Q-ICON Maker Version 2.8 by 島田元 ●使用可能OS Windows95・Windows98・Windows NT3.51以降 ●概要  Windowsでよく使われるアイコン形式には256色32×32、256色16×16、16色 32×32、16色16×16の4通りがあります。  ふだんデスクトップなんかに表示されているのは32×32で、スタートメニ ューのプログラムグループやタスクトレイに表示されているのは16×16です。  最もポピュラーなのは16色32×32で、ディスプレイが256色環境でも使える し、容量も節約できます。16×16形式がアイコンだけ単独で使われることは、 あまりないと言っていいでしょう。  このソフトは主に、「下地」に選んだ32×32アイコンの上に16×16アイコ ンを「部品」として貼り付けて、新しいアイコンを作ろうというものです。  テキストエディタQXのツールバーアイコン(注:QXでは32×32アイコ ンをツールバーのボタンに使える)作成用に作ったものですが、工夫次第で いろいろと遊べると思います。 「下地」「部品」には、アイコンファイルが使用できるほか、EXE、DLL、ICL のアイコンリソースからの読み込みも可能です。また、ビットマップファイ ルを読み込むこともできます。ということは、EXE、DLL、ICL からのアイコ ン抽出ツールとして使うことも可能だったりします。  保存は16色32×32アイコンとして行えるほか、カーソルやビットマップフ ァイルにすることも可能です。  お絵描き機能も揃っており、下絵無しの新規作成もできます。 ●インストール  圧縮ファイルを解凍すると、以下のように展開されます。 qicomk.exe プログラム本体 qicomk.hlp ヘルプファイル qicomk.cnt ヘルプのインデックスファイル readme.txt 説明用テキストファイル qxice.ini 設定ファイル Exforce.dll dllファイル AGE.DLL 同上 iconrewr.dll 同上 black16.icl 部品用16×16アイコンのサンプル grey16.icl 同上 pink16.icl 同上 qx16.icl 同上 sky16.icl 同上 white16.icl 同上 parts.icl 同上  readme.txt、*.icl以外のファイルを全て同一のディレクトリに置いて下さ い。dll ファイルも他のパスの通ったフォルダではなく、同一のディレクト リに置いて下さい。*.iclは、お好きなディレクトリで結構です。  ヴァージョンアップは、そのまま上書きインストールするだけです。  必要に応じてスタートメニューのプログラムグループやデスクトップにシ ョートカットを登録して下さい。  アンインストールは、展開された全てのファイルを削除するだけです。レ ジストリは使用しておりません。 ●使い方 メニューの説明・使い方の詳しい説明は、同梱のヘルプファイルをご覧下さ い。 ●免責・その他 このソフトはフリーソフトウェアです。 再配布・転載・改変の類は自由ですが、同梱の Exforce.dll、AGE.DLL、 iconrewr.dll を除き、著作権は私、島田元にあります。また、再配布・転載 した場合、事後でも結構ですのでご連絡下さい。 当ソフトを使用して生じた不具合に関して、作者は一切の責任を負いません ので、ご了承の上、ご使用下さい。 できる限りのサポートは末尾記載のメールで行うつもりですが、義務とは解 釈いたしませんので、これもご了承下さい。 当然、改変した場合はサポート外といたします。 このソフトはフリーのインタプリタ言語 HSP を使用してプログラミング、コ ンパイルされています。作者のおにたまさんに感謝いたします。 また、優れた HSP 機能拡張DLLである Exforce.dll をフリーで配布され、自 由な再配布を認めて下さっている佐藤寛之(FORCE)さんにも、感謝いたします。 Version.2.2 より使用している AGE.DLL は MIA さんが制作・配布され、 フリーソフトへの同梱を認めて下さっているものです。MIA さん、ありが とうございます。 Version2.7 より使用している iconrewr.dll は tom さんが制作・配布され、 自由な再配布を認めてらっしゃるものです。tom さん、ありがとうございます。 G-SOFT(島田元) shimagen@24h.co.jp http://tokyo.cool.ne.jp/shimagen/ http://www.vector.co.jp/authors/VA017034/\par\pard ●変更履歴 99/8/29 Ver.1.0β発表。 99/9/27 Ver.1.0 発表。 範囲を選択してコピー&ペーストをできるようにした。 parts.icl 同梱。 99/ 9/29 Ver.2.0 発表。 部品貼り付けの際、リアルタイムで部品の絵が重なってるのが見えるように した。使い勝手が各段に向上したと思う。 上記の改変に伴い、マーク関連を廃止した。 下絵をロードする際に背景色を選べるようにした。 保存時には背景色を透明色の候補の第一とし、他に希望の透明色がある場合 は選べるようにした。 保存時に対応していない拡張子をつけようとすると、警告するようにした。 直線描画を可能にした。 EXE ファイルなどのアイコンリソースから部品を選んでから下絵を選び直す と、部品貼り付けの際、別のアイコンリソースが読み込まれてしまうことが ある不具合に対処した。 99/10/ 5 Ver.2.2 発表。 新規作成を追加。 鏡像機能を追加。 90度回転を追加。 16×16アイコン化を追加。 256色アイコン/カーソルを保存できるようにした。 コピー&ペーストに際し、リアルタイムでコピー画面の移動が見れるように した。 修正機能で線が途切れるのに対処した。 修正機能での矩形描画の方式を変更。 修正機能に塗り潰しを追加。 修正機能に文字入力を追加。 画面のちらつきを、なるべく抑えるようにした。 いくつかのバグ潰し(まだ、あるかも)。 99/10/ 6 Ver.2.3 発表。 アイコンリソースが 50 以上あるファイルで読み込みきれないバグを修正。 複数のアイコンリソースから目的のアイコンをチェックした後、左クリック で開き、右クリックでキャンセルできるようにした。 複数のアイコンリソースのあるファイルから部品を読み込んだ際、「部品取 り込み」で最初のインデックスのアイコンが呼び出されてしまうことがある 情けないバグを修正。 99/10/ 8 Ver.2.3A 発表。 Windowsの画面プロパティのデザイン設定でタイトルバーやウィンドウ文字列 が大きめになってる場合に備え、メインウィンドウのフォントサイズを決め 打ちした。やや小さめに設定したので、スッキリ(笑)。また、ウィンドウ サイズも、わずかながら大きめにした。 99/10/10 Ver.2.4 発表。 履歴にあるファイルは履歴に残さないようにした。 99/10/12 Ver.2.5 発表。 修正機能の塗り潰しモードにおいて、右クリックで画面内の色を取り込めな いバグを修正。 修正機能に市松模様を追加。 修正機能に円形を追加。 99/10/13 Ver.2.5A 発表。 円形描画の際、カーソル位置を円のほぼ中心にして移動するようにした。 修正作業中に「画像の用いているパレットに指定色がないとこの機能は使え ません」というエラーが出ても、修正モードは脱しないようにした。 99/12/ 6 Ver.2.7 発表。 16×16形式での保存を可能にした。 保存時に「新たに名前をつけて保存」「既存のアイコンファイルに追加保存」 を選択するようにした。 編集中のアイコンファイルの名称をタイトルバーに出すようにした。 バグ潰し。 2000/2/3 Ver.2.8 発表。 画像の薄いグレーがきちんと表示されるようになった。