ボクがVisualBasicを選んだワケ

これからプログラミングを始めようと思っている方は、まずどの言語で
やるかを選ばなければなりません。そしてその言語でプログラムを組
む為の開発ソフトを買う必要があります。

以下にボクが知っている開発ソフトの長所、短所を知っている範囲で
述べます。

開発ソフト
長所
VisualBasic
初心者が始めやすい。開発速度が速い。実行ファイルが軽い。
VisualC++
作ったソフトの実行速度が速い。高機能。
Delphi
DLL(*1)がいらない。開発速度が速い。

開発ソフト
短所
VisualBasic
ソフトを実行するのにDLLが必要。実行速度が遅い。      
VisualC++
初心者は手が出ないほど難しい。開発速度が遅い。
Delphi
Pascalというマイナーな言語がベース。

*1 DLL…ダイナミックリンクライブラリ。WindowsやOS/2などといった
OSが持つ機能。ルーチンをいくつかの”.DLL”という拡張子を持つファイル
に分けておき、必要なDLLファイルだけをメモリにロードして使う。
(出展『パソコン用語事典』大島邦夫ほか著 技術評論社)

このように、どの開発言語もそれぞれ長所、短所を持っていて、どれが一番
とは言えません。そのなかでボクがVisualBasicを選んだ理由を挙げます。

@、手に入れやすい
A、広く普及している
B、初心者が始めやすい
C、関連する書籍、ホームページが豊富

まず簡単に手に入ること。簡単に手に入るということは、広く普及している証拠です。
広く普及しているならば、しばらくは廃れることもないでしょう。
また、VisualBaiscはBASIC言語をベースにしているので、初心者が始めやすい
とされています。

ここで注意したいのは、「比較的始めやすい」だけで、それなりのソフトを
「すごい簡単」に作れるわけではありません。実際はとても奥が深く、かなり高機能です。
高機能が故、難しいことも多くあります。でも、広く普及しているおかげで、VisualBasic関連
の書籍は数多く出ています。また、親切な上級プログラマの方が質問に答えてくれる掲示
板のあるサイトや、有益なサンプルを提供してくれるサイトも数多くあります。学ぶには絶好
の環境ですね。

さて、思ったままを書いてきましたが、ボクの考えがすべてではありません。色々な考えが
あると思います。僕の意見はその一つにすぎません。どの言語で始めるかはあなたが、色
々な情報を元に決定してください。できたらあなたがVisualBaicを選び、ボクと同様、
VisualBasicをやる人になってくれればと思います。