RFC959 FILE TRANSFER PROTOCOL (FTP)

FTPモデル

• PI ...protocol interpreter
• DTP...data transfer process

解説:

つまり、ftpでは、コマンドのやり取りを行う制御用の通信と、データのやり取りを行う通信とは、各々独立して ｔｃｐセッションを開始します。

データコネクションは、どちらから初めても構いませんが、通常はServerからクライアントに接続に行きます。
逆にデータコネクションをクライアントから接続しに行くモードをPassivモードと呼びます。

データコネクションの受信側はSocketをオープンし、コネクションをListenし、そのListenポート番号を相手先に ftpコマンドのレスポンスとして通知します。（PORTコマンドまたはPASVコマンド）

通知を受けたポートをＰＩからＤＴＰが受け取り、コネクションを開始し、各々のファイルシステムＩ／Ｏを行います。

各ＰＩは、ＤＴＰの状況を監視します。

当サンプルプログラムでは:

• PASVモードを使用しています。
  （切り替えのロジックは入っていません。PasvモードをサポートしていないFTPサーバーでは、通信出来ません。）
• 通常は、User Interface ＝＞ User PIの部分は、対話式にftpサブコマンドを投入できますが、当サンプルでは、 下記の様に、プログラムごとにあらかじめ準備された、固定された順番でftpサブコマンドを実行します。

  SNDFTPF
  

  USER,PASS,PASV,CWD,PWD,TYPE,STOR,QUIT

  RCVFTPF
  

  USER,PASS,PASV,CWD,PWD,TYPE,RETR,QUIT

  QRYFTPF
  

  USER,PASS,PASV,CWD,PWD,TYPE,NLST,QUIT

• シフトJISとEDCDIC(CCSID 5035)の変換をプログラムの中で行っていますので半角カタカナ(CCSID 290)は文字化け してしまいます。