Mini-Z電飾法
09 Nov 2000
製作方法を詳しく解説!
というわけでこのページでは、私の行っている電飾法をもうちょっと詳しく解説します。
注意!:本方法でミニッツの改造を行った際、誤配線やショートなどによりシャシー本体が破損する場合があります。この時、メーカーの保証や修理が受けられなくなる場合がありますのでご自分の責任の範囲においてお願いいたします。また、本ページの記述に関してHP管理者、かわにしは一切の責任を負わないものとします。
必要な部品
○制御ユニット
PIC12C509を使った点滅制御ユニットです。
回路図
ソースファイル
PICについて詳しくはこちら
○LED
赤X2、白X2
秋月電子通商で売っています
○配線コード
○LED固定用ウレタン材
○適当な2Pコネクタ
必要な工具
○ クラフトナイフ
○ ハサミ
○ ドリル(3mmくらい)
○ ニッパ
○ ハンダゴテ(15Wくらいの精密用)、ハンダ
○ エポキシ接着剤(2剤混合、5分硬化型がいいと思います)
○ 配線固定用テープ、両面テープ
電飾製作法
(1) ボディのライト部に穴開け加工をします。
ヘッドライトおよびテールランプ部のクリアーパーツを外し、光らせたい大きさに穴をあけます。まずドリルで数カ所穴をあけてから、それらをつなぐようにカッターで削っていきます。穴を広げていき、最終的な形に整えます。
クリアパーツは固定用の棒状部分を切り取り、ボディの穴にエポキシ接着剤で固定します。
(2) LEDを固定します
。前に白LED、後ろに赤LEDを配置します。ウレタン材を適当に切り、マウントを作ります。カットしながらLEDの角度を調節します。また、シャシーに取り付けたときにタイヤなどと干渉しないようにします。
フロントはボディの種類によって搭載スペースが異なるのでマウントも工夫が必要です。比較的余裕のあるインプレッサ,ランエボの場合は10X6X6mmくらいのブロックを横長にしてこれにLEDの足をさして固定できます。GTR+スポンジタイヤの場合スペースに余裕がないので、もっと薄いブロックにくぼみをつけて、この上に接着します。リアはランプ面に垂直に接着する必要があるので、ドーナツ型のマウントを作り接着します。すべてエポキシ接着剤で固定します。接着剤を大目に使い補強します。LEDのリード線はまだ残しておきます。
フロント:エボリューションの例 |
フロント:GTRの例 |
リアの例 |
(3) シャシーに電源線を取り付けます。
○シャシー上部カバーを外します。
○シャシー上部に約3mmの穴をあけます。コネクター(メス)のついたリード線を、コネクタ部が外になるように通します。
○基板後部のP1、P4にリード線をハンダ付けします。P1(下図右側の黄矢印)が+4.8Vで白いコードが、P4(下図左側の黄矢印)がGNDで黒コードが出ています。細かいのでショートしないよう気を付けます。P1側がプラス、P4側がマイナスになりますのでコードの色を覚えておきます。接点へのハンダづけが難しいようでしたらそれぞれの接点から出ているリード線の途中で部分的に皮膜をむき、そこにハンダづけしてもいいと思います。
○シャシー上部を取り付けます。
(4)制御ユニットとLEDの配線、取り付けを行います。
○ボディを裏返して、ユニットを天井の真ん中当たりにおいて、配線のとりまわしを考えます。下図のような配線にしたときにちょうどよい長さになるようにリード線を切断します。
あるいは、
○LED間の配線を行います。LEDの足は長いほうがプラス(アノード)、短いほうがマイナス(カソード)です。リード線を使って、ヘッドライトのマイナスどうし、テールランプのマイナス同士、テールランプのプラス同士をそれぞれ接続します。LEDの足は適宜折り曲げ、コンパクトに収まるようにします。
○制御ユニットからの配線を行います。白LEDのプラスX2本(Front1, 2)、白LEDマイナスX1(GND)、赤LEDプラスX1(Rear)、赤LEDマイナスX1(GND)の計5本をLEDにハンダづけします。余分なLEDの足は切断します。
○制御ユニットを両面テープで天井に固定し、配線もグラステープなどでボディ内側に固定します。
この電飾は初期バージョンのため,ヘッドライト部の配線が上図とは少し異なっています。(並列になっている)
以上で完成です!電源コネクタを接続し(+-に注意してください)、シャシー側のスイッチを入れると点灯、点滅を一定間隔で繰り返します。点灯しない場合はすぐに電源スイッチを切り、配線をもう一度確認してください。
電飾製作記はこちらもご覧ください
(1)ランエボの電飾
(2)インプレッサの電飾