Windows2000serverによるNATの設定



 Windows2000serverは、標準でネットワークアドレス変換(NAT)機能を持っているため、1つのグローバルIPアドレスで多数のホストをインターネットに接続させることができます。 ここでは、必要最低限の動作を行うNATの設定方法を紹介します。


(1)Network Interface Card (NIC) を2枚認識させる。1枚をInternet側、もう1枚をLocal Network側として、適宜IPを振る。

(2)[スタート]→[プログラム]→[管理ツール]→[コンピュータの管理]で、コンピュータの管理を起動する。

(3)[+サービスとアプリケーション]内の[ルーティングとリモートアクセス]を選択する。

(4)[ルーティングとリモートアクセス]から[IPルーティング]を開く。

(5)[IPルーティング]以下の[全般]を右クリックし、[新しいルーティングプロトコル]を実行する。

(6)[新しいルーティングプロトコル]で[ネットワークアドレス変換]を選択し追加する。

(7) [IPルーティング]以下の[ネットワークアドレス変換]を右クリックし、[新しいインターフェイス]を選択する。

(8)外部ネットワーク(Internet)に接続されたNICを選択し、「インターネットに接続されたパブリックインターフェイス」をONにする。また、「TCP/UDPヘッダを変換する(推奨)」もONにする。

(9)もう一度[新しいネットワークインターフェイス]を選択し、内部ネットワークに接続されたNICを選択、「プライベートネットワークに接続されたプライベートインターフェイス」をONにする。

(10)ローカル側のクライアントでは、ローカルネットワークに合わせてIP-Addressを設定し、Gatewayの設定をWindows2000Serverマシンのローカル側NICのIP-Addressを指定する。

(11)PING等を打って、動作確認する。


おしまい