ベルリンマラソンに満を持して出場した高橋尚子選手が世界最高タイム2時間19分46秒で優勝した。
女子では2時間20分を始めて切った、たったひとりの選手となったのである。
昨年のシドニーオリンピックで金メダルを獲得し、次の目標として20分を切るとしていたのを、見事に成し遂げた。
愛称のＱちゃんは、オバＱのＱなのだが、もうこれは、Queen(女王)のＱとしていいだろう。
もしオリンピックだけの優勝だったら、フロックという人もいるかもしれないが、世界最高をマークし優勝するとなると、誰も文句を付けることはできない。
金メダル後、マスコミにバッシングを受けたＱちゃんだが、それを跳ね除けがんばった。
もしこれでマラソンを止めても、太っても、Ｑちゃんの思う通りにして欲しい。もちろん、ファンとしては次の目標、18分代を見たいのもあるのだが、それより自分の自由も楽しんで欲しいのである。
素質と練習の賜物で、Ｑちゃんの実力によって得られたのではあるが、ベルリンマラソンの出場料は5000万円である。出場するだけでそれだけ貰えるのは、やはり金メダルの力だろう。それ以外にも、賞金などで、8000万円程度が、この１レースで直接得られた。
今後のレース出場料も上がるだろうし、コマーシャルなども収入も増えるに違いない。
老婆心ながら、あまりお金持ちになると、女性としての幸せは遠のくような気がする。
そうならないことを祈る。