Last Update :2000/01/01
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文教TOWNS専用拡張ボードを探る


概要
背面図 学校等で使用されているTOWNSの文教モデルは、
コンピュータ室などでネットワーク接続して
使えるように、さまざまな拡張ボードが増設
されています。その中でも文教モデルのTOWNS
専用にリリースされているボードは一般ルート
では入手できないボードだったりします。

この文教TOWNS専用のボードについてレポート
してみたいと思います。



文教TOWNS専用ボード1   ビデオカードスロット用アナログAV接続カード
  CAI-ACE T1 Branch / CAT-10204

  VC接続ボード

  FMTOWNSのビデオカードスロットに増設するカードです。
  内田洋行製アナログAV-NET用の端末用に設計されたもののようです。

     コネクタ図

  CRT出力・BUS-I/F・RS-232Cなどのコネクタがあります。
  RS-232Cコネクタは、専用ケーブルで本体のRS-232Cコネクタに
  接続されています。BUS-I/Fコネクタは、本体とは別の集中制御
  ユニットに接続されて使用するもので、BUS-I/Fからの信号で
  TOWNSのモニタ出力を制御し、CRTに本体からの信号を表示するの
  か、ホストマシンの状況を表示するのか選択できるのだと思われ
  ます。
  (BUS-I/Fには、RGB入力信号と制御信号などが来ているようです)
  よくDSLINKカードと共に搭載されていたことが多い様です。
  
  なお、単体でのローカル使用では、まったく役に立ちません。
  CRT出力の増設程度にしか使用できないようです(泣)
  加えて、このCRT出力には複合同期信号のみしか出ていませんので、
  接続できるのはTOWNS専用モニタに限られます。変換コネクタVを
  使用してもAT互換機のモニタに表示をすることは出来ません。
    シルク印刷


文教TOWNS専用ボード2   汎用バススロット用アナログAV接続カード
  WAVAC CAT-1R202
  汎用バス接続ボード
  汎用バス拡張スロットに接続するカードです。
  同じく内田洋行製アナログAV-NET用の端末用に設計されたもの
  のようです。用途の関係でビデオカードスロットが他カード
  (ビデオカード・ビデオプロセッサカード)に使用される場合
  に使われていたようです。
     コネクタ図
  CRT出力・BUS-I/Fのコネクタがあり、カードから延びているケ
  ーブルからは、本体側のRS-232CコネクタとCRT出力などのコネ
  クタへ延びています。VC版と比べてケーブルが増設されている
  のは、汎用スロットからは本体側のRGB信号が取り出せない関
  係上、本体のRGB出力コネクタに直接接続する必要ができた為と
  考えられます。
  用途・機能的には、VC版とほぼ同じようです。

  構造的には、汎用IC及びコンデンサ程度しか存在しません。
  あとは、基本的に電磁波の漏れを抑える部品が多少ある程度です。
  加えて、汎用バスには、1つか2つ程度しか信号ピンが接続され
  ていないので(他の接続ピンはほぼGND接続)、電源供給を受け
  ている程度に留まっていると思われます。
     コネクタ図

  上記のボードの付属コネクタを実際に接続すると、以下のようになります。
     RS232C & RGB接続



文教TOWNS専用ボードの・・・
  製造元を探る

  これらの製造元は、ボードに「WAVAC」という印刷が見られることからして、
  「吉喜工業」であることに間違いないと思われます。
  吉喜工業は、TOWNS初期〜中期にわたりTOWNS用周辺機器を供給していた
  数少ないメーカーのひとつです。
  過去のラインナップは、
  
      ・増設RAM
      ・外付HDD/MO
      ・内蔵HDD
      ・LANボード
      ・i387ボード
      ・FM用テープストリーマ
  
  などです。
  過去にLANボードを製造していたことからも、TOWNSの内部構造に熟知していた
  と考えられますので、可能性は高いと思われます。
  (もしかしたらこっちが本業かも・・・(^^;))   
  
  上記の2ボードは、内田洋行製アナログAV-NETシステムに準拠しています。
  この「アナログAV-NET」とは、コンピュータセンタ等で使用される
  画像転送システムで、CAI-ACEというシリーズであり、
  
      ・ホストマシンの画面を、端末マシンへのモニタに一斉表示
  
      ・端末マシンの画面を、ホストマシンでモニタリング
  
      ・指定端末マシンの画面を、全端末マシンのモニタに一斉表示
  
  などの操作が可能なものです。中学校・高校などで見かけたことのある人も
  いるのではないかと思います。
  
  このシステムは、FMTOWNSによるネットワーキングだけではなく、
  同じくFMR用、PC-9801用も存在したようです。
  PC-9801シリーズには専用のスロットがありませんので、RGB入出力を備えた
  専用のユニットをPC本体とモニタの間に挟んでいました。

※付記(99/09/02)
  その後、FMV-TOWNSでCAI-ACEユニットが使われているのを発見。
  FM-TOWNS SF20(CX相当)と併用されていました。
  おそらく、AT互換機汎用のユニットだと思われます。
  結局、今でもアナログAV-NETは存在するようです。



おそらく他にも同様のボードがあると思いますので、見つけたらまた載っけて
みたいと思います。

ご意見ご感想・情報提供をお待ちしています。


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