吉田百万...中根百万...沢村百万...
どいつもこいつもボンクラ...話にならん
何をやるか分からんちゅうに...アホちゃうか...？
船井や。限度まで....
フナイ、初登場でいきなり周りをボンクラ扱い。
既にルールを知り尽くしているフナイの、詐欺と卑劣の戦い、始まる。

偶然に命張るんは犬猫ケモノのやる事や。
人間はその勝負が重ければ重いほど勝算に張る。
頭で勝たにゃああかん。
のう、カイジさん。
取って食う気満々のフナイがカイジに馴れ馴れしく近づく。
「嬉しいで。こういうのを通じ合うって言うんやろな。
いやあ..最高、最高....」
....って、やめろ！！この極悪非道おやじ！！
逃げろ！！カイジ！！

あそこに堕ちたら扱いはまさに人間以下。
噂じゃ鎖につながれ
売春を強要されるっちゅう話もある
フナイのこの話は多分本当。
おそらく前回に別室に堕ちた人の
フルチン・焼きゴテの扱いを見て
流れたうわさ。

ものの５分もせんかったあの話で
友達にでもなったつもりか...！
甘ったれがっ...！
オレはおどれを取って食った、ただそれだけや...くそがっ....！
騒ぐな...ゴミ虫！
フナイ遂に本性を表す。
カイジ呆然！ しかも虫扱い！
この後しばらくの間、フナイは不気味にその姿をくらます。

カイジ「後３０分...それで全てが決する...」
「やるやんか...カイジさん....」
カイジ「....船井..！」
時を待つカイジの背後から語り掛ける男。
フナイ、気を満して復活。
星、すでに８つ。

気取るんはやめようや、カイジさん...！
今カイジさんが欲してるのは星...。
これや...！ なあ.....。
外道フナイ、カイジをそそのかす。
「この星でカイジさんは１００％救われる」
「切りゃあええんちゃうの...？ そういうクズは...」
「中にはそういう御為ごかしの通じん奴もおる。カイジさんのようにな」
詭弁、お世辞、何でも使う、ペテン師フナイ。
一番星を欲してるのは、絶対お前だ。

う...っ
ひっ...拾うな、オレの星やぞっ...！
オレの...。
くっ...くそっ...
せっかく垂れた救いの糸を
自ら切るかい...？
救えぬ偽善者.....
せいぜい後悔しな...！
必死に星を拾う、醜いフナイの姿。
カイジとフナイ、やっぱり決裂。
偽善者 vs 極悪非道男！！
...でもカイジ、ちょっと後悔。

いい加減にしようや...！
こんなんしてても埒があかんぞ...！
聞けっ...オレに提案があるっ！
不信感による膠着化から脱出するため、
フナイ、立つ...！？
いや、そんいいものじゃあない。
こいつはただみんなを出し抜いて次の作戦に出ただけだ。

オレの２枚とおどれらのカードが混ざり合えば
もう誰が何を持っとるかわからなくなる...！
一度ゼロに戻るんやっ...！
「１００％」「ゼロ」という言葉をフナイは度々使う。
そして、人間がその言葉に弱い事をフナイは知っている。
詐欺師フナイ、お前だけがゼロに戻ってないぞ。

だいたい...
人が交渉してる時に
後からのこのこ出てきて
人のえ....相手に....。
フナイ、破錠の入り口。
カイジは聞き逃さなかった
「人の獲物に手を出すな...」という出かかった言葉を。
この土壇場でなんて間抜けな事を！
フナイ、ここから一気に落ちて行く。

なんてことや...
あと...もう少しやったのに
あのバカのせいで...
全て水泡....！
フナイ、カイジのイチャモンで完全に孤立。
誰も側に寄り付かなくなった。
「くそっ...！くそっ...！くそっ...！」
初めて見る、悔しそうなフナイ。

カードの破棄は...
破棄は...
破棄は...
あ..あ...
あ........。
喉の奥から漏れ出る様なフナイの悲鳴。
得意の詭弁で必死にあがくが、
一度崩れ出すと、もう止まらない。
「恥を知れっ...！
悪党なら最後まで悪党でいろよっ...！」
....って、そこまで言うか、カイジ。
落ちていく、フナイ。
負けるな、フナイ。

もう...あと一掻きか二掻きかで....
向こう側へ辿り着くって言うこの最後の時に...
..抱きつかれたっ....！
溺死寸前の３人に....！
さらば、極悪非道フナイ。
結局お前の借金は、２００万以上。
でも大丈夫だ。お前ならきっと返せる。
またいつか復活してくれ。
Forever, ＦＵＮＡＩ.