文字コードの違いにより、単なるテキストファイルであっても、例えばPC-Unix(LinuxやFreeBSD等)上で書かれたテキストが、Windows上では読めない(文字化けする)といった現象が起こります。 本ソフトはこういった問題に対処するための文字コード変換ソフトです。 JIS(主にネットワーク内で使用)、EUC(主にUNIXで使用)、SJIS(主にWindowsとMACで使用)のコードで書かれたテキストを自由に変換することができます。
jccvは他の文字コード変換ソフトと比較して、以下の特徴を持っています。
ウィンドウ版 | JccvWin.exe | Windows95/98/Me/2000 (NT3.51/NT4.0は環境がないので未確認) |
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コンソール版 | jccv.exe | Windows95/98/Me/NT3.51/NT4.0/2000 |
配布ファイルが圧縮されている場合は、適当なツールで抽出(解凍)して下さい。
JccvWin.exeの実行には MFCランタイムルーチン (MSVCRT.DLL 及び MFC42.DLL)が必要です。 Windows95ユーザで本ツールが実行できない場合、C:¥WINDOWS¥SYSTEM(又は同等のフォルダ)の中に、これらのDLLが 存在するか確かめて下さい。 存在しない場合は、vector の ランタイムパッケージのコーナ 等からダウンロードしインストールして下さい。尚、これらのDLLはWindows95以外では、デフォルトで(最初から)存在すると思います。 尚、jccv.exe の方は特になにも必要ではありません。
削除するだけです。レジストリは使用していません。
JccvWin:ウィンドウアプリケーション
JccvWin.exeを実行して下さい。
オプションは詳細オプションのエディットボックスに入力します。具体的なオプションはjccvと共通です。
ファイルはドロップエリアにドラッグして下さい。一度に複数のファイルをドラッグすることも可能です。
出力先フォルダは適宜変更してください。出力されるファイル名は入力ファイルと同じになります。入力ファイルと出力ファイルを同じにすることはできません。
jccv:コンソールアプリケーション
MS-DOSプロンプト上で、以下のシンタックスで使用してください。
jccv [-オプション... | ファイル名...]
ファイル名は入力(変換元)ファイルを指定して下さい。 複数のファイルを指定することが可能です。 指定しない場合、標準入力から入力します。 出力は標準出力(通常、画面)に出力します。 ファイルに保存したい場合はリダイレクション(>)を使用して下さい。
jccvは特にオプションを指定しない場合、入力ファイルのコードを自動判別し、Windows標準の文字コード(SJIS/CRLF)に変換します。 従って、単に文字化けしたファイルを読むだけであれば、特にオプションを指定する必要はありません。 しかし、より高度な使い方も可能にするため、多くのオプションが用意されています。 jccv.exeでは、オプションは必ずファイル名よりも前につけて下さい。
-e | 出力コードをEUCに設定します。 |
-j | 出力コードをJISに設定します。 |
-s又は-sj | 出力コードをSJISに設定します。 |
-lf | 出力コードをLF(0x0A)に設定します。 |
-cr | 出力コードをCR(0x0D)に設定します。 |
-crlf | 出力コードをCR+LF(0x0D+0x0A)に設定します。 |
-unix | 出力及び改行コードをUNIXの標準形式(EUC/LF)に設定します。 |
-mac | 出力及び改行コードをMACの標準形式(SJIS/CR)に設定します。 |
-dos | 出力及び改行コードをDOSの標準形式(SJIS/CRLF)に設定します。 |
-jKANA7 | 出力コードをJISに設定します。半角カナは"ESC-(-I"ヘッダを使用して、7ビットコードで出力します。 |
-jKANA8 | 出力コードをJISに設定します。半角カナは8ビットコードで出力します。 |
-jSISO | 出力コードをJISに設定します。半角カナはSI/SOヘッダを使用して、7ビットコードで出力します。 |
-j1978 | 出力コードをJISに設定します。漢字ヘッダには"ESC-$-@"を使用します。 |
-j1983 | 出力コードをJISに設定します。漢字ヘッダには"ESC-$-B"を使用します。 |
-jNEC | 出力コードをJISに設定します。漢字ヘッダには"ESC-K"を使用します。 |
-jASCII | 出力コードをJISに設定します。ASCIIヘッダには"ESC-(-B"を使用します。 |
-jROMAJI | 出力コードをJISに設定します。ASCIIヘッダには"ESC-(-J"を使用します。 |
-E又は-UNIX | 入力コードをEUCに設定します。(自動判別がうまくいかない場合に指定します) |
-J | 入力コードをJISに設定します。(自動判別がうまくいかない場合に指定します) |
-S又は-SJ又は -MAC又は-DOS | 入力コードをSJISに設定します。(自動判別がうまくいかない場合に指定します) |
-Z又は-xASCII8 | 全角英数文字を半角英数文字に変換して出力します。 |
-X又は-xKANA16 | 半角カナを全角カナに変換して出力します。 |
-x | 半角カナを全角カナに変換しません。nkfと異なりjccvではこちらがデフォルトです。このオプションはnkfとの互換のためのダミーオプションです。 |
-xNOWIN | 機種依存文字(Windows固有文字)の中でも特によく使われるものを変換(例えばローマ数字をI,V,Xの組合せに変換)し、他の機種でも読めるように変換します。 |
-c | 文字コードのチェックだけを行ない、文字コード及び改行コード種別を表示します。また、機種依存文字や半角カナが含まれている場合にそのことを表示します。 |
-f又は-- | 次のパラメータをファイル名指定に限定します。"-"で始まるファイルを使用する場合に使用します。 |
-nb | バイナリー(非テキスト)チェックを行ないません。特殊な制御コードが含まれたテキストを変換する際に使用します。但し、バイナリファイルを変換した場合の動作は不定です。 |
-nk | 文字コードの変換を行ないません。改行コードの変換のみを行ないます。 |
-nr | 改行コードの変換を行ないません。文字コードの変換のみを行ないます。 |
-v又は-version | バージョン情報を表示します。 |
-h又は-help | ヘルプを表示します。 |
以下はjccv.exeの使用例です。
jccv test.txt | 任意のコードで書かれた test.txt を画面に表示 |
jccv index.html > index2.html | 任意のコードで書かれた index.html をWindows標準のコード(SJIS/CRLF)に変換した index2.html を作成 |
jccv -unix index2.html > index.html | 任意のコードで書かれた index2.html をUNIX標準のコード(EUC/LF)に変換した index.html を作成 |
jccv -c readme.txt | readme.txtがどの文字コードで書かれているかをチェック |
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V2.0.1 (2001.08.28) |
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V2.0 (2001.06.16) |
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V1.2 (1999.10.06) |
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V1.11 (1999.09.16) |
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V1.1 (1999.08.25) |
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V1.0 (1999.06.10) |
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