HSP コンパイル用マクロ for QX Version 0.6 2000/1/8 by SHIMADA HAJIME(G-SOFT) ●概要 QXから HSP(Hot Soup Processor)のコンパイルをしようというマクロです。 HSP 以外に和哉さん作の Kazuya's HSP Compiler が必要です。 テストに使用した各ソフトのヴァージョンは下記の通りです。QXは特に新し いマクロ機能を使ってないのでもう少し古いヴァージョンでもいけるはずです が、どこまで大丈夫かちょっと分かりかねます。 QX:Version6.3 β http://www2k.biglobe.ne.jp/~araken/ HSP:Version2.5 http://hp.vector.co.jp/authors/VA003112/ Kazuya's HSP Compiler:Version0.1 http://www.fortunecity.com/skyscraper/isp/655/ ●お使いになる前に 何よりもまず、上記3点のソフトを入手して、各々のヘルプや説明ファイルを よく読んでおいて下さい。 といってもQXのヘルプや HSP のヘルプを全部読むのは大変ですんで、それ らは必要と思える部分だけとしても、少なくとも Kazuya's HSP Compiler 同 梱の KazHspCp.txt だけは全文、目を通しておいて下さい。 アーカイブを解凍すると以下のファイルが出てきますので、QXのマクロディ レクトリに置いて下さい。 G_HSPCM.MAC:マクロ本体 G_HSPCM.TXT:説明ファイル(このファイル) マクロファイルを開いて、10 行目を編集して HSP ランタイム(HSPRT)のあ るディレクトリを記入しておいて下さい。もし忘れても、ポップアップメニュ ーの「設定ファイルの編集」で困るだけで、他の動作には影響はありません。 パスの通ったディレクトリに HSP に同梱されている HSPCMP.DLL を置きまし ょう。KazHspCp.exe、HSP_Comp.dll、HSP_Run.dll もパスの通ったディレクト リに置くことを推奨しますが、もし違う場合は、マクロファイルの8行目を編 集して下さい。 パスの通ったディレクトリとは、Windows ディレクトリやその直下の SYSTEM ディレクトリ(Windows9x の場合)のことです。私はまとめて HSP ディレク トリ内の COMMON ディレクトリに置いてパスを通しています。 パスを通すには AUTOEXEC.BAT を編集するのですが、非常に重要なファイルな ので、安直に方法を記すことを控えます。分からない方は、がんばって調べて 下さいませ。 ●使い方 次の3つのプロシージャがありますんで、適当にキーやメニューやツールバー に割り当てたりして下さい。 1)Compile マクロからカレント文書を Kazuya's HSP Compiler に引数付きで渡すための ものです。 引数には第一引数と第二引数が指定できます。 例:G_HSPCM.MAC,Compile,-B0,hsptmp カレント文書を hsptmp とリネームしてコンパイル+実行(デバッグウィンド ウあり)します。この場合 -B0 が第一引数、hsptmp が第二引数です。 第一引数は、そのまま KazHspCp.exe に渡されます。つまり KazHspCp.exe 第一引数 ファイル名 という感じでコマンドを実行します。 指定しない場合は、-00、すなわちコンパイル+実行、デバッグウィンドウ無 しになります。 引数の指定方法は KazHspCp.txt に書かれていますが、ちょっと難しいかもし れませんので、以下に主な引数を挙げておきます。(0 はアルファベットのオ ーではなく数字のゼロ) -00:コンパイル+実行、デバッグウィンドウなし -B0:コンパイル+実行、デバッグウィンドウあり -H0:コンパイル+フルスクリーン実行、デバッグウィンドウなし -J0:コンパイル+フルスクリーン実行、デバッグウィンドウあり -E0:コンパイルのみ(ファイル名.ax)、デバッグ情報あり -EA:コンパイルのみ(ファイル名.ax)、デバッグ情報なし -DB:start.ax 作成、デバッグ情報あり -DC:start.ax 作成、デバッグ情報なし -0H:DPM 作成 -0I:EXE 作成、起動時 main ウィンドウ表示 -0M:EXE 作成、起動時 main ウィンドウ非表示 -0N:EXE 作成、フルスクリーンモード、起動時 main ウィンドウ非表示 -0K:ScreenSaver 作成 第二引数を指定した場合、カレントファイルを引数の名前のファイルにしてか ら Kazuya's HSP Compiler に渡します。(カレントを削除するわけではあり ません)。指定しない場合は、カレントを保存してそのまま渡します。 あらかじめ引数の名前のファイルが別に存在するときは、それをいったん削除 しますので、ご注意下さい。 通常、第二引数は指定しなくても、さして困ることはないと思います。 2)PackFile HSP の Packfile 編集用のプロシージャです。このプロシージャのみ Kazuya's HSP Compiler を必要としません。 実行するとカレント文書のディレクトリにある Packfile とカレント文書のデ ィレクトリにあるファイル名を列挙した無題ファイルを開き、二つのウィンド ウを並べますんで、ファイル名を必要に応じてドラッグ&ドロップしたり、削 除したりして下さい。なお、カレント文書のあるディレクトリに Packfile が ない場合は新たに作成して開こうとしますが、開いたあとに保存しなければ実 際には作成されません。まあ、やってみれば分かります。 一瞬、画面が乱れますが、それがイヤなヒトはプロシージャ5行目付近の @@Redraw = 0 をコメントアウトするか、削除して下さい。 3)main 上記2つのプロシージャを各種引数を渡して実行するためのポップアップメニ ューを表示します。通常はこれをどこかのキーに割り当てておけば、このマク ロの目的は達成されます。 少し注意が必要なのはメニュー末尾の「設定ファイル編集」です。これは Kazuya's HSP Compiler の設定ファイル khcexopt を編集するためのものです。 詳しく知りたい方は KazHspCp.txt をお読み下さい。 ●著作・免責・謝辞など このマクロはフリーソフトです。著作権は私、島田元が有しています。 著作を偽ったりアーカイブの内容に手を加えない限り、転載・再配布は一切自 由です。改変して再配布される場合は、まず私に連絡して許可を得て下さい。 個人使用での改変は無条件でオッケーです(というか改良できたら是非、教え て下さい)。 また、このマクロを使用して何か不都合が起きたり、逆にとんでもない幸運が 訪れても、当方は責任を負いかねますから、ご承知下さい。 テキストエディタQXはaraken(新井健二)さんの作品です。 HSP は onion software(おにたま)さんの作品です。 Kazuya's HSP Compiler は和哉さんの作品です。 以上の作者の方々に感謝いたします。ありがとうございました。 サポートに関しては、私の力で充分に出来ないのは明々白々ですが、いちお、 メールとQX−MLで行うつもりです。ただし、義務とは解しません。 QX−MLへの案内は以下の Web ページにあります。 http://members.xoom.com/BADSBOSS/qx/qx_top.html なお私は Nifty と PC-VAN には無縁ですので、そちらで発言されても何も分 かりませんので、ご了解下さい。 最新版は末尾に記載した私の Web ページにアップします。 ●変更履歴 2000/1/8:初版発表 2000/2/23:スクリプトのあるディレクトリ内に COMMON ディレクトリが見当た らない場合、HSP ランタイムのあるディレクトリをカレントディレクトリにす ることにしました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 島田元(G-SOFT) shimagen@24h.co.jp http://tokyo.cool.ne.jp/shimagen/ http://www.vector.co.jp/authors/VA017034/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━