メールヘッダクリーナー for QX Ver.1.3 by 島田元 1999/7/18 [概要] テキスト形式で保存したメールのヘッダをダイエットしようというものです。 あらかじめヘッダの中で残したい項目をダイアログで選択し、指定したディレ クトリ内のファイルに対して一気に処理を行います(遅いですけど)。 私は電信八号を使っているので、当然ソレ向きになっていますが、工夫次第で は他のメーラーで送受信したファイルにも使えるでしょう。 ただし、基本的に1メール1ファイル形式のものでないと使えません。 [インストール] 解凍すると次のファイルが出てきます。  G_HEAD.MAC   マクロ本体:QXのマクロディレクトリに置いて下さい。  G_HEAD.TXT   このファイル:マクロディレクトリに置くことを推奨します。 G_HEAD.TXT は削除してもいいですが、一度は目を通して下さいね。 アンインストールは、上記のファイルを削除するだけです。 なお、一度でも起動すると、QXW32.EXE のあるディレクトリに G_INI.INI と いう設定ファイルが作られます。完全にアンインストールしたい場合は、これ も削除するのですが、他の拙作マクロの設定も失われます。まあ、置いておい ても害になるものではないと思うので、意味が分からないヒトはそのままにし ておくことをお勧めします。 [使い方] !!注意!! お使いの前に必ずご確認下さい。 ●このマクロはメールのファイルのヘッダの中で(要らないと思った)文字列  を削除して、そのまま保存してしまいます。不安な方は、まず試験用ディレ  クトリをにいくつかメールをコピーし、試してみてからご使用下さい。 ●1メール1ファイルで、テキスト形式に保存されたメールにのみ、対応して  います。拡張子は "txt" を想定しています。他の拡張子の場合は、マクロ  ファイルの冒頭付近(2行目)を書き換えてからご使用下さい。 ●どちらかというと、メーラーのメール保存用フォルダから別のフォルダに移  動してから処理される方がよろしいと思います。 1.main を実行すると、まず残すヘッダを選択するダイアログが出ます(初   回のみ、設定ファイルにセクションを記入するのを待つため、やや時間が   かかります) 2.選択できるヘッダは、From、Subject、To、Date、In-Reply-To、Reply-To、   X-Mailer、Message-Id、Content-type、Cc、Bcc、Content-Transfar-   Encoding、References の 11 です。すべてチェックを外すと、ヘッダを   全て削除します。当然ながら、この通りに項目名が書き込まれてない場合  (Subject が"題名"など)は、適用されません。   また、各項目とも複数行に渡っている場合は、二行目以下が削除されます。   つまり、Cc など、多人数の場合は、正しく残りません。 3.ダイアログで、ヘッダと本文の区切りも指定できます。デフォルトでは、   電信八号の"--------"が指定されています。変更される場合、この区切り   は、行頭から行末まで、正確に記入する必要があります。例えば" ==="   などの場合、"==="も" =="も、正しく認識されません。 4.ダイアログで設定後、フォルダ(ディレクトリ)を選択するダイアログが   出るので、対象とするメールファイルを収めたフォルダを指定して下さい。   確認ダイアログが出るので、よろしければ OK ボタンを押して下さい。フ   ォルダ内のメールファイルのヘッダを、次々と処理し始めます。 5.メールファイルをいったんQXで開いて、処理して、閉じるという作業を   繰り返します。こうした作業を画面に反映させたくない場合は、マクロフ   ァイルの 297 行目の冒頭の "'" を外して下さい。処理スピードも、ほん   の少し、上がります。ただし、場合によっては、画面が乱れたりします。 6.処理速度は、あまり速くないです(すいません)。参考のため申し上げる   と、残す項目が少ないほど、速いです。また、QXで文書を何も開いてな   い状態で実行すると、処理したファイルが全て履歴に残ります。できるだ   け、何かメールファイル以外の文書を開いた状態で(その文書には何もし   ません)、実行されることをお勧めします。 [著作・免責・謝辞など] このマクロはフリーソフトです。ご使用に際しては当然QXと(QXでマクロ を使用するための)拡張キットが必要となります。QXの最新版は、以下の Web ページから入手できます。 http://www2k.biglobe.ne.jp/~araken/ このマクロの著作権は私、島田元が有しています。 著作を偽らない限り、転載・再配布は一切自由です。ただし改変して再配布さ れる場合は、その旨を明記したテキストファイルを新たに作成するか、このフ ァイルの末尾に書き加えて、同梱して下さい。個人使用での改変は無条件でオ ッケーです(というか改良できたら是非、教えて下さい)。 また、このマクロを使用して何か不都合が起きたり、逆にとんでもない幸運が 訪れても、当方は責任を負いかねますから、ご承知下さい。 作成に当たってはねこみみ(須藤幸一)さんの DialogBuilder を使用させて 頂きました。感謝いたします。 もちろんQX作者の araken さんにも感謝いたします。 サポートに関しては、私の力で充分に出来ないのは明々白々ですが、いちお、 メールとQX−MLで行います。 QX−MLへの案内は以下の Web ページにあります。 http://members.xoom.com/BADSBOSS/qx/qx_top.html なお私は Nifty と PC-VAN には無縁ですので、そちらで発言されても何も分 かりませんので、ご了解下さい。 最新版は末尾に記載した私の Web ページにアップします。 [変更履歴] 1999/7/12 初版発表。 1999/7/18 Ver.1.2 発表。クリップボードを使わないようにした。 1999/7/28 Ver.1.21 発表。初回起動時に設定の書き込みに失敗したと き、ループを抜けてエラーダイアログを出すようにした。 99/ 8/22 Ver.1.3 発表。選択項目に References、Content-Transfar- Encoding を追加。                   ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 島田元 shimagen@24h.co.jp http://tokyo.cool.ne.jp/shimagen/                   ━━━━━━━━━━━━━━━━━