READYOU Ver.0.2                       2000/11/ 3 <概要>  アプリケーションのショートカットファイル(拡張子 LNK)から、そのファ イルのリンク先にある README ファイルらしきものを探して開きます。  単純に説明すると、アプリケーションをセットアップするとデスクトップや スタートメニューにショートカット(デスクトップの場合は小さな矢印がつい たそのアプリケーションのアイコンで表示される「入口」)ができます。また、 手動でデスクトップにたくさん作ってらっしゃる方も多いかと思います。これ らの拡張子は普通表示されませんが、LNK です。  ところでアプリケーションを使いこなすためには、ヘルプファイルや添付の README.TXT を読むことが大切です。ヘルプはアプリを起動すれば(多くの場合 は)メニューから開くことができますが、README.TXT の場合はそうでなく、い ちいちそのアプリがインストールされたディレクトリ(フォルダ)を開いて探 さねばなりません。これは結構、面倒くさいものです。  そこで READYOU の出番です。READYOU にショートカットファイル名を渡して 起動すると、リンク先の(つまり、そのアプリケーションがインストールされ ている)ディレクトリの中から README.TXT を探して、システムに関連づけら れたアプリケーション(初期状態ではメモ帳)で開いてくれます。  ちなみに READYOU 自体は自分の作業を終えると静かに終了します。簡単な使 い方としては、デスクトップに READYOU のショートカットを作って、その上に 他アプリのショートカットをドラッグ&ドロップするなどが考えられます。  なお、Ctrl キーを押しながら実行すると、README を全く探すことなく、最 初からリンク先のあるディレクトリをファイラーで開きます。  対応 OS は Microsoft Windows 95・98 です。Windows NT3.51以降(含 2000) や Windows ME でも動くと思いますが、テストはしておりません。お持ちの方 はお試しの上、動作報告をして頂ければ幸いです。  テストは主に以下の環境で行っています。  マシン名:富士通 FMV-5133NU5/W  CPU:Pentium-133MHz  システム RAM:32MB  OS:Microsoft Windows95(OSR2)+Internet Explorer 5  マシン名:Gateway PERFORMANCE 450  CPU:450MHz PentiumL  システム RAM:128MB  OS:Microsoft Windows98SE <インストール/アンインストール>  READYOU.LZH を解凍ソフトで解凍して、生成される以下のファイルを同じデ ィレクトリ内に置いて下さい。拡張子 DLL のファイルも(パスの通った他ディ レクトリではなく)、必ず同じディレクトリ内に置いて下さい。 ※なるべく深い階層には置かないようにして下さい。フルパス(ディレクトリ 名も含めたファイル名)が 64 字未満ぐらいが安定します。 READYOU.EXE 本体 READYOU.TXT このファイル READYOU.INI 設定ファイル EXFORCE.DLL DLL ファイル SETYOU.EXE おまけ。READYOU をショートカットの右クリックメニューに 登録することができる。 ※SETYOU.EXE は、必ず後述の<SETYOU.EXE について>をお読みになってから  実行して下さい!!  アンインストールは、SETYOU.EXE を実行されてない方は、これらのファイル 全てを削除するだけです。  SETYOU.EXE を実行された方は、SETYOU.EXE に引数 U を渡して実行してから、 全てのファイルを手動で削除して下さい。 例:本ソフトが C:\G-SOFT にインストールされている場合。   スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」などで   C:\G-SOFT\SETYOU.EXE U   を実行。  デスクトップなどにショートカットの作成を手動で行われた方は、必要に応 じて削除して下さい。 <READYOU が検索するファイル>  READYOU は対象とするアプリケーションがインストールされたディレクトリ の中から、以下の順番に大文字・小文字に関係なくファイルを検索します。ア スタリスク(*)は 0 文字以上の任意の文字列を意味します。  各ステップで該当するファイルがひとつしかない場合は、ただちにそのファ イルを開きます。複数ある場合はリストアップしたダイアログを表示しますの で、選択して「開く」ボタンを押して下さい。いずれの場合も目的のファイル を開いた時点で、READYOU は終了します。  特に設定しない限り、拡張子 TXT、DOC、HTM* ファイルは関連づけで、それ 以外はメモ帳で開きます。 ステップ1  README*.*  リンク先の EXE ファイルの名前*.*(つまり、SYAKU.EXE にリンクされてい  たら、SYAKU*.*)  読んで*.*  よんで*.*  説明*.*  解説*.* ステップ2  READ*.*  INDEX*.HTM*  ここまで検索して全て見当たらなければ、対象ディレクトリ内にある拡張子 TXT、DOC、HTM*、MAN、読、毒 のファイルをリストアップしたダイアログを表 示しますので、ファイルを選択して「開く」ボタンを押して下さい。  全て見当たらなければ、リンク先のディレクトリを開くかどうか尋ねてきま すので、「はい」を押したらファイラー(デフォルトではエクスプローラ)で 開きます。  なお、以下の拡張子のファイルは検索結果のダイアログからあらかじめ排除 されます。 EXE、HLP、GID、CNT、INI、URL、DLL、JPG、JPEG、BMP、PNG、GIF、WAV、MP3 <各種設定>  READYOU.EXE に引数を渡さずに起動すると(つまり、ただ単に起動すると)、 設定ダイアログが開きます。ここで各種設定を行うことができます。  私は1と5にクイックビューアを指定して使用しています。 1.標準で使用するビューア  READYOU では拡張子 TXT、DOC、HTM* のファイル以外は全てメモ帳で開きま すが、ここにアプリケーション名をフルパスで記入することで、そのアプリを メモ帳の代わりに使用することができます。 2.標準で使用するファイラー  ここにファイラーのアプリケーションをフルパスで記入すると、Ctrl キーを 押して実行したときや、README らしきファイルが検索されなかったときに、リ ンク先のディレクトリをそのファイラーで開きます。何も記入しない場合は、 エクスプローラで開きます。  なお、この場合は引数にディレクトリ名を渡せるファイラーでないと意味が ありません。例えば KF を使っているときは、そのまま実行ファイル名を記入 しても無視されます。この場合は、拙作の KFCMD(KF にディレクトリ名を渡す ための支援ソフト)を利用するなど、工夫して下さい。 3.TXT・DOC・HTM*・MAN・読・毒 のリストアップを優先  ここにチェックを入れると、上記<READYOU が検索するファイル>の検索順 を無視して、常にリンク先ディレクトリ内の拡張子 TXT、DOC、HTM*、MAN、読、 毒 のファイルを全てリストアップしたダイアログを表示します。選択して、手 動で開くようにして下さい。  該当するファイルが全く見つからない場合は、リンク先のディレクトリをフ ァイラーで開きます。 4.README.TXT があれば常に開く  ここにチェックを入れるとそのものズバリ README.TXT という名前のファイ ルが見つかったとき、他のファイルを検索せずに自動的に開きます(つまり、 README_J.TXT や 説明.DOC があっても無視します)。4の「常にリストから選 択」と両方チェックした場合は、README.TXT があった場合は自動的に開き、そ れ以外の場合は、即座に拡張子 TXT、DOC、HTM*、MAN、読、毒 のファイルをリ ストアップしたダイアログを表示……という動作になります。 5.DOC ファイルを開くアプリケーション  DOC ファイルは標準では関連づけられたアプリケーションで開きますが、 Word2000 などの場合、なぜか終了に異常に時間がかかることがあります。その 場合は、ここに別のアプリケーションを指定して頂ければ、それで開きます。 ワードパッドやクイックビューアなどがおすすめです。クイックビューアは、 Windows98 では C:\windows\SYSTEM\VIEWERS\QUIKVIEW.EXE C:\MYSOFT\biden\BIDEN.DOC などに入っています。 6.ヘルプ  このファイルを開きます。ここでは設定にかかわらず、必ず拡張子 TXT に関 連づけられたアプリケーションで開きます。 <SETYOU.EXE について>  おまけの SETYOU.EXE を実行すると、レジストリを書き替えて、拡張子 LNK のショートカットファイルの右クリックメニューに「Find README」という項目 を追加します。このメニューを選択することにより、ただちに READYOU を実行 できます。  ただしレジストリをいじられるのが怖い方は、Windows ディレクトリ内にあ る SendTo フォルダに手動で READYOU.EXE のショートカットを作成することに より、右クリックメニューの「送る」に登録することができます。  どちらにするかは、ユーザーの方の判断に委ねさせて頂きます。  なお、SETYOU.EXE で登録した右クリックメニューは、前述の通り SETYOU. EXE に引数 U を渡して実行することで削除できます。 <注意>  拡張子 LNK の Windows アプリケーションのショートカットファイルにのみ、 対応しています。拡張子 PIF の MS-DOS アプリケーションのショートカットフ ァイル、URL のインターネット・ショートカット・ファイルには使えません。  また、本ソフトは TXT、DOC、HTM* ファイルは関連づけがなされているとい う前提で作られています。例えば一太郎をインストール後、ワードパッドをア ンインストールされた場合など、DOC ファイルの関連づけがなされてないかも 知れません。その場合は Windows の設定(「スタートメニュー」→「設定」→ 「フォルダオプション」→「ファイルタイプ」)で DOC ファイルを読めるアプ リケーションに関連づけて下さい。  また、本ソフトから DOC ファイルを Word で開いたときなど、Word の終了 に異様に時間がかかることがあります。しばらく待つか、Word の設定をなるべ く軽くするか、本ソフトの設定で別アプリに関連づけて下さい。 <免責、その他>  本ソフトは無料です。作者はユーザーに一切の代金を請求いたしません。  本ソフトを使用したことに伴ういかなる不具合にも作者は責任を負いません。 ユーザーの自己責任でご利用下さい。  本ソフトの著作権は同梱の Exforce.dll を除き、全て私、G-SOFT/島田元が 有しています。私の許可無き改変、再配布、転載などを禁止します。ただし、 公の場ではない個人間の受け渡しなどは自由です。  Exforce.dll は、佐藤寛之(FORCE)さんの作によるものです。このような素晴 らしい DLL をフリーで提供し、営利・非営利を問わない再利用・同梱を認めて 下さっている FORCE さんに厚く御礼申し上げます。  また本ソフトはおにたまさん作のインタプリタ言語、HSP によってプログラ ミング/コンパイルされています。このような素晴らしい環境をフリーで提供 し、営利・非営利を問わない自由な作品配布を認めて下さっているおにたまさ んにも厚く御礼申し上げます。  本ソフトに関するバグ報告・要望などは末尾に記載したメールアドレスにお 送り下さい。できる限り対応する心づもりですが、サポートを義務とは解釈し ておりませんので、ご了承下さい。最新の情報は末尾に記載した G-SOFT の URL にて発表してまいります。 <変更履歴> 2000/11/ 3 Ver.0.1 発表 2000/11/ 3 Ver.0.2 発表 DOC ファイルを開くアプリを指定できるようにした。 G-SOFT/島田元 mailto:shimadagen@jcom.home.ne.jp URL(G-SOFT)http://www.vector.co.jp/authors/VA017034/ URL(本家)http://tokyo.cool.ne.jp/shimagen/