Old Topics [1999]


[12/21/1999] MPW 3.5f7
MPW Shell等、主要アプリケーションの開発バージョン3.5f7が、MPWの公式WWWサイトにおいて"Web-only release"として配付されていました。
コンパイラツールであるSC/SCppやMrC/MrCppも、そろそろ「正式」バージョンとしてアップデートされる最終段階に入ってきたようですね。
また、同時に配付された"MrC/MrCpp Plugins"というのはMetrowerks社の販売するCodeWarrior用のツール(?)ですのでダウンロードする必要はないと思います。

[12/14/1999] MPW Shell 3.5f6
MPW Shellの開発バージョン3.5f6が、MPWの公式WWWサイトにおいて"Web-only release"として配付されていました。
今回のアップデートではMPW Shellのエディタで"Windows/DOS"フォーマットのファイルを編集する際の不具合が修正されたようです。また、同時に配付された"CreateMake"ツールではSIOWアプリケーションのクリエータを'????'のかわりに'siow'と設定するようになったようです。

[12/09/1999]
MPWの公式WWWサイトにていくつかのツール等が同時に配付される際にそれぞれのファイルの公開日は異なっていますが、これはFTPサイトの上位階層ディレクトリから辿れる"Web-only release"用アーカイブにアップロードされた日時を表しているようです。
たとえば、前回の配付から新たに追加されているものを調べると、

Search-3.5b1.hqx                  57 Kb    Wed Dec  1 02:29:00
DumpCode-3.5b1.hqx                97 Kb    Mon Dec  6 22:42:00
SendAE-1.3b1.hqx                  44 Kb    Tue Dec  7 01:39:00
CreateMake-4.6b2.hqx              59 Kb    Tue Dec  7 22:27:00
SIOW-3.5b1.hqx                   130 Kb    Wed Dec  8 03:00:00
Shell-3.5f6.hqx                  971 Kb    Wed Dec  8 21:31:00

を確認することができます(おそらく現地時間)。
これらの追加されたファイルをダウンロードすることは可能のようですが、当然ながら"Release Notes"等は公開されていませんので個人的にはあまりお勧めできません。しかし、現在の開発を妨げている重要な不具合が新しいバージョンで改善されたことが"MPW-Dev"メーリングリストで発表された等、必要に応じて利用すべきときがあるかもしれません。

[11/25/1999] MPW Shell 3.5f5
先日、MPW Shell等、主要アプリケーションの開発バージョン3.5f4が、MPWの公式WWWサイトにおいて"Web-only release"として配付されていたのですが、その際に報告されていたMPW Shellのスクロールバーの不具合(サイズの大きなファイルを扱った際に垂直方向のスクロールボックス(thumb)が正確に動作しなかった。コンポーネントに含まれるファイル"MPW.Help"等をエディタで開くと確認できる)を修正したバージョンである3.5f5が新たに追加されていました。

[11/12/1999] MPW 3.5f3
MPW Shell等、主要アプリケーションの開発バージョン3.5f3が、MPWの公式WWWサイトにおいて"Web-only release"として配付されていました。
"Edit"メニューの"Format..."コマンドを選択すると表示される可動モーダルダイアログ("MPW-Dev"メーリングリストでは"giant eraser"と呼ばれていた)がアップデートイベント対応になりました。 :-)
また、MacOS9の"MultiUser"機能との不具合により、"non-owner"でのログインで"MultiUser"機能がアクティブの場合、MPWは起動できないようです。

[11/10/1999] 68K Debugger
68020以上のCPUなら動作するMPWではあるものの、68Kコード用のデバッガとしてAppleより提供されているソフトウェアのうち現在も開発が継続されているものは、開発者用サイト等を調べてみましたがどうやらMacsBug以外には見つからないようです。たとえば、MPWのFTPサイトにて配付されている"68K Mac Debugger"の"Release Notes"は最終修正日が1995年となっており、また、それに目を通してみると多くの不具合が残されたままのようです(現在調査中)。それとも、MacsBugだけでデバッグできてしまえるのかな?

[11/02/1999] MPW 3.5f2
MPW Shell等、主要アプリケーションの開発バージョン3.5f2が、MPWの公式WWWサイトにおいて"Web-only release"として配付されていました。
今回のリリースではPerlやAwkといったスクリプティング言語がSyntax Coloring機能を利用して編集できるようになったようです。

[10/21/1999] MPW 3.5f1
MPW Shell等、主要アプリケーションの開発バージョン3.5f1が、MPWの公式WWWサイトにおいて"Web-only release"として配付されていました。
また、同時にリリースされたツールのひとつである"MountVolume"の最新バージョン1.0d2では、MacOS9の"Keychain"と呼ばれる機能との不具合が解消されているようです。

[10/07/1999] MPW 3.5b2(Suite)
バージョン3.5b2以降のMPWでは「"StdCLib"のバージョン3.5d9以降が起動のために必要となる」と書きましたが、おそらくこれは(パス名からも予想されるように)PowerPC搭載機種に関しての情報と思われます。私のLC475では"StdCLib"関連のファイルを特に移動することなく、アップデート後もMPWが起動できました。しかし、それが68020以上のCPUを搭載したすべての作業環境に適合するかは当然ながら保証できませんので、「個人の責任」を前提としてアップデートされるようお願いいたします。

[10/06/1999] MPW 3.5b2
MPW Shell等、主要アプリケーションの開発バージョン3.5b2が、MPWの公式WWWサイトにおいて"Web-only release"として配付されていました。
"Release Notes"によると、この3.5b2が"3.5"という「正式」バージョンの最終候補になるそうです。また、これ以降のMPWでは"StdCLib"のバージョン3.5d9以降が起動のために必要となるようです("MPW-PR"のコンポーネントのなかにバージョン3.5d10があります。"MPW-PR">"Interfaces&Libraries">"RuntimeLibraries">"Power Macintosh Additions">"Mac OS 7.6 or Later">"StdCLib")。
やはり、"MPW-PR"へのアップデートは「必須」なのかもしれませんね。 :-)

[09/22/1999] "MacOS9"とMPW
"MPW-Dev"メーリングリストで、10月に販売が開始されるMacOS9ではMPWのバージョン3.5b1以降を使用するように、という告知がされていました。通例、MPWのバージョンは開発の中心となるMPW Shellのそれがそのまま反映されて用いられているようですが、1999年8月にリリースされた現行の"MPW-PR"のバージョンは3.5d9で、このままではMacOS9に対応しないことになります。そのため、MacOS9と互換性を保つためにバグ対策がなされたバージョン3.5b1のMPW Shellが、MPWの公式WWWサイトにおいて"Web-only release"として現在配付されています。
"Release Notes"を読むかぎり、MacOS9上での使用で不具合がありそうなのはMPW Shellだけのようですが、サイトのトップページには常に最新の「開発」バージョンが置かれていますので、定期的にチェックされることをお薦めします。また、各ファイルはそれぞれ個別にダウンロードするようになっていますので、自分の開発環境に必要なファイルを選んでアップデートすることになります。

[09/14/1999] パス名の取得法
"MPW-Dev"メーリングリストで、"特定ファイルまでのパス名を取得する方法"が紹介されていました。
しかも、その方法が実にMac-likeで、パス名を知りたいファイルのアイコンをWorksheet上にドラッグ&ドロップするだけ。あまりに「簡単」なので、このページで紹介するまでもないかなと思いましたが、これって意外と知られていないTipsのひとつなのでは? :-)

[09/01/1999]
MPWに関する日本語の文献が、株式会社アスキーより"MacPower Books"というシリーズの一部として出版されていたそうです(現在はいずれも廃刊?)。
以下に概略だけですが列挙しておきますので、興味のある方は探されるとよいでしょう。

『MPW VOL.1』            (Apple Computer著/19901219刊/\8544/ISBN-4-7561-0945-4)
『MPW VOL.2』            (Apple Computer著/19901219刊/\6602/ISBN-4-7561-0946-2)
『MPW C』                (Apple Computer著/19901219刊/\5631/ISBN-4-7561-0947-0)
『MPW Object Pascal』    (Apple Computer著/19911217刊/\8544/ISBN-4-7561-0951-9)
『MPWプログラミング講座』(Handmade Intelligence著/19920804刊/\3689/ISBN-4-7561-0963-2)


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