文部科学省の 「学校教育の情報化推進計画」 では、平成17年までに 「全ての公立小中高等学校等の、全ての学級のあらゆる授業において教員及び生徒がコンピュータやインターネットを活用できる環境を整備する」 ことになっています。
この計画のもと,全国の学校でコンピュータの導入が進んでいますが,みなさんの学校ではコンピュータ機器は導入されているでしょうか? 私の住んでいる地域では,小・中高等学校にすばらしい機器が導入され,実際に稼働しています。
これだけの機器が揃っていれば児童・生徒は存分にITに関する学習ができるのでは?と思えますが,実際に使用してみると多くの問題点が見えてきました(下の表)。 そして,この問題点の多くの部分は,コンピュータの設定によって解決できることも分かりました。
そこで,その問題点を克服でき,しかもメンテナンスに手間と時間のかからないネットワークシステムについて考えました。(実際にこのシステムを運用しているところからは,好評を得ています)
(このWebページでの記述は,WindowsNT又はWindows2000サーバ + Windows98のシステムであり,TCP/IPプロトコルで接続されていることを前提としています。)
使用上の問題点について
- 壁紙やスクリーンセーバを勝手にセットする
- ディスクトップアイコンを削除したり作ったりする
- スタートメニューを消してしまう
- ディスクトップアイコンを変更してしまう
- ディスプレイの設定を変更してしまう
- デバイスマネージャなどシステムに損傷を与える部分をいじくる
- エクスプローラ操作中に誤ってシステムに必要なファイルを削除してしまう
- プリンタの追加や削除を実行してしまう
- ネットワークを通してアクセスして欲しくないコンピュータやデータにアクセスする
- FDに入りきらない大きなデータを作成してしまい,保存に困る
- データのバックアップできない(教師が)
- ネットワーク経由での保存の場合,他人のデータを消したり改変してしまう
- ローカルコンピュータに保存の場合,他人のデータを消したり改変してしまう
- ローカルコンピュータに保存の場合,コンピュータのメンテナンスができない
- データの保存場所が難しくて生徒に分かりにくい
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機器の導入とともに,細かなサポートも行政の方で契約していただければ大変助かるのですが,そうなっていないことが多いようです。(違うところがあったらごめんなさい)
知識と時間のある「コンピュータ管理者」が学校内にいればよいのですが,両方を兼ね備えている先生はいないようです。従って,コンピュータの整備は 「部活動と学級事務が終わって夜の遅い時間」 又は 「土曜日・日曜日の部活動が終わってからの時間」 にボランティア残業で行われているのが現状です。
そこで,時間のない先生が,このシステムを構築しユーザやユーザのデータを管理する手助けをするために「ユーザ君」をを作成しました。
「ユーザ君」を使うとEXCELシートに学年・組・番号・氏名・パスワードを準備するだけでサーバにユーザ登録し,それぞれのユーザ専用にフォルダを作成し,そのフォルダにアクセス許可を設定した共有を設定を行います。サーバの性能にもよりますが,500人分で10分もあれば終了しますので,時間のない先生もユーザ登録等のサーバ設定をすることができます。さらに,登録の設定を保存しておくことができますので,EXCELシートに記入している内容以外のデータや知識はほとんど必要ありません。
3月の卒業時には,登録時に使用したEXCELシートを準備することにより該当ユーザをサーバ上から削除し,同時に該当ユーザ用の共有フォルダの共有を解除します。(学年や組の名前でユーザを抽出して削除することも可能)
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