bmp 画像を圧縮するプログラム (ver 3.02 2002年5月)
パッケージは2種類のプログラムとひとつのdll、ひとつのオプションファイルから構成されます。 ec.exe bmp画像を圧縮するプログラム dc.exe 圧縮ファイルを解凍するプログラム cygwin1.dll プログラムの実行に必要なdllファイル conf.txt ec.exe のオプションファイル readme.txt 説明書 manual.htm 説明書
プログラムの使い方 インストール方法 アンインストール方法 ec の使い方 dc の使い方
読み込めるファイルについて 注意点 バージョンアップによる変更点 今後の予定 問い合わせ nuyakimo@freezone.co.uk ホームページ http://hp.vector.co.jp/authors/VA018074/
プログラムの説明 ・ec bmp 画像を非可逆的に圧縮するプログラムです。独自のファイル形式です。 バージョン0.0x、1.0x、2.0xとは互換性がないので旧バージョン(0.0x、1.0x、2.0x)の解凍プログラムでは解凍できません。 ・dc ec.exe で作成した圧縮ファイルを解凍するプログラムです。 解凍ファイルは、元のファイルの色数に関係なく、常に24bitフルカラーになります。 旧バージョン(0.0x、1.0x、2.0x)のファイルは解凍できません。バージョン3.xx対応です。 旧バージョン(0.0x、1.0x、2.0x)のものとファイル名が同じなので、上書きに注意してください。 旧バージョン(0.0x、1.0x、2.0x)の圧縮ファイルが解凍できなくなります。 (旧バージョン(0.0x、1.0x、2.0x)の解凍プログラムは、作者ホームページで公開を続ける予定です。)
プログラムの使い方 ・インストール方法 パッケージに含まれるファイルを同じディレクトリの中にコピーします。 注意点がありますので、お読みください。 ・アンインストール方法 インストール時にコピーしたファイルを削除します。 ・ec の使い方 ec.exeまたはそのショートカットにbmpファイルをドラッグ&ドロップします。   複数のbmpファイルを処理させることができます。 h.bmp という名前のファイルを処理した場合、 h.hpc という名前の圧縮ファイルが生成されます。 設定ファイル オプションは設定ファイル(conf または conf.txt)によって指定します。 confとconf.txtが両方あった場合は、confファイルが優先されます。 現在のバージョンでは設定できるオプションは圧縮強度のみです。 grade 圧縮強度を1から1024までの数字で指定します。 数字が小さいほど、高圧縮&低画質になります。 (例)grade=8 grade値は64分の1単位で指定することができます。 ドット"."の後に添えられた数字の64分の1がgrade値に加算されます。 (例1)grade=16.1 (例2)grade=16.24 例1のgrade値は「16+1/64」、例2のgrade値は「16+24/64」になります。 grade値は0.1から1024.0までの65536段階で指定できます。その範囲外の値は無効になります。 数字の代わりに、f、h、m、l、あるいは、fine、high、medium、lowと指定することができます。 f、fine は数字の32 h、high は数字の16 m、medium は数字の8 l、low は数字の4 に相当します。 (例)grade=medium それぞれの画質を直感的に表現すると次のようになります。 fine 原画との差がわからない high 原画との差が目立たない medium 美しさを保っている low 原形を保っている grade値が指定されない場合や無効な場合、grade値は「medium」となります。 ・dc の使い方 dc.exeまたはそのショートカットにhpcファイルをドラッグ&ドロップします。   複数のhpcファイルを処理させることができます。 h.hpc という名前のファイルを処理した場合、 h+.bmp という名前のフルカラーbmpファイルが生成されます。
読み込めるファイル 読み込めるのはwindows用のbmpファイルで圧縮されていないもののみで、 圧縮されているものや、os2用のbmpファイルは読めません。 次の種類のbmp画像が読めます。 1bit(モノクロ) 4bit(16色) 8bit (256色) 15bit(3万色) 24bit(フルカラー) 32bit(32bitフルカラー) 出力されるbmpファイルは、入力ファイルの種類によらず、常に24bitフルカラーとなります。 αチャンネルはサポートされていません。 注意点 設定ファイルやbmpファイル、およびそれを置いているディレクトリの名前が次のような場合、 ファイルが読みこまれない場合があります。 全角文字や半角カタカナを含む(デスクトップなど) スペースを含む 9文字以上の長い名前である このような場合は、bmpファイルの名前を変えたり、 プログラムやファイルを置くディレクトリを変えてみてください。 プログラムが作業用として使用するメモリは (画像のピクセル数) * 8 Bytes です。1024*1024 ピクセルの場合、8MB になります。 (実際には、プログラムを実行するために、さらにメモリを数MB使います。) 複数のファイルを処理する場合、ピクセル数が最大のファイルを 処理するのに必要なメモリが、実際のメモリ使用量となります。 仮想メモリでも一応動作しますが、非常に遅くなり、またハードディスクにも負担をかけます。 一晩中ハードディスクをガラガラと動かしておくことはあまりおすすめしません。
バージョンアップの内容 今回のバージョン3.02が最終版となる見込みです。 バージョン1.00までは1/2縮小、ディザつぶしプログラムがおまけとして同梱してありましたが、 現在は外してあります。作者ホームページでは公開を続けています。 3.01 から3.02 への変更点 (2002年5月) ・圧縮プログラムを改良して低画質領域の圧縮率を向上させた。 3.00 から3.01 への変更点 (2001年12月) ・プログラムを改良して性能を少し向上させた。 ・圧縮強度を細かく設定できるようにした。 2.02 から3.00 への変更点 (2001年11月) ・ファイル形式に改良を加えて圧縮率と画質を数%向上させ、圧縮速度も向上させた。 2.01 から2.02 への変更点 (2001年8月) ・展開プログラムの改良で低画質領域の性能を数%向上させた。 2.00 から2.01 への変更点 (2001年5月) ・展開プログラムの改良で、展開速度を1、2割ほど向上させた。 ・圧縮性能を少し向上させた。 1.02 から2.00 への変更点 (2001年3月) ・ファイル形式の抜本的見直しにより、高画質領域の画質を大きく向上させた。 1.01 から1.02 への変更点 (2000年11月) ・アルゴリズムの改良で高画質領域の性能を数%向上させた。 1.00 から1.01 への変更点 (2000年5月) ・計算精度を上げて画質を3割ほど向上させた。圧縮ファイルのサイズは1割ほど増えた。 ・おまけプログラムを外した。 0.01 から1.00 への変更点 (2000年4月) ・ファイル形式の抜本的見直しにより、圧縮率を1、2割ほど向上させた。 0.00 から0.01 への変更点 (1999年10月) ・複数のファイルを処理できるようにした。 ・オプションを廃止し、confファイルで圧縮率を指定するようにした。 ・圧縮時にディザつぶし処理をしていたのをやめた。 ・ディザつぶしプログラムを同梱した。 ・実行時の表示を見やすくした。 ・マニュアルをhtml化した。 0.00 公開 (1999年7月) ・とりあえず圧縮、解凍ができるものを試作品として公開。 ・おまけプログラムとして1/2縮小プログラムを同梱。
今後の予定 バージョン3.xxのファイル形式が最終的なファイル形式になる見込みです。 今回のバージョン3.02がバージョン3.xx形式の最終版となる見込みです。 画像圧縮の極限に達したと判断し、これで開発は終了する見込みです。 (修正点が見つかれば修正版を出す可能性はあります。)   作者ホームページで、ソースを公開しています。
問い合わせ nuyakimo@freezone.co.uk ホームページ http://hp.vector.co.jp/authors/VA018074/