XG 用 88 MIDI プレーヤについて


開発の背景

ハードウェア XG 音源 (MU-80, MU-100, QY-70, QY-300, etc.) をつないで、GS (SC-88, 88Pro 系) 用のデータを演奏すると、多くの場合、音が変になってしまいます。
(ごく最近の機種では、一部ハードウェア的に、GS に対応した XG 音源もあります。)

そこで、ハードウェア XG 音源でも、GS (SC-88, 88Pro 系) 用のデータをきれいに聴けるようにとつくったのが、このプレーヤです。
MIDI コードをリアルタイムに GS → XG へ変換しながら演奏します。

V1.51 以降は、GM (General MIDI) への変換モード、COM ポートへの直接出力モードも追加しました。
GM 変換モードは、XP や Vista 標準ソフトウェア MIDI での演奏を可能にします。
COM ポート直接出力により、MIDI ドライバが Vista 対応していない XG, GM でも、音源に RS-232C (シリアル) ポート端子があれば、COM ポート経由で演奏可能です。
いわゆる USB 経由仮想 COM ポートにも対応していますので (一部メーカを除く)、 9-pin シリアル COM ポートのなくなってしまったノート PC 等でも、USB → COM 変換器を併用することで、MIDI 演奏が可能になります。


他のツールに対する位置付け

このプレーヤは、リアルタイム変換であるため、SMF1 形式の MIDI データでもそのまま演奏できます。 他の変換ツールのように、演奏前に SMF1 フォーマットのデータを SMF0 へ変換しておく必要はありません。
MIDI データ種類の判別 (88/GS/GM/XG) は自動なので、どんどんリストに追加すれば、 各々適した変換処理で、連続演奏できます。

また、変換で対応している GS 独自コードの幅が広く (SysEx, ユーザインストゥルメント, ドラムパート割当て)、SC-8820 クラスまでの GS 音源の独自 SysEx で、他音源に変換対応可能なものは、可能な限りほとんどサポートしました。
いわゆる一般の変換ツールに比べて、 発音対応の自由度と再現性が高いことが特徴です。


シェアウェアですが…

このプレーヤは、Web 上で 88 用 MIDI データといっしょに自由に再配布して頂けるよう、実行ファイル単独の再配布・アーカイブへの添付を自由としています。
各人が作曲されたデータに添付しても良いですし、ユーザ便宜のために、各サイトに転載して頂いても構いません。

転載に際し、メールで許可を求めて頂く必要はありません。ドキュメントの添付も省略できます。
これらは、SC-88 系のデータが、各個人の好意によって配布されていることに対応するものです。

また、説明ドキュメント中にシェアウェアである旨を記載する必要もありません。
但し、実行ファイル転載時におけるウィルス等混入といった危険性をできるだけ排除するため、 一時配布元 (本サイト) 以外のサイトからの実行ファイル (.EXE) の再転載時は、説明ドキュメント中に 配布経路 (バックトレース可能な) の情報を残してください。




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Last update 2008.12.5
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