Windows APIの
Windows APIを使うための準備

☆Windows APIの宣言

Windows APIを使うにはまず、宣言をしなければなりません。
「Declare Function BitBlt Lib "gdi32" Alias ......」
「Global Const SrcCopy = &HCC0020」
のような文を書かなければなりません。
書く場所は二通りあります。


@フォームのコードの[General]-[Declarations]
これは、一つのフォームでしか使わない場合に使います。
ただし、ここに書く場合は「Declare ......」の前に
Privateをつけて「Private Declare ......」とし、
「Global Const .....」はGlobalを抜いて、
「Const .....」として下さい。
[General]-[Declaration]


A標準モジュール
複数のフォームで使う場合に使います。
別にフォームが一つしかなくてもこちらを使って構わないし、
後でフォームを付け足すことも考えられるので、
人それぞれですが、僕はこちらをお勧めします。
まず、標準モジュールを追加してください。
標準モジュールの追加

標準モジュールを開いたら、表示させて入力して下さい。
標準モジュール内に書く


☆SubとFunction

Windows APIの中にはDeclareの後に「Sub」が来るものと
「Function」が来るものがあります。
基本的な違いは返り値があるかないかです。
返り値とはなにかを実行したときにその結果などのその
関数から返される値です。具体的なものはWindows APIの
解説に書かれています。

返り値がある(Function)と...
X = 関数名(引数1, 引数2, 引数3, .... )
簡単に書くと上のような書式になります。

返り値がない(Sub)と...
関数名 引数1, 引数2, 引数3, ....
簡単に書くと上のような書式になります。


☆データ型や定数の定義

Windows APIにはVisual Basicでは扱っていないデータ型が
あり、それを使うときはそのデータ型をVisual Basicに
教えなければなりません。例えば下の例はRECT型です。
Type RECT
 left As Integer
 top As Integer
 right As Integer
 bottom As Integer
End Type
それから、Windows APIでは覚えにくく分かりにくい数を
扱うので、それを分かりやすい名前に置き換えてしまいます。
例えば下の例は &HCC0020 を SrcCopy に置き換えています。
Global Const SrcCopy = &HCC0020
また、書く場所はいずれも、Windows APIを宣言するところ
と同じところに書きます。


☆よく出てくる用語

ここには随時追加してゆきます。
ハンドル
(hWnd)
ウィンドウ、ボタンなどすべてのオブジェクト
につけられている背番号です。が、実行する度に
変わります。Windows APIではオブジェクトを
指定するときによくこれを使います。
デバイス
コンテキスト
(hDC)
これもハンドルの一種のようですが僕自身、
よく分かりません。でも、Windowsの中で
データを転送する際の窓口番号のようです。


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