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ANSI C 講座 第二回 変数




 変数というものを皆さんはご存知でしょうか?数学でやったxとかyとか
いうあれです。C言語でも変数を使うことが出来ます。まず、変数を使うた
めには、まず、「宣言」という処理をしなければなりません。

	short	i;

 こんな感じに。これは、一例です。shortというのは数字を扱うための変
数の「型」です。型について説明しますと、変数にはいろいろな種類があ
ります。数字、文字、画像などなど…そして、それぞれに対応する型が存
在しているという訳です。(一つの種類の変数に対して型が複数個存在す
ることもありますが、それは、メモリの容量との兼ね合いで複数個あった
りする場合があります。)そして、iというのが変数の名前です。

 そして、一度定義された変数は、使用できる範囲に限り、四則演算およ
び代入が出来ます。当分は使用できる範囲については気にしなくていいで
す。

	void	main( void )
	{
		short	i;

		i = 1;

		i += 2;
	}

 例えばこんな感じです。ちなみに「+=」は右の数に、右の数と左の数を
足した合計を代入するという処理を記述したものです。同様に「-=」
「*=」「/=(/は商を求める)」「%=(%は余りを求める)」などもありま
す。でも、「i = i + 1;」としても問題はありません。が、キ−ボ−ドを
打つ回数がこっちの方が多いので、先に書いたほうがよく使われます。
(たしか、+=を使ったほうが若干ながら処理速度が速かったような気もす
るけど、気のせいかも知れない。)

こんなことをしても、何も楽しくありませんね。だって、実行しても、何
もしないでプログラムが終了しちゃうんだもん。そこで、変数の内容を表
示する方法を説明します。

	void	main( void )
	{
		short	i;

		i = 1;

		printf( "%d", i );
	}

 printf関数は前回に説明した様に、文字を表示する関数です。この例で
は、iという変数の内容を、つまり「1」という数字を表示するはずです。
「%d」とした部分にカンマの後の変数の内容が入ります。

	void	main( void )
	{
		short	i;

		i = 1;

		printf( "---%d---", i );
	}

 とすれば、「---1---」と表示されるはずです。

 なお、「%d」は整数の変数を表示する場合です。その他の変数および表
示方法は後々やることにします。

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