@M3-PerFectでDipStarを使う

本来、DipStarはローダの搭載されたM3やG6、SuperCardといったマジコンはサポート外だったのですが、
M3-PerFectがダブルスロット(DSゲームがGBAカートリッジと連動する機能)をサポートしたので、
一応、DipStarを使うことができるようになりました。
しかもM3-PerFectが起動するDSであれば全て使用可能……
つまりDSLiteなどの新ファームウェアのDSでもDipStarを使うことができます。

なお、SuperCardはダブルスロットをサポートしていますが処理がおかしいのでダメです。

※予めM3には最新版ファームウェアを適用しておいてください。

M3-PerfectファームウェアJ19でコードファイルの保存が可能になりました

旧ファームウェアではDipStar単独セーブファイルを使うことができなかったため、
「内蔵コードスロットを使う方法」を以下に解説していたわけですが、
J19以降のバージョンではM3 game managerでDipStarを転送してやれば、
単独でセーブファイルが作られ、ちゃんとコードも保存されるようになりました。
ただし「オートセーブを有効にしているとtxt2dipでのPCからのコード入力ができない」
という難点があるため(コードをdipstar.ds.savに書いてもオート処理に消される)
オートセーブを無効にしたくない人は、やはり内蔵スロットを使う必要があるのかなぁと。

内蔵コードスロットを使う手順

1.予め改造コードをテキストファイル化しておき、txt2dipの「X.SELF SLOT (RomDirect)」で、
 dipstar.ds.gbaの内蔵コード領域に任意コードを書き込む。
 (改造コード書式などは上記リンク先の hitofude.txt を参照)

2.dipstar.ds.gbaをM3のメモリーカードの適当な場所に書き込む(エクスプローラからでOK)。
 ファイル名を変更して「ゲーム個別にdipstarを用意」みたいにするとオススメ。

3.M3 game managerでNDSROMをメモリーカードに転送した後(もしくは転送する前)に
 M3用ROMパッチプログラムm3dip.exeでNDSROMにパッチを当てます。
 (ARM7の起動アドレスをハックしてM3でロードしたNDSROMからDipStarを呼び出すようにします)。

3.M3を起動してゲームメニューからdipstar.ds.gbaにカーソルを合わせてAボタン。
(ダブルスロット使用で、仮想的にGBAカートリッジを挿入した状態になる)。

5.プレイしたいDSゲームにカーソルを合わせてAボタン、セーブデータをロードして起動。
 ここでロード表示が出た瞬間、ゲームが始まるまでXボタンを押しっぱなしにしてください。

これで、M3でもDipStarを使うことができます。
通常のGBAフラッシュカートであれば8スロットも使えるのに比べて、
M3-PerFectではXボタン(1スロット)しか使えない難点はありますが、
まあ使えるだけマシということで。