先読み設置ツール 『 Preimage Combi (プリメージュ・コンビ) 』 V1.07



Preimage Combi (プリメージュ・コンビ) V1.07 は、Web コミック、漫画、ストリームコンテンツの HTML に仕掛けて、次ページの画像やストリームファイルを、1つ手前のページで予め先読みさせる JAVA コードを設置するツールです。
本セットは、HTML 書換えツール (addPreimageCombi/delPreimageCombi) と、先読みアプレット (preimage.class) のセットです。

画像ファイルの先読みには JavaScript を使用し、テキスト HTML とストリームファイルの先読みには Java アプレットを使用します。Preimage と Preimage Lite の二つの機能を統合し、両者の長所を組合せました。

Internet Explorer (IE), FireFox, Safari, のような一般的なブラウザで、次ページの画像 (JPEG, GIF, PNG 等) が先読みできます。また、Opera のように Java Applet との連携が進んだブラウザでは、画像に加え、HTML, MID, MP3, MPG (MPEG), SWF (Flash) といったストリームコンテンツの先読みまでできます。

皆さんからのご意見・ご感想等も、お待ちしています。

なお、本セットは Windows ユーザ版です。Windows 用の自動設置ツールが含まれています。バー表示版、Mac 版は別配布 (近日公開予定) です。サポートHPよりダウンロードください。 (http://files.in.coocan.jp/finekit/)


使い方


・設置方法


HTML の自動書き換えツール addPreimageCombi を添付しています。 先読みを仕掛けたいページの HTML を、まとめて addPreimageCombi.exe のアイコンへドラッグ&ドロップすればOKです。

HTML のリンクを解析しながら、自動で HTML を書換えます。

複数の HTML ファイルをドロップできます (1〜5個程度)。Windows XP では一度に 20個程度ドロップ可能です。

一つのページから、複数のページへリンクされている場合には、どちらのページを先読みするかの選択肢 (Y/N) がでます。

書換え後に、フォルダごと FTP でアップロードし直せば、設置完了です。



・削除方法

添付の delPreimageCombi を使用してください。 addPreimageCombi と同じ要領で、HTML ファイルを、delPreimageCombi へドラッグ&ドロップしてください。
なお、delPreimageCombi は、過去の全バージョンの Preimage で設置されたコードの削除に対応しています。



・手動設置

メモ帳を用いて HTML を書換えれば、先読みは手動でも設置可能です。

画像の先読みには、JavaScript の Image クラスの src 指定を用いています。

画像以外の任意ファイル先読みには、preimage.class (添付) という Java アプレットを用います。
以下は、preimage.class を用いる場合の先読みの設置方法です。

サーバ上には、HTML ファイル、ストリームファイルといっしょに、 添付の「 preimage.class 」をアップロードしてください。

HTML ファイルの先頭付近には、<BODY> タグ中に
<body onLoad="document.preload.next()">
のように、「 onLoad="document.preload.next()" 」を追加します。

一方、HTML の末尾付近には、
<applet code="preimage.class" name="preload" width=2 height=2>
<param name="next" value="sample.mp3">
</applet>
の3行を追加します。

next 」 が、先読みしたいファイル名 (ここでは sample.mp3) の指定です。

先読みしたいファイルが複数ある場合は、上の 「 sample.mp3 」 の部分を、
<param name="next" value="sample.html; intro1.mp3; sample.mp3">
のように、「;」セミコロンで区切って、ファイル名を並べます。

相対パスの指定が可能なので、「 ./music/sample.mp3 」のように、ファイルが別フォルダにあってもかまいません。

「 width 」 と 「 height 」 は、任意の大きさが指定可能です。隠したい場合は、両方ゼロにします。

この指定によって、ストリームを含めた任意ファイルが、次ページをめくる前にロード (先読み) されます。
但し、アプレットを用いた先読みは、IE 5.5 以前 (Windows 版)、Netscape 4.7 以前 (Windows版・Mac版)、または Opera 8.0 以降 (Windows 版) でのみ、効果が発揮されます。

一方、JavaScript による画像の先読みは、上のブラウザに加え、FireFox や Safari を含む幅広いブラウザで効果を発揮します。



オプションパラメータについて


次の追加パラメータの使用が可能です。 <applet> 〜 </applet> 間に差し挟んで使用します。
  
  • 強制先読み
    例: <param name="wait" value="30">
    一定時間(ここでは= 30 秒)が経過したら、強制的に先読みを開始します。

  • デバッグ表示
    例: <param name="debug" value="on">
    エラーが起こったときなどに、原因を表示させて使用します。
    debug 時は、applet のサイズを width=600, height=80 程度に広げてください。
    なお、この debug を指定しても、アプレットが一面灰色のままで、ブラウザに JAVA エラーが表示されている場合は、アプレットそのものが全く動作していない場合です。この場合はアップロードの関係を見直してください。

  • ロード中の色 (バー表示版のみ)
    例: <param name="fgcolor" value="#FFC880">
    先読み中の表示色です。

  • ロード完了時の色 (バー表示版のみ)
    例: <param name="okcolor" value="#C8FF80">
    先読みが終了し、次のページが準備完了になったときの表示色です。

  • 棒グラフ表示 (バー表示版のみ)
    例: <param name="bar" value="100">
    <param name="bgcolor" value="#FFE4C0">
    先読みの進行状況を棒グラフ表示します。bar のパラメータには、バーの長さを指定します。
    バーの色は fgcolor と okcolor、バーの背景色は bgcolor で指定します。

  • 円形の指定 (バー表示版のみ)
    例: <param name="circle" value="16">
    <param name="bgcolor" value="#FFFFFF">
    アプレットの表示が、" ● " のように、円形のボタン状になります。
    円の直径(ここでは= 16 dot)が指定できます。
    なお、applet の width と height も 16 ドット程度に大きめに指定しておくと良いです。
    円の周囲の色は、bgcolor で指定します。



バージョン履歴

V1.01 初版
V1.02 複数ファイルの先読みに対応 (初公開版)
V1.02a 説明書きを修正 (簡易化)
V1.03 IE 4.7 バグへの対応改善。 AddPreimage V1.01 新規添付
V1.03a AddPreimage を V1.02 へアップデート
V1.03b,c 説明書きを修正
V1.03e delPreimage を新規添付
V1.04 先読み進行状況(棒グラフ)表示追加、デバッグ表示改善
V1.05 IE 5.0.2 〜 5.1.6、NN 7.0 での不具合を改善
V1.06 V1.05 での改善が不完全だった点を修正
V1.07 Java 2 互換に。Mac 版 IE, NN での不具合を解決
V1.07a 説明書きを修正
V1.07b AddPreimage を V1.07b へアップデート。タグ内のアポストロフィ区切り子に対応
V1.07c AddPreimage を V1.07c へアップデート。 ダイアログ表示改善。異なるサーバをまたがる先読みに対応。 次ページ選択の推測機能追加。
V1.07d AddPreimage, DelPreimage を V1.07d へアップデート。 他の HTML 編集ソフトによって BODY タグ中が書換えられた場合に、正しく判定できる様改善。
V1.07e AddPreimage, DelPreimage を V1.07e へアップデート。 他の HTML 編集ソフトとの相性をさらに改善。
V1.07f Lite 版と Applet 版を統合した Combi 版追加。<bgsnd> タグに対応。


サポートについて

最新版の公開、およびサポートは、 HP上で行っています。

    http://files.in.coocan.jp/finekit/

ご意見・ご質問時のご連絡先は、上記ページをご参照下さい。
設置に関する不具合については、必ず設置したページのアドレス (http://〜) をお書き添えください。
ただし作者は、本ソフトに関するサポートおよび改良・修正等の義務を一切負わないものとします。
著作権は維持します。逆コンパイル、無断転載および再配布は禁止とします。
また使用により生じた損害については免責とさせて頂きます。


サイト上での使用について

アプレットを Web サイト上に使用する際は、サイト上のどこかのページから、
http://files.in.coocan.jp/finekit/ へリンクください。
(任意のページ、任意の位置、小さい文字 (テキストリンク) で、どこか1ヵ所のみで結構です)。

例:

<font size="-2">using <a href="http://files.in.coocan.jp/finekit/" target="_top">Preimage</a></font>

Preimage に関して、リンクのご連絡は必要なく、またコンテンツの削除に伴うリンクの削除も自由です。お気軽にご使用ください。
その他使用制限は特にありません。


サンプル使用例

以下のアドレスに、使用例をあげています (期間限定)。設置のご参考に。

設置方法サンプル:
http://hp.vector.co.jp/authors/VA018771/page1C.html



Finekit
Last update 2008.7.15 for V1.07f
Copyright(c) F.Issiki 2002,2008