1IFA 解説(Japanese only)
1IFA, Interferon beta (murine)
このPDBエントリはアルファ炭素のみのエントリのため、残基内部のアルファ炭素以外の
原子は定義されていません。そのためそれらを表示するメニューを実行しても何も表示
されないか、またはアルファ炭素しか表示されません。
インターフェロンはサイトカインとよばれる低分子のタンパク質の一種で、ある一種類のウイルスに
感染した細胞はその他のウィルスに感染しにくくなる事から、抗ウイルス作用をもつタンパク質として
発見されました。
インターフェロンにはT型とU型があり、T型インターフェロン(α、β等)は宿主細胞
のウイルス抵抗性を高める作用が強く、U型インターフェロン(γ)は免疫系の防御機能
を調節して抗腫瘍作用や感染防御作用などを高める作用があります。
インターフェロンはこのような性質を持つため、治療薬としての研究・開発が試みられて
きましたが、発熱や倦怠感を引き起こしたり骨髄の血球細胞産生を低下させる等の重い
副作用があります。
それでも、慢性肝炎(B型、C型)、多発性硬化症、HIV感染症、骨髄性白血病、悪性黒色腫
などについて米食品医薬品局(FDA)の認可済み、または臨床応用検討中になっているようです。
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