オットーは40近いトラッカーだ。この仕事を始めてから、もう15年は経っただろうか…?
今、彼は木星から火星へウミネズミ饅頭(1箱1000ウーロン)を5000箱を運んでいる途中だった。約1〜2日かかる距離だ。普通の人なら暇でしょうがないのだが(一人だから)、彼は暇つぶしの方法を心得ていた。
V.Tの名前を考える事が一番いい暇つぶしになる。
ヴィヴァノンノン・チョースケ…?ちがうだろぅなぁ。
なんて思っているのだ。
その時、小さな隕石がトラックに向かってきた。
「おっと、あぶねぇ!」
と、なぜか一人で叫びながら隕石を回避した。
「おっと、あぶねぇ…おっとー、あぶねぇ…『オットー』あぶねぇ!…なんつってなぁ!」
トラックの中に笑い声が響いたとさ。
作/りゅういち