Outlook Express 5 の 壊れた DBXファイルから、メール及びその断片を取り出すソフトです。
ある日 Outlook Express が固まり、強制終了&再起動すると今まで保存していたメールが無くなっていた。そんな状態から、可能な限りメールを取り出します。 実は作者(O.K.U.)自身が、そんな状況にハマり、既存のフリーソフトを試してみたのですが、なぜかそのソフトでは12時間経過してもほとんど処理が進まなかったので、仕方なく自分で作っちゃたのがこのソフトです。
Outlook Express 5 ではメールはフォルダ毎に"フォルダ名.dbx"というファイル名で1ファイルで保存されています。 そのためメールを新たに追加、あるいは削除する毎にこのファイルが変更されるのですが、ここで何らかのトラブルが発生すると、他のメールの情報も一緒に壊してしまうことがあります。 メール情報の一部が壊れたメールは Outlook Express では表示されなくなるのですが、あえて信頼性を犠牲にして取り出せば、メールの残りの部分を取り出すことが可能な場合があります。 このOESalvager をはじめ、DBX修復ツールは壊れた部分を無視あるいは推測して修復することで Outlook Express で表示されなくなったメールをできる限り取り出します。
OESalvager は基本的にDBXファイルが壊れているのを前提に、メールの一部分であっても、なるべく取り出す方向で処理をしています。そのため類似のソフトに比べより多くメール(の断片)を取り出しますが、反面、不完全な状態で取り出すことも多くなります。 他のソフトで取り出せなかった時に、ダメもとで試してみてください。
Windows95/98/Me/2000/XP (NT3.51、NT4.0、Vista, 7 は環境がないので未確認です。)
配布ファイルが圧縮されている場合は、適当なツールで抽出(解凍)して下さい。
OESalvager.exeを実行して下さい。
解凍時に作成されたファイル(OESalvager.exe と、このHTMLファイル)と、OESalvager.exeを置いたフォルダに作成される OESalvager.ini を削除してください。 本ツールはレジストリは使用しません。
「DBXファイル」に見えなくなったメールが存在するメールフォルダに対応する壊れたDBXファイルを、「EML出力フォルダ」に取り出したメールを保存したいフォルダを指定し、 「開始」ボタンを押すと、メールを取り出します。 DBXファイルの保存位置は、Outlook Express の オプション>メンテナンスの「保存フォルダ」で確認できます。 本ツールを使用する際は、DBXファイルはOutlook Expressを終了させた状態で指定するか、別の場所にコピーしたものを指定してください。
取り出したメールは指定したEML出力フォルダにEML形式(1メール1ファイル形式)で 取り出し開始位置(16進数)>.eml のファイル名で保存します。 このファイルは Outlook Express にドラッグ&ドロップで取り込んで読むことができます。 OESalvagerでは、例えメールが完全に取り出せなくても、例えばメールアドレスだけでも、 メールとして取り出しますので、ここには完全でないメールも含まれます。 またメールのヘッダが全く取り出せなかったもの(メールの本文の途中一部分だけが取り出せたもの)については、 指定したEML出力フォルダに作成されるtrushフォルダの中にテキスト形式で 取り出し開始位置(16進数)>.txt のファイル名で保存します。 このファイルはブラウザなどで開くことで(Windows付属のメモ帳では文字コードの関係で、文字化けしてしまう可能性が高いです) 見ることができます。対象となる壊れたDBXファイルを指定します。ファイル名をフォルダ名も含め直接入力するか、右の「開く」ボタンを押して ファイル選択ダイアログを開き、対象となる壊れたDBXファイルを選択してください。
取り出したメールを保存するフォルダを指定します。フォルダ名を直接入力するか、右の「開く」ボタンを押して フォルダ選択ダイアログを開き、取り出したメールを保存するフォルダを指定してください。
DBXファイル及びEML出力フォルダを指定した後、「開始」ボタンを押すことでメールの取り出し処理を開始します。
取り出し処理を中止します。現在のバージョンでは中断点から再開することはできません。
このアプリケーションを終了します。
DBXが壊れた場合は、なるべく早く本ソフトあるいは他のソフトで復旧を試してみてください。特に最適化(コンパクトにする)を実行してしまうと 失ったメールを取り出せる確率は大幅にダウンします。
メールに添付されていた悪意のあるファイルも、取り出してしまう可能性があります。指定するEML出力フォルダは必ずウィルスチェックの対象としておいてください。
本ソフトの著作権はO.K.U.(oku@olive.plala.or.jp)が所有しています。個人レベルを除く再配布(雑誌への掲載等)や データ復旧サービス等での利用に関してはE-mailで問い合わせ下さい。 個人での利用(企業内で、自分自身のメールを取り出すことも含む)及び個人レベルでのコピーや配布は御自由にどうぞ。
本ソフトを使用した結果生じたあらゆる問題について、作者である O.K.U. は何ら保証致しません。自己責任でお願いします。
本ソフトの最新版は(株)vectorよりお借りしている作者ページの中で公開しています。
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アイコンがダサダサなので、アイコンの寄付も歓迎します。お礼はクレジットの記述[URLリンク含む]ぐらいしか、できませんが…
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