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最低限の設定は | |
単純な文字列の置換であれば、iniファイルに指定する項目は次のようなものだけで済む。 ・ 入力ファイルはどこにあるか (IN= ) ・ 辞書ファイルはどこにあるか (DICT= ) ・ 出力ファイルは何にするか (OUT= ) ・ 辞書の区切り文字は何にするか (DICT_DLMT= ) ・ 辞書のコメント行の条件 (DICT_CMNT= ) iniファイルはデフォルトでRepW.exeがあるフォルダのRepW.iniが使用されるが、実行時パラメータとして他のiniファイルを指定することも可能である。 |
正規表現はVBScript頼み | |||
RepWのデフォルトのモード(MODE=1)では正規表現が使えない。正規表現を使うためには iniファイルで MODE=3にする必要がある。別途DLLが必要ない代わりに、このモードでは「Microsoft VBScript Regular Expressions 5.5」を利用しているので、作動環境として ・IE 5.5以上 が必要である(正確にはIE 5.5以上によりインストールされるVBScript 5.5以上が必要)。気になる人はエクスプローラでWINNT\system32\vbscript.dllのプロパティnのバージョンを確認してみよう。 このモード(MODE=3)での動きは、例えば次のようなVBスクリプトの緑の部分と赤の部分を 「緑の部分<区切り文字>赤の部分」として辞書ファイルに持って、それらを順に入力ファイルの各行に繰り返すものと考えるとわかりやすいかもしれない。 |
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複数の入力ファイルを扱いたい時はMultiというフォルダを用意する |
その他の機能 | |
iniファイルのパラメータを変えることにより、次のようなこともできる。 ・ 辞書ファイルの各行にマッチした数をカウントリストとして出力 (COUNTLIST= ) ・ マッチした数が1以上のものを新しい辞書として出力 (NOZERO_DICTOUT= ) ・ 改行のみの行の出力の抑止 (CUT_EMPTYLINE= ) 少し変わった使い方としては、改行コードがCRCRLF (0x0d0d0a) になってしまっている入力ファイルをCRLF (0x0d0a) にして出力することもできる( IN_LF=CRCRLF )ので、ダミーの辞書(中身が空、コメントのみ、AをAに変えるだけなど)と組み合わせれば、CRCRLF->CRLF変換プログラム として使うことも可能だ。 |
注意することは | |
RepWがやっていることは単純だ。入力ファイルの一行につき辞書ファイルを上から順に一行づつ読んで置換してゆくだけのことである。内部で順番を入れ替えないので、ユーザーは辞書ファイル内での行の並べ方を考慮する必要がある。特に辞書を見やすくしようとソートをかけると、置換後の結果が変わってしまう可能性があるので注意が必要だ。また、処理できるテキストの文字コードはシフトJISのみである。 |
Q&A |
更新履歴 | |
2003/10 Ver. 1.01 置き換え先に0x5cを含む文字があった場合のバグを修正 2002/11 Ver. 1.00 ファーストリリース |
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( 2003/11/08 ) |
名称 | RepW Ver. 1.01 |
作動OS | Windows 2000など (*) |
作動環境 | MODE=3を使う場合はIE 5.5以上に 含まれるVBScript 5.5以上 |
必要なDLL | 上記以外はなし |
種別 | フリーウェア |
ダウンロード | ベクター |
(*) 実験:Win95でRepWは動くか |