1.今までの検索サイト1.今までの検索サイト
2.Googleは何故いけない?
3.Lycosをそのまま使えないわけ
日本人にとっての検索サイトの大きな転換点はは主に3つあると考えます。2.Googleは何故いけない?1.Yahoo!の誕生
「インターネット上での検索」という概念を初めて具現化したことは言うまでもありません。
2.gooの誕生
質のYahoo!と量のgooと言われた時期がありました。
とにかく膨大なあらゆる情報をユーザーに提供し、それをユーザーに選択させようとした
ことは評価されます。3.Googleの誕生
検索サイトの裏をついたスパムサイトが増えてしまう中で
「質と量」を両立させたGoogleは現在まで検索サイトの定番となっています。
かく言う私もGoogleが日本に上陸した直後からずっと使いつづけています。3.Lycosをそのまま使えないわけ
しかし最近Googleに微妙な変化が生じていると思うのです。それは広告の登場です。AdWords Selectと名乗るこのプログラムは、
広告主がGoogleに広告代を払う事によって、
指定のキーワードによる検索の結果、自社のサイトを最上位に位置させるサービスです。例えばGoogleで「外貨預金」と検索して見てください。色で強調されたCITI BANKへのリンクが
最上位に表示されるはずです。検索サイトは「検索」のサービスだけを提供しても儲かりません。
当然広告収入に頼らざるをえず、また逆にそれによって
我々は無料で検索サービスを受ける事ができるのです。しかし、Googleは他社の検索サイトに検索エンジンを提供する事をビジネスとしていたので、
何の広告もないシンプルなページを実現してきました。
「Google」というサイト自体が自社の技術力を誇示する「広告」と言えたのかもしれません。ただ、そういったビジネスモデルを続けるには「Google自体が強くなりすぎた」のです。
現在はYahoo!ですらGoogleがエンジンを提供しています。
また、おそらくネット利用者の中でGoogleサーチを直接、しかも無料で使う人は
相当な割合に上る事でしょう。
Googleが利用者から何の利益も還元できないということになれば、
それはそれでビジネスモデルの崩壊にもつながりかねません。そうした意味でGoogleがAdWords Selectを始めたのは営利企業としてごくごく当然のことです。
しかし、そうは言っても検索の結果はフェアでなくてはならないと考えるのです。
インターネット上で数多存在するサイトの中からキーワードを拾い出す、
というプロセスは機械的かつ公正でなくてはいけません。
そしてそれを具現化したサイトこそGoogleだったのです。
「信頼のおけるサイトからリンクされているサイトは等しく信頼できる」
という手法でGoogleはすばらしく知的な好奇心を私たちに満たしてくれました。このAdWords Selectは「検索」そのものに広告を添付しているので、
「広告」と「広告の閲覧者に対してのキックバック(ここでは検索結果)」を意図的に混同させています。
言ってみれば「製品の広告」と「芸人の芸やゲストのおしゃべり(利用者へのキックバック)」を混同させている、
深夜のテレビショッピングのようなものです。
毎日朝から晩までテレビショッピングまがいの検索結果ではたまったものではありません。他のサイトの片隅に貼ってあるバナー広告などとは違い、そうした意味で、悪質なものだと思うのです。
さて、では代替の手段はあるのか?
というと、現時点では私はLycosを進めます。
アメリカでは「Googleの最大のライバル」「Googleキラー」とまで言われるようになった
Wisenutを検索エンジンに使っているからです。
Wisenutは検索の質がGoogleと同様に良好でありつつ、
AdWords Selectのような広告プログラムも無く、さらには検索キーワードを
種類別に分類してくれる「検索結果を分類したフォルダ」というのを検索結果に表示してくれます。例えば「カーネーション」という単語を検索すると今までだったら、
「カーネーションという花」
「カーネーションという音楽グループ」
「カーネーションというサークル名」
等、様様な「カーネーション」と呼ばれるものをごっちゃに表示してくれました。
それを、Lycosだったらきれいに振り分けてくれます。しかしそんなLycosにも多少の欠点があります。
ホームページにShockWaveが貼り付けられていて重いのです。
それを解消するために私はLycosWingを作りました。
私のWebの更新告知があるだけで(笑)、非常に良心的なつくりです。Vector様のご好意により広告もつきません。
(ご恩返しの意味でVector様のバナーだけは貼っときます)ぜひあなたのホームページへどうぞ。
関連リンク
http://www.google.co.jp/Lycos
http://www.lycos.co.jp/WiseNut
http://www.wisenut.com/