フジモリ元大統領



フジモリ氏か、藤森氏か

南米ペルーの元大統領、フジモリ氏は未だ日本に滞在している。

日本国籍を確認したという。

つまり、日本人である。

日本名はおそらく藤森であろう。

しかし、実際は森内閣という史上最悪の内閣でのことである。事なかれ主義でそうしたに違いない。

通常、国籍は新たに取得すると前の国籍は失う。日本人が日本国籍を持つのではなく、日本において生まれたか、親が日本国籍を有しそれにより本人が日本国籍となるよう望んだ場合である。

藤森氏は日系2世であり、意思表示を行えば日本国籍となることができるが、そこには落とし穴がある。

首相が外国人だったらどうだろう。フランス人だったら、フランス語を勉強するチャンスかもしれないが、スワヒリ語だったらかなり難しそうである。いや、外国人は首相になれない。国籍条項があるからである。

筆者が子供の頃なりたかったもの、それはアメリカ大統領であった。世界で一番偉いと思ったからだし、今は知らないが当時アメリカの子供のなりたいものがそれであった。ある程度の知恵が付くと、日本人はなれないことが分かった。

国の首長が外国人という国は異常である。侵略され、植民地化されなければそういうことはない。

藤森氏は日系人として初のペルー大統領となった。ペルーには大統領に対する国籍条項はなかったのだろうか。

普通ならあるだろうから、大統領に立候補した時点で国籍確認をすべきだし、しなかったとしても、大統領になったということは、暗黙の内にペルー国籍を確認したことになり、その時点で日本国籍の権利を失ったと考えるのが妥当である。

つまり、藤森氏が日本国籍を有しているという前政府見解は誤りで、藤森氏はフジモリ氏だったのである。



身柄引渡し協定

犯罪者の身柄を確保し犯罪を裁く国に引き渡すには身柄引渡し協定が必要である。ただし、国際条約に規定された犯罪についてはこの限りではなく、国際条約を批准した国であれば引渡しを行うようになっている。

フジモリ氏の場合、そもそも日本国籍の所持自体が詭弁なのであるから、早急に国籍確認の誤りを正し、ビザの有効期限を日本国籍とされた期間を考慮した上で再確認すべきである。

そもそも、ペルー大統領(ペルー人)を日本が保護すべきではない。それは内政干渉に等しい。相手は共産圏ではないのだから。

穿った見方をすると、裏で金が動いたのではないかと思ってしまう。当時の首相や外相を捜査すべきかもしれないのである。

そうでなくてもペルー国民からしてみれば、自分のリーダーだった人である。国民感情を考えると、たとえ日本人だったとしても、引き渡して欲しいと思って当然である。

超法規的措置は一般国民の福祉(利益や感情)にのみ用いるべきで、金持ちや政治家が有利になるように使ってはならない。そういうダメな政治家を排除しようとする小泉内閣なのであるから、日本国民だけでなく、ペルー国民の感情も考慮できるだろう。

即ち、ブジモリ氏はペルーに帰国(引渡しではない)させるべきである。

その上で、綺麗な体となった上で、改めて日本に日本人として帰ってきて欲しい。

ちょうど、駆け落ちようとした娘を、一旦家に返し、改めてちゃんと結婚させるようなものである。その方が日本人の感情に合っている。




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