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ヘイング!

●●●解説

「へイングマン・ツー」です。正義の味方です。
「ウイングマン」を夢見た同世代に捧ぐ。

時は1983〜4年、俺が小学校5・6年生の頃の話。クラスのお楽しみ会で仮装劇コンテストをやることになり、俺のいたグループがやったのは、マンガ「ウイングマン」(作:桂正和)のパロディ劇。劇といってもゴッコ遊びの延長上みたいなものだったけど、コスチュームデザイン、脚本、演出やら(そんなたいそうなものじゃないけど)全部担当した。衣装は、ちびっ子仮装の定番素材「段ボール」を用いてみんなで作成。どう見てもヘボヘボの「段ボールスーツ」も、当時の俺の頭の中ではこの絵のようなイメージだったはず。当時「ウイングマン」にはホント夢中になっていて、ランドセルを教室に忘れているのを気付かないまま、友達に借りた単行本を読みながら家に帰ったりしたほど。単行本はその後買って、今でも全巻持ってます。念のため(笑)

なんで「ヘ」イングマンかというと、「変なウイングマンだからヘイングマンだ」くらいの発想だったと思う。変身の掛声は「屁ーたってブー!」...。小学生ギャグ炸裂! 格好わるいので後に「ヘイング!」に変更。この絵は俺が変身していた「2号」。「1号」は「赤と1番」が好きな「クラスの図工最強コンビ」の相棒。俺は「アオレンジャー」ファンだったので、もめもせず2号に決定。残りの女の子3人は怪人役(苦笑)劇の後はパロディーなんてことも忘れ、すっかり自分達のオリジナルヒーローになっていた。この絵には描かれてませんが「ウイングマン」がモチーフなので背中には翼があります。まぁ翼は心にあるってことで...ウイング・ラブ(笑)
ちなみに当時地元で放送していた子供向けTV番組「ドッチラチン」のコーナー「ドスコイ大相撲」に応援団として変身した姿で出演したことあり。さんざんアピールしたがことごとくカットされ放送されたのは1カットだけ。目立ち過ぎたみたい。
そんな感じで、この「ヘイングマン」には当時のいろんな思い出がすんごいつまってます。

2001年5月頃に描いてて途中でだれてしまったが、文庫版「超機動員ヴァンダー」の寺田克也氏による解説エッセイを読んで再び火が付いた。俺も新ヒーローを見てみたいです、桂先生(って「ZETMAN」でましたね〜。もちろん買ってます!)。

思うに、こんな感じの「変種のウイングマン」って当時どれだけ存在していたんだろうか?
同志よ、いずこ?

(01.09.09)