老いたる霊長類の星へのたわ言


何故に私はOS2教徒になりしか

正直言って、偶然です(笑い)。が、やはり
TurboPascalを常用していた
のが非常に大きな要因でしょう。え、なんか脈絡が無いぞ?いえいえ、これには深い訳があるのです

まずはDOS時代の事など

私はpascal等、Algol系の言語が好きです。理由は自由度が少ないから。つまりあまり頭の良くない(苦笑)私としては、覚えやすく、書きやすい、つまり自由度が少なく、言語がコンパクトな開発言語が必要でした。しかし、よく誤解されているのですが、
Cという言語はEBNFの規則でPascalの倍以上複雑な言語なのです。
つまりは、私にはCは複雑過ぎました(^^;)

そして、私がプログラムを開始した時期に浮動小数点をサポートしている言語処理系で2万円を切っている言語はTurboPascalだけでした。(当時は言語処理系にはエディタは付いていない時代で、統合環境をサポートしている処理系はTurboPascalだけでした。いまこの事が知られていなさ過ぎるのが私は不満だ:-<)

因に
TP3はEditor+Compiler+Library込みで39Kbyte!
でありそれで殆ど不満が無かったのに、今のコンパイラは何故にあんなにでかいのだ!不満だ!

で、TP3は当時のコンパイラの10倍程度は早く、起動はかるく、この経験が、「軽く、シンプルな構造が一番美しい」という私のソフトウェアの評価基準を作っていきました。余談ですがpascalの言語構造はいかに可読性とコンパイラの負担を軽くするかというバランス感覚が素晴らしい。そういう意味ではCは野蛮人が作った言語:-)実用性を重んじ過ぎ、アドホックに設計され過ぎ:-)元となったBの祖先のBLISSの方が美しいと思うボクって変かしら。ゲヒョグヒョ。(これCを褒めているんですよ。屈折し過ぎ?)

と言う訳で、すっかりpascalにはまった私は、もう一つマイナーな趣味があります。「レイトレおたく」です。pascalでレイトレ、これが私の基本です。そして、Win3.1ブレイクの時代に、
「やっぱり32ビットの空間が欲しい」
「DOS/V Extention窓のvzで編集したい」
という私の希望をかなえてくれるのはOS/2だけだったのです。

そして現在と未来

私自身はあまりにも現在の環境に満足していますし、将来64bit時代にはmarced様は80386完全エミュレーとだし、64ビット空間では32bitのリング0を実現するのもさほど苦しくないので、わたしはLinuxで80486窓が出来ると信じている。

という訳で、os2でも64ビット時代に全く動じることなく生きて行けると超楽観しているのである。現にmacではdosエミュレーションでOS2やLinuxが稼働するのであるからして、マーセッドが出来ない理由は無いであろう。

つまりWINEみたいな技を64ビット空間でやるわけね。64BitOSの中で32Bitタスクが大量に動かせると私は踏んでいるわけだ。

(2000/4/12追記)現実にVMwareがあるんで、上記の点はほぼクリヤーになったんでしょうか・・・?だれかVMware2.0で確かめてくださいよぉ。

という訳で自分の興味は分散コンピューティングとコンパイラである。だってpascalはその時代にあるかどうか分からないし、自分で作らないといけないかもしれないしさ。os2のDOS窓でVZで編集してtelenetでMarced上のLinuxにログインして、実行した結果をソケットで返してもらって表示はOS2のPMで、というのが、私の戦略だ。で、この時代pascalはないかもしれないし、コンパイラは作れないと困るだろう。という事で、今はTCP/IP&コンパイラの教科書を読む今日このごろである。Oberonはあるだろうけど。(oberonの素晴らしさは演説するとこの倍は必要なのでまた今度(^^;;)

そういう私から見ると、OSにアプリが無いから駄目、などという甘い(爆笑)認識の人はよくワカランナァ。むしろアプリの無い方が面白いんじゃない?(私は曲がりなりにもPMアプリが作れるようになったのは、3年かかっているんですよ。(なさけなーい(^^;;)つまりはアプリが無ければそれだけ楽しめる訳です。エヘン?????)

だいたいWin3.1のソフトは動くが95らしいソフトにするために結局作り直しなんだから、そういう意味ではwin3.1で作ったWin3.1らしいソフトって結局見捨てられた訳なんだが何故文句をいわないの?とかおもっているのですが(ハハ)

ところで何故私はWin系がすきじゃないんでしょう?

所で何故こうも私はWin系が好きじゃないんでしょう?どうも最近思うに
こんな背骨のないOS自分で作れるぞ
(ただし20年位かかりますけど)という気がするからでしょうね。

一方、WPSは
くー、俺が作りたかった
という感じでしょうか。やっぱりWPSが格段に美しい。まあ、GPIやWin層はさすがOS2Ver1.xの時代の血を引いているだけあって、ちょっと・・・という気もするのですが、WPS層は良く出来ているなぁという感じですね。さすがに、WPSで世界制覇、という気合が入っていた時代のものだけに。

AS/400の解説書を見ると、当時IBMは統一アーキテクチャーで世界制覇、という野望に燃えて、CPUはPowerPC、ユーザーインターフェースはWPSという統一アーキテクチャーに収斂させる気で、その先兵としてOS/2を考えていたみたいですね。ただ、そういうふうに考えていたのはトップだけで、下っ端はそういう名目で、好き勝手に遊んでいた見たいです。1997年までのAppleみたいですね。:-)

自分の感じとしてはWPSは思想としては未だに突出している素晴らしいシェルで、これを超える物はナゼかまだ出ていない感じです。この美しさが評価されないのは悲しすぎる。smalltalkに匹敵する素晴らしい環境なんですけどねぇ。やっぱ、美しさという評価が出来ない野蛮人が増えているせいでしょうね:-)

自分としては、コンピュータを使う方、もうすこしCや、Winではない地点から眺めて下さい、とお願いをしておきます。