■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ FMV-TOWNSで TCP/IP for TOWNSを使用する ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ |
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はじめに
当初は高くて手が出なかったFMV-TOWNSも、ACCESSでの在庫放出や
リースアップ品の出回り等により、そこそこ楽に手に入るようになりました。
そんな中で、FMV-TOWNSに純正LANカードを挿していたりLANモデルを
持っていたりすることも多いかと思います。
FMV-TOWNSのTOWNSモードでは、文教市場での使用に合わせて
Netware Clientの動作は保証されているのですが、他のNetwork OS
については特にアナウンスされていません。幸いMS-Lan Managerに
ついては他のVTOWNS系サイトで動作報告されていますが、私はフリ
ーのTCP/IP for TOWNSをFMV-TOWNSで動作させるべく、いろいろ試して
みました。
必要なもの
- ・FMV-TOWNS本体
- 当たり前です。機種は問いません。
- ・純正LANカード(FMV-181/2/3/4)
- LAN内蔵モデルなら不用です。
- ・FMV-181/2/3/4用 LANドライバ V2.1L20
- 無ければ、ドライバCDからFDを作ることが出来ます。
- 他の版では動くか知りません。富士通の資料ではこの版を使う
ように書かれています。
- ・TCP/IP for TOWNS
- 持ってなければ、FTOWNS Homepageへ行って落として来てください。
- ・ODINSUP.COM
- TCP/IP for TOWNS を起動するのに必要です。
- 詳細は、TCP/IP for TOWNS のドキュメントを読んでください。
ATモードでインストール
まず最初に、ATモードで純正LANカードをインストールします。筆者は
FMV-183を使用しました。
先にドライバディスクを用意しておいて、LANカードを差したときにPnPで
認識するので組み込みます。あとは普通に再起動し、他のPCに接続して
正常に使えているか確認します。
TOWNSモードでインストール
TCP/IP for TOWNSのアーカイブをディスクに展開してから、ドライバ
ディスクから、[LSL.COM]と[FJN00I.COM]をコピーします。
あとは、TCP/IP for TOWNS の\LANディレクトリの[UP.BAT]を修正し
ます。基本的には、もともとFM50L-186用の[FMRLAN.COM]となってい
る部分を、[FJN00I.COM]に書き換えれば良いでしょう。
実はこれだけだと、DOS3ベースのTOWNSだとFJN00I.COMが不法な
割り込みを起こしてしまいどうしても動かなかったのですが(DOS6ベー
スなら可)、他のVTOWNS系サイトさんに方法が載っていました。EF-3
シビック氏のフリーソフトウェア[INTNOP_A.COM]を使用して、不法な割
り込みを防ぎます。私はDOS6ベースでやったので問題ありませんでし
た。DOS3ベースでやりたいひとは、何とか入手してください。
以上の設定が終わったら、TCP/IP for TOWNSを常駐させるために
[UP.BAT]を実行します。作業が終わったら[DOWN.BAT]で切断します。
私はLAN環境でしか試していませんので、ダイヤルアップでは動くのか
は分かりませんが、LANの設定が不要な分動く可能性は高いと思わ
れます。
なお、対応アプリに関してはまだまだ少なくて実用的ではありません
が、FTPは既にありますし、他に関しても現在開発中です。