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Last Update: 2000/12/19

CPad Q&A

CPad の Q&Aです。ユーザーの皆様からの情報や、便利な使い方by作者、などをまとめていく予定です。
更新は滞りがちですが、ご了承ください。









WindowsNT/2000上の CPad for LSI C-86 で、コンパイルはできるが、実行結果が表示されない

これは LSI C-86 が16ビットアプリケーションであるために起こる現象です。
解決策は、作成した実行ファイルを実行する前に一度、Windows9xとの互換性のために用意されているcommand.comを実行することで回避できます。
CPad での設定方法は、
[設定]ダイアログ-[高度な設定]ページの[以下の設定を変更する(C)]にチェックをしてから、[実行するコマンド(B)]に
%WINDIR%\system32\command.com /c exit > nul
と記述して[OK]ボタンをクリックします。

これでNT/2000上でも LSI C-86で作成した実行ファイルの出力を確認できます。

また、この現象が起こらない場合もあるようですが、どういう環境で起こって、どういう環境で起こらないのかははっきりわかっていません。




「This program must be run under Win32」や「This program cannot be run in DOS mode.」と表示されて実行できない

これらは、Borland C++Compiler/Salford FTN77などの32ビットアプリケーションを(Windowsの入っていない)純粋なDOS環境 で動作させた場合に表示されるメッセージです。

MS-DOSプロンプトが、「プログラムにWindowsを検知させない」設定になっている場合に起こります。

設定を変えるには以下のようにします。

C:\Windows\command.pif または C:\Windows\PIF\command.pif のプロパティを開きます。
[プログラム]-[詳細設定]のなかで
[必要に応じてMS-DOSモードで実行]だけにチェックをし、他のチェックははずして、[OK]をクリックします。

これで正常に実行できるはずです。




「このプログラムを自動的にシャットダウンすることはできません」というエラーが出る

Windows95/98において、DOSウィンドウの中に常駐しているプログラムがあると、コマンドプロンプトを閉じるときにこのメッセージが表示されます。
将来的には対応する予定ですが、今のところはプログラム(DOSIMEなど)を常駐させないことで回避できます。

C:\Windows\command.pif または C:\Windows\PIF\command.pif のプロパティを開きます。

[プログラム]-[バッチファイル]の欄を空白にして[OK]をクリックします。

これでエラーメッセージが表示されなくなります。

また、[その他]-[強制終了]-[警告メッセージを表示]のチェックをはずすと、常駐プログラムがあってもメッセージは表示されません。



下の[メッセージ]の横の[テキスト]って何のためにあるの?

コンパイラの出力をコピーするためです。
人に質問するときなど、コンパイラのエラー・警告出力が正確にわかった方が、問題が早く解決できます。[テキスト]のタブのところは単なる TextBox (メモ帳と同じ)なので、コピー&ペーストが簡単にできます。

※簡単にコピーできるからといって、全部貼って全部聞く、のではなく、自分でよく検討して、必要なところだけ引用して質問するようにしましょう。検討中に原因がわかることも良くあるものです。 :-)



「インクリメンタルサーチ」ってなに?使い方は?

Delphi/C++BuilderなどのBorland開発ツールのエディタで採用されている、検索方法のひとつです。
すばやい検索が可能な、作者お気に入りの機能です。(^_^)
ダイアログを開かず、キーボードから入力すると同時に検索を開始します。

使い方の例:

まず、次のようなコードをCPadに入力します。
#include <stdio.h>

int main()
{
  printf("This is a Incremental Search sample.\n");
  return 0;
}

カーソルをファイルの先頭("#include"の左)に移動させます。

ここで、[Ctrl+E]を押すとサーチモードに入ります。画面下のステータスバーが「検索:」という表示に変わります。

次にキーボードから、 'i' 'n' と順に入力します。#include が選択状態になります。

続けて 'c' を入力します。Incremental が選択状態になります。

ここで [BackSpace] を押すと、 #include に戻ります。

続けて [F3] キーを何回か押します。 int main printf Incremental と順に移り変わります。
([Shift+F3]で前の候補に戻ります。)

[Esc]やカーソルキーで検索モードから通常の編集モードに戻ります。

以上です。

ダイアログを開かないので、「検索しよう!」と思った次の瞬間に目的の場所にたどり着けます。
どうです?便利でしょ?

[Ctrl+Home]でファイルの先頭に移動、を組み合わせるとさらに便利に使えます。




現在わかっているバグ

いわゆる Known Bug です。

・新しくファイルを開いたときにタブの表示が前のファイル名のままになり、保存すると前開いていたファイルに新しい内容が上書きされることがある
これは CPad 2.11以前のバグです。CPad 2.20以降のバージョンでは改善されます。
別のファイルと開いたのに表示されているファイル名が変わらなかったときは、速やかにCPadを終了させて、また起動しなおしてください。

もし上書きしてしまった場合はBackupフォルダ([設定]-[基本設定]で確認できます。通常はCPadをインストールしたフォルダにあります)から前のファイルを復活させてください。


・長時間使っているとフォントがおかしくなって落ちる
原因不明のバグです。あまり長時間連続して使わないで下さい。
一時間ぐらいでCPadを再起動しましょう。(^_^;;

・最大化状態で起動すると、ちょっとずれる
ずれます。原因不明なので、一度小さくしてから最大化してください。う〜ん・・・



きときと
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