ソケットとは?


ソケットとは、ネットワークにデータをやり取りするプログラム・インターフェースです。

ソケットに書き込んだデータは、宛先のソケットから取り出せます。

ソケットにはコネクション指向のものとコネクションレスのものとがあります。

コネクション指向のソケットをTCP、コネクションレスのソケットをUDPといいます。

コネクション指向のソケット(TCP)は、その名の通り、セッションの開始/終了を行います。
セッション確立後は、必要に応じてデータを送信したり、受信したりすることができます。
コネクション指向のソケットが他の通信(たとえばSNA)と大きく異なるのは、全2重通信であるということです。
そこでは、データの送信/受信に際し、送信側/受信側という概念はありません。 必要な時に送信し、必要な時に受信が出来ます。

コネクションレスのソケット(UDP)は、セッションを確立することはなく、同時に一つのメッセージのみしか転送できません。 データの宛先を指定して、データを送り出すのみで、相手が受けたかどうかは確認しません。

また、ソケット・ファミリーについても、何種類かあります。

現在、最も一般的なものは、インターネット接続のための AF_INET です。

他にも、UNIXで用いられていた AF_UNIX などもありますが、UNIX(特にSystemX系)以外のプラットフォームではあまり普及していません。

SOKRPGは、ソケット通信のうち、最も一般的な AF_INET の TCP/UDP の両ソケットについてサポートしています。


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