決策は見つかっていない。)
(xinetdではなく、inetdを使用している場合は多少異なる。)
さらに、XDMCPでユーザー認証を行わせるため、Linuxを
グラフィカルログインに変更しておく必要がある
(テキストログインにしていた場合)。
Linuxのデフォルト設定では、XDMCPが無効になっているので
/etc/X11/gdm/gdm.conf の以下の部分を編集して有効化する。
[xdmcp]
Enable=1
:
[deamon]
KillInitClients=0
これで準備は完了。
後はLinuxをランレベル5で起動してグラフィカルログイン化する。
(この gdm.conf はミスするとログインできないようになることもあるので、
このファイルを編集するときは telnet をオープンしておくことをお奨めする。)
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©2002 Kiyoaki Hoshino