テキストエディタQX用マクロ ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ QXメディアプレイヤー【QXAmp】 Ver.1.0 by Hajime Shimada 2001/10/18 ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪   1.概要   2.動作環境   3.インストール   4.お使いになる前に   5.基本的な使い方   6.キー操作   7.プレイリストについて   8.MP3 タグについて   9.起動オプション   10.便利な使い方   11.トラブルシューティング   12.テスト環境   13.著作・謝辞・免責   14.履歴 1.概要 テキストエディタQX上で動くマルチメディアプレイヤーです。ウィンドウさ えないので、とても軽快に動作します。 WAV、MIDI ファイルはもちろん、インストールされている MediaPlayer で動く ファイルの多くを再生することができます。例えば MediaPlayer7 のある環境 では、MP3 ファイルの再生ができます。MPEG、AVI などのビデオの再生も可能 です。ただし、M3U 形式以外のプレイリスト、音楽 CD、ストリーミング放送な どには、対応してません。 !!注意!! まず、このテキストの「4.お使いになる前に」を、必ず読んでおいて下さい。 2.動作環境 Windows NT 3.1 以降(含2000)Windows 95/98/Me で、テキストエディタQX の Ver.6.5 以降がインストールされていること(必須)。 また、MediaPlayer7 以降がインストールされていることを推奨します。 もちろん、WAV・MIDI などの再生デバイスは必須です。マシンパワーは、ある に越したことはありません(抽象的な言い方ですいません)。 3.インストール 圧縮ファイルを展開すると次の4つのファイルができますので、すべてQXの マクロディレクトリに入れて下さい。 アンインストールは、すべて削除するだけです。 G_MCI.MAC QXAmp のマクロファイル本体です。 G_MCLOSE.MAC 強制終了用マクロです。使うことはないと思いたいです。 G_MCI.QMA 常駐リストの「バインダ一覧」にメニューを加えます。 G_MCI.TXT 説明ファイル(これ)です。 4.お使いになる前に 4−1.まず、G_MCI.MAC の冒頭付近の const ex$ の部分で、ご自分がよく再     生するマルチメディアファイルを *.拡張子 の形で、; で区切って書     き加えておいて下さい。     特にこだわりのない人は、このままでも構わないです。 4−2.再生中に Ctrl+Break でマクロを強制終了するのは、控えて下さい。     デバイスが閉じられなくなって、システムにたいへん負担をかけ、悲     しい思いをします。     終了は、必ず ESCAPE キーで行うようにして下さい。     万一、強制終了せざるを得ない状況に陥ったときは、G_MCLOSE.MAC の     main を実行して下さい。デバイスを閉じます(G_MCLOSE.MAC は、そ     のためだけのレスキュー・マクロです)。 4−3.全体的なマシンパワーや描画能力が弱いときは、ビデオの最大化再生     時に、ディスプレイ左上に表示されるはずのボタンが隠れてしまうこ     とがあるかも知れません。     その場合は、ESCAPE キーを押して終了するか、ディスプレイ左上付近     にカーソルを持っていってクリックしてみて下さい。 5.基本的な使い方 5−1.G_MCI.MAC のプロシージャ main を、キーかメニューかツールバーに     割り当てて実行してみて下さい。最初に「ファイルを開く」ダイアロ     グが出てくるので、再生したいマルチメディアファイルを選択します。 5−2.すると、ただちに再生を開始します。なお、再生不可能なファイルを     選んでしまった場合は、何もせずに終了します。 5−3.再生中は、ステータスバーに次のような表示が出ます(ステータスバ     ーを非表示にしてる場合にも、自動的に表示に切り替わります)。     [状態......再生済みの長さ/全体の長さ ファイル名]     例をあげると、こんな具合です。     [playing... 1:35 / 4:12 So_In_Love.MP3]     ファイルに作品名・演奏者名の情報が埋め込まれている場合は、その     後ろに表示されます。     [playing... 1:35 / 4:12 :: So In Love / Curtis Mayfield] 5−4.再生中はキー操作で一時停止などが出来ます。これは、次項で説明し     ます。とりあえず再生が終わってステータスバーに終了メッセージが     出たら、うまくいったということです。 6.キー操作 以下にキー操作を説明します。 なお、キー操作は、マクロを実行したQXがアクティブな場合しか、受け入れ ません。これは、ながら族(超死語)の人が、音楽を流しながら作業するのを 考慮したものです。 ただし、ビデオ再生時のみ、QXがアクティブでなくてもキー操作を受け入れ ます。映像作品には集中して欲しいからです(うそです)。 ESCAPE マクロを終了します。というか、必ずこのキーで終了して下さい。 F1 キー操作ヘルプのためのダイアログを表示します。 SPACE 一時停止します。 ENTER 一時停止から再生を再開します。 ← ファイルの最初から再生し直します(M3U プレイリストの場合は、プ レイリストの冒頭に戻るのではなく、現在再生されているファイルの 冒頭に戻ります)。 → ファイルの末尾 10 秒の部分へジャンプします(10 秒以上のファイル のみ)。プレイリストの場合は、現在再生されているファイルの末尾 10 秒の部分です。 ↑ 早送りです。MIDI ファイルの場合のみ、テンポアップします。 ↓ スロー再生です。MIDI ファイルは、テンポダウンです。 C 再生中のファイル名をクリップボードにコピーします。気に入ったフ ァイルを、あとでプレイリストに加えるのがラクになります。 A ビデオファイル再生中のみ、有効なお遊びのためのキーです。 ポンッと、軽く(これ、重要です)押して実行して下さい。 一度押すと、QXの常駐リストを乗っ取ります(非表示時には、表示 して乗っ取ります)。 二度押すと、QXのアプリケーションウィンドウを乗っ取ります。 三度目で、ディスプレイほとんどいっぱいに再生します。 なお、最大化再生時には ESCAPE キー以外は効かなくなります。その 代わり、画面左上にボタンが表示されます。ボタンの機能は以下の通 りです。早送り、スロー再生はありません。 [ || ] 一時停止 [ > ] 一時停止から再開 [ |< ] 冒頭へジャンプ [ >| ] 残り 10 秒へジャンプ [ ■ ] 終了  注:常駐リストやアプリケーションウィンドウに描画されてるとき  は、ちらついたり、画面が乱れたりすることがあります。これはま  あ、遊びということで、勘弁して下さい。 7.プレイリストについて MP3 プレイリストとして広く使われている M3U 形式に対応しています。 これは1行に1ファイル並べたもので、 C:\MUSIC\SOUL\WHATS_GOING_ON.MP3 C:\MUSIC\J-POP\よろしく哀愁.MP3 C:\SOUND\NETA\ペリー開国要求.MP3 と、列挙していくものです。QXAmpは、これらを順に再生します。 ファイル名以外の行・存在しないファイル名の行があれば、ただ単に無視しま す。拡張子は、M3U 以外に、LOG、TXT にも対応しています。 また、MP3 以外のファイル名を書いても、大丈夫です。 ただし、ソフトによっては INI ファイルみたいな形式の M3U ファイルを生成 するものもあります。これには対応していません。 8.MP3 タグについて MP3 ファイルや RIFF 形式のメディアファイルでは、曲名などの情報をファイ ルに埋め込むことができます。QXAmpでは、できるだけその情報を読みに行くよ うにして、曲名と演奏者名はステータスバーに表示しようとします。 以下のタグの形式に対応しているつもりです。たぶん、対応してるんじゃない でしょうか。……努力はしました。 (上から順に読みに行きます) ID3v1 ファイルの末端128バイトの決まった領域に書き込む形式です。たぶんこの形式 で書かれていたら、正常に読み込めると思います。 ID3v2 ファイルの最初に ID3 と書き込んで、ヘッダのテキスト領域に書き込む形式で す。仕様がころころ変わるようです。これを頑張って読み込みに行こうとしま すが……まあ、大目に見て下さい。 TIT2 以下をタイトル、TPE1 以下を演奏者と考えます。 RIFF MP3 というより、RMP、WAV ファイルで使われる形式で、数多くの情報を書き込 むことができるようです。ファイルの冒頭に RIFF と書かれているのは、この 形式です。有名なところでは The Microsoft Sound.WAV で使われています。 INAM 以下をタイトル、IART 以下を演奏者と考えて、読み込みにいこうと頑張 ります。 いずれの形式でもタイトルが見つからなかったら、ファイル名を表示します。 9.起動オプション 9−1.マクロの main プロシージャの第一引数、第二引数で起動オプション     を割り当てることができます。     QXマクロの場合は、オプションはコンマで区切ります。コンマの前     後にスペースは不要なので、気をつけて下さい。     G_MCI.MAC,main,第一引数,第二引数     当然ながら引数はひとつでも構いません。第二引数だけ指定する場合     は、G_MCI.MAC,main,,第二引数 として下さい。     (もしうまくいかなかったら、QXのヴァージョンが古いかもしれま     せん。6.6 以上にアップグレードして下さい) 9−2.第一引数では、マルチメディアファイル名かディレクトリ名を渡すこ     とが出来ます。     マルチメディアファイル名の場合は、ただちに再生を開始し、ディレ     クトリ名の場合は、そのディレクトリで「ファイルを開く」ダイアロ     グを表示します。     特別な第一引数として @ とだけ指定すると、現在QXで開いているフ     ァイルを対象とします。プレイリストをQXで編集して、再生開始す     るときなどに便利です。 9−3.第二引数には、次の2種類があります。     -notag を指定すると、MP3 タグ情報などを一切読みに行きません。     これによって、少し軽くなります。     -full を指定すると、ビデオファイルは必ず最大化再生します。     次の例では、起動時にプレイリストを読み込んで再生を開始し、リス     トの中にビデオファイルがあった場合は、最大化再生します。     G_MCI.MAC,main,C:\MUSIC\P-Funk.m3u,full 10.便利な使い方 10−1.G_MCI.QMA をマクロディレクトリに置けば、常駐リストのバインダ一     覧の右クリックメニューに「マルチメディア再生」の項目ができます。     お好みのマルチメディアファイルをリストしたバインダを作れば、Q     Xが簡易ジュークボックスになりますね。     バインダ一覧については、QXのヘルプのトップから「画面の構成」     →「常駐リスト」と進んでいって読んで下さい。バインダの新規作成     は、バインダ一覧表示時の右クリックメニューから選べます。 10−2.QXは起動時に別のレジストリ番号、別のキー定義ファイルに割り当     てることで、別々の設定で使い分けることができます(詳しくはヘル     プの「起動時のオプション」をお読み下さい)。私は文書作成・HT     ML・プログラミング・メール、という4種類のQXを使っています。     これらは、複数に起動することが出来ます。     そこで、ひとつのQXでマルチメディアを流しながら、別のQXで作     業することも可能になります。もとのQXがアクティブでない限り、     ビデオ以外のファイル再生時はキー入力を受け付けませんので、作業     に支障をきたしません。 10−3.QX起動時のオプションの -M を利用すれば、エクスプローラの「フ     ォルダオプション」からマルチメディアファイルに関連づけることが     できます。     物好きな方はどうぞ。 11.トラブルシューティング 11−1.起動時のオプションで思い通りの動作をしない。     QXを Ver.6.6 以上にして下さい。 11−2.マクロエラーが起きる。     同じく、QXを Ver.6.6 以上にして下さい。 11−3.再生できない。     メディアプレイヤーで再生できる形式が全て再生できるとは限りませ     ん。また、ファイルが壊れていないかも疑ってみて下さい。 11−4.MP3 タグ情報が表示されない。     かなり強引な読み込み方をしているので、そういうこともあります。     また、MP3 タグにはさまざまな形式があります(あり過ぎます)。     ひとつの形式でもヴァージョンでかなり違うこともあるぐらいです。     ここはひとつ、大目に見て下さい。     タグ情報がちゃんと書き込んでない MP3 ファイルも多いです。     また、書き込み禁止のファイルのタグは読み込まないです。 11−5.ビデオ再生時に A キーで期待通りの動作をしない。     軽く、ポンッと押すのを忘れずに!     最大化時の表示は、システムに依存するところ大です。出荷時に 256     色設定になってるような古いマシンだと、うまくいかないかも。     コントロールパネルの「システム」→「パフォーマンス」でグラフィ     ックアクセラレーターの値を調整すると、幾分マシになるケースもあ     ると思います。 12.テスト環境 以下の環境でテストを行いました。 マシン Gateway PERFORMANCE 450 INTEL 450MHZ PENTIUM L プロセッサ メモリ 128MB OS Windows98SE Internet Explorer5.5SP2 MediaPlayer7 QX テキストエディタQX Version6.6 13.著作・謝辞・免責 このマクロはフリーソフトです。著作権は私、島田元が有しています。 著作を偽ったりアーカイブの内容に手を加えない限り、転載・再配布は一切自 由です。改変して再配布される場合は、まず私に連絡して許可を得て下さい。 個人使用での改変は無条件でオッケーです(というか改良できたら是非、教え て下さい)。 サポートは義務とは考えませんが、メールを頂くと心が動くかも知れません。 アドレスはこのテキストの末尾に書かれています。 また、このマクロを使用して何か不都合が起きたり、逆にとんでもない幸運が 訪れても、当方は責任を負いかねますから、ご承知下さい。 テキストエディタQXはaraken(新井健二)さんの作品です。 プログラミングだけじゃなく、小説やシナリオを書くのにも凄く向いています。 http://0ban.com/araken/ 画面の最大化表示のテクニックに関しては、ねこみみさんの「世を忍ぶ仮のホ ームページ」のQXマクロ Tips を参考にさせて頂きました。 http://member.nifty.ne.jp/nekomimi/ MCI 関連の情報は、「翔泳社 VB Magazine & DDJJ ライブラリ」の酒井法雄氏 の「マルチメディア自由自在! 高レベルMCIを使う」の項を参考にさせて頂き ました。このページは、とても役に立ちます。 http://www.int21.co.jp/pcdn/vb/noriolib/ 以上の方々に深く感謝申し上げます。 14.履歴 2001/10/18 Ver.1.0β発表。 2001/10/26 Ver.1.0 発表。 タグ情報がないときは必ずファイル名を表示するようにした。 ビデオ再生時、最初に A キーを押したときに文書ウィンドウ ではなく、常駐リストを乗っ取るようにした。 ----------------------------------------------------------------------- 島田元 mailto:shimadagen@jcom.home.ne.jp 「げんちゃんのお試しページ」http://members.jcom.home.ne.jp/shimadagen/ 「G-SOFT」http://www.vector.co.jp/authors/VA017034/ -----------------------------------------------------------------------