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■ MELCOのATA-SCSI変換下駄を斬る ■ |
MELCO の後期の外付SCSI CD-R/RWドライブは、ATAPIのCD-R/RWドライブにATA-SCSI変換ボードを接続して、外付ケースに収めた構造になっています。今回は、このATAPIのCD-R/RWドライブにATA-SCSI変換ボードATAPIのCD-R/RWドライブにATA-SCSI変換ボードATAPIのCD-R/RWドライブにATA-SCSI変換ボードにスポットを当ててみたいと思います。 |
■ CDRW-8432S のATA-SCSI変換下駄 ■ |
これです。型番は、「SCION22-BA」。メルコのSCSI外付けCD-RWドライブ CDRW-S8432のもの。本来は Plextor の Wx8/RWx4/Rx32 のドライブを搭載する。 EPSON のATA-SCSIブリッジコントローラを搭載。ピンの多くはIDEコネクタとSCSIコネクタへ伸びている。EPSON のオシレータを使用している。高速な40MHz。電源は5Vを供給。ケーブル欠品で入手した人は、下の写真を参照してください。 中央上が制御用CPU。日立の組み込み用CPUである H8S シリーズを制御用に使用している。左下はおそらくベンダ名や固有の制御情報を収めたROM。MELCOの商品構成によって違うと思われる。左端のコネクタはSCSI-ID設定ジャンパ。 裏面はすっきり。 接続しているデバイスの種類とは無関係に、SCSI機器としてMELCOのCD-RWドライブのデバイス情報を返す。何らかのチェックしているらしく、ATAPIのHDDだと何を繋いでも認識しないし、古いCD-ROMだと正常に動作しない。東芝の4倍速(XM-5302)では正常に動作しなかったが、日立の16倍速(CD-8130)ではTownsOS上で正常に使用できた。 ATAPIのCD-RWドライブも、ドライブによるが問題無く使用できる。CloneCDでは、ドライブからハードウェア情報を読んで認識するようだ。もともと載っていたドライブと制御が同じせいかもしれない。CloneCD では LG電子の の Wx8/RWx4/Rx32 のドライブで問題無くCD-Rが焼けた。B'sでは認識してくれず、駄目だった。 実は、ATAPIのCD-RWドライブのファームウェアも書き換え可能(要WINASPI)。優れた互換性を発揮している。ファームウェアはMELCOのホームページに存在する。 |