Last Update :2000/01/22
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Check! IntでHint(古) (^^;




基本的にボード類は設定を気にせずに差して行けるTOWNSですが、
差しているボードの数が増えると、設定がぶつかってうまく動作
しないことも多々あるようです。
ここでは、TOWNSで使用されている割り込み要求(INT/IRQ)の設定に
ついてまとめてみました。

     FM-TOWNSのデフォルトINT
     FM-TOWNSの拡張ボード使用INT
     FM-TOWNSの各拡張ボード使用時の注意点
     FMV-TOWNSのデフォルトIRQ



FM-TOWNSのデフォルトINT

  FM-TOWNSで標準で使用されているINTの一覧です。
  特に設定をいじらない場合は、以下の設定が適用されます。
  
  Windows95で、なんらかの理由でこれらの標準INTさえも衝突・
  もしくは認識しない場合は、一度デバイスを削除してもう一度
  組み込むとうまく行くことがあります。

INT内容
00システムタイマー
01キーボード
02シリアルポート
03-
04-
05-
06FDDコントローラ
07割り込みコントローラ
08SCSIコントローラ
09FM-TOWNS 内蔵CD-ROMコントローラ
10-
11VSYNC割り込み
12プリンタポート
13FM-TOWNS内蔵音源
FM-TOWNS 本体接続マウス
14-
15FM-TOWNS 16bit PCM音源



FM-TOWNS用の拡張ボード使用INT


  FM-TOWNSの拡張ボードで使用されるINTの一覧です。
  私の知っている限りで集めてみました。
  (* がついている番号が、デフォルトです)

DSLINKカード(FM50L-186/187)
INTヒント
4*DSLINKカードの工場出荷時のINTです。
MIDIカード/MIDI音源カードのINTと衝突します。
5DOS-ODIドライバでは認識しません。Win95では可。
10MPEGデコーダカードのデフォルトINTと衝突します。
11VSYNC割り込みのINTと衝突するので使用できません。
MIDIカード(FMT-402)・MIDI音源カード(FMT-403/A)
INTヒント
4*INT 4固定です。
MPEGデコーダカード(FMT-452)
INTヒント
4MIDIカード/MIDI音源カードのINTと衝突します。
TownsOS上では認識しません。Win95では可。
5TownsOS上では認識しません。Win95では可。
10*MPEGデコーダカードのデフォルトINTです。
14TownsOS上では再生時にハングアップします。Win95では可。
ビデオカード(FMT-411/412/418)
INTヒント
11*INT 11のVSYNC割り込みを使用します。
純正 増設RS-232Cカード(FM50L-101)
INTヒント
3*INT 3固定です。
2枚挿しするとWin95上では衝突することがあるそうです。
Power9100アクセラレータカード
INTヒント
4MIDIカード/MIDI音源カードのINTと衝突します。
5
10
14




FM-TOWNS各拡張ボードの注意点


・MIDIカード/MIDI音源カード(FMT-402/403/A)
   
   MIDI-I/Fカードです。
   同じボードを複数差した場合の為にI/Oアドレスは変更可能ですが、
   INTの設定は、INT 4固定で変更できません。
   よくDSLINKカードと衝突してたりします。


・DSLINKカード(FM50L-186/187)
   
   いわゆるLANカードです(ちょっと違うけど)。
   工場出荷時のデフォルトINTがMIDIカードと衝突しますので、
   そのままWindows95を起動したりするとハングアップします。
   
   INTの設定は、ボード上のジャンパ(JP2)で変更可能です。
   (2-3&5-6:INT4 2-3&4-5:INT5 1-2&5-6:INT10 1-2&4-5:INT11)
   
   NetwareのDOS-ODIドライバ(ODINSUP.COM)を使用する時は、
   INT 4/10でないと、組み込み時チェックにひっかかるために
   使用できません。(チェック部分にパッチ当てで対処可能です)
   標準のNET.CFGによるとINT 13でも良いようですが、ボード側では
   指定できないので無意味です。
   Windows95上では、他のボードと衝突していなければどのINTでも
   使用できます。
   
   なお、INTの他にDMAも使用しますので、ボードを挿す時は下の
   スロットから埋めていく必要があります。


・MPEGデコーダカード(FMT-452)
   
   MPEG1ハードウェア再生用カード。
   INTの設定は、ボード上のジャンパ(JP)で変更可能です。
   ボードに指示がそのまま書かれているので、変更は容易でしょう。
   
   TownsOSのムービープレーヤからは、INT10でないと再生できません。
   他のINTを指定すると、認識しない・もしくはハングするようです。
   Windows95ではどのINTを指定しても動作します。
   (Windows95の方がディスクアクセスが32bitドライバで行われる分、
    再生が高速です。)
   
   なお、ボードに載っているデコーダは、対応している形式が限られて
   いるため、それほど多くのMPEGファイルを再生できるわけではありません。


・ビデオカード(FMT-411/412/418)
   
   TOWNSの十八番のビデオカードです。
   INT 11のVSYNC割り込みを利用しています。
   よって、DSLINKカードなど他のボードでINT11は指定できません。



FM V-TOWNSのデフォルトIRQ

  FMV-TOWNSで標準で使用されているIRQの一覧です。
  特に設定をいじらない場合は、以下の設定が適用されます。
  マニュアルにも載ってますが、欠品した状態で入手したとき
  役に立つかもしれません(^^;
  なお、モデルによって若干異なります。

INT内容
00システムタイマー
01キーボード
02割り込みコントローラ
03シリアルポート(COM2)/内蔵FAXモデム(PnP)
(排他利用)
04シリアルポート(COM1)
05(Creative SoundBlaster16 (PnP) )
(初代V-TOWNSは非PnP)
06FDDコントローラ
07プリンタポート(LPT1)
08RTC(リアルタイムクロック)
09ATi Mach64CT(on board)
PCIステアリング用IRQホルダー
TownsCard PCI
10 MPEGチューナーカード
LANカード(FMV-183/184/ドーターカード)
11内蔵FAX/Voiceモデム(PnP)
12PS/2マウス
13数値データプロセッサ
14プライマリIDE
(CMD PCI-0646 Busmaster IDE Controller)
15セカンダリIDE
(CMD PCI-0646 Busmaster IDE Controller)



<2000/01/22)
※Ryuさんから「INT11はVSYNC割り込みに使われているので重ねたらまずい」
 とアドバイスを頂きました。どうもありがとうございます(^_^).

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HOTARUIKA☆
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