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PCスピーカ用電源
・はじめに
PCを使用していると本体の電源だけでなく,周辺機器の電源も数多く使用します.
その中でも大きなアダプタは隣のコンセント塞いだりして面倒です.
そこで,アダプタ電源であることが多いPCスピーカの電源をPC内部から供給する基板を製作しました.
・仕様
電源の供給元は,HDDなどを接続するコネクタの+12[V]ラインです.
三端子レギュレータにLM7809を用いたので,出力特性は+9.0[V],max1.0[A]です.
機器側端子にアダプタのメス端子を使用しました.
その為,オス-オスケーブルを自作する必要がありますが,アダプタ形状を自由に変更できます.
電源供給はPCの電源と連動するので,PCの電源が入っている間のみPCスピーカが動作するので便利です.
・完成写真
Fig. 1に完成写真を示します.
写真から分かるように,回路構成は三端子レギュレータを用いた一般的な回路なので,詳しい説明は省きます.
Fig. 1 完成写真
Fig. 1 完成写真

出力側は未接続にならないように,パイロットランプを兼ねてLEDをつけました.
・最後に
出力側にLEDをつけることで特性が悪くなるのかもしれません.
詳しくはわかりませんが,使用環境で用途を満たし正常に動作しているので問題ないでしょう.
完成し,いざPCケースに収めようとしたところ,なんとPCIバスに接触してしまいました.
これぐらいの位置なら大丈夫だろうと正確に測らなかったのが失敗でした.
しかし,PCケースの一番外側のPCIバスが干渉しない位置に取り付けることで解決しました.